すみだ水族館の楽しみ方完全ガイド

すみだ水族館の楽しみ方完全ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

すみだ水族館は、東京スカイツリータウン®︎内にある完全屋内型水族館だ。
東京スカイツリータウンでのショッピングやグルメを楽しみながら、ふらっと立ち寄れる公園のような憩いの場所。
この記事では、すみだ水族館の見どころや外せないとっておきの情報をご紹介。
お出かけ前にチェックして、すみだ水族館の魅力を余すことなく満喫してほしい。

「すみだ水族館」の特長

東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」、都営浅草線・東京メトロ半蔵門線・京成線・東武線「押上駅」直結の東京スカイツリータウン®︎の5階・6階のフロアに位置する「すみだ水族館」。
“近づくと、もっと好きになる。”をコンセプトに、260種類7000点ものいきものが展示されている、完全屋内型水族館だ。
「自然水景」「クラゲ」「サンゴ礁」「ペンギン」「アクアベース」「小笠原」「江戸リウム」「オットセイ」のエリアがある。
5・6階のフロアをまたいで吹き抜けの展示となっているので、いきものを間近で見ることも、俯瞰して観察することもできる。

東京スカイツリータウン®︎ 5・6階にある「すみだ水族館」
東京スカイツリータウン®︎ 5・6階にある「すみだ水族館」

「すみだ水族館」の見どころ5選

1. 神秘的で非日常を感じる「クラゲエリア」

常時約14種類の大小さまざまなクラゲが観察できるエリア。
ここで暮らすクラゲは全てすみだ水族館で生まれた個体だ。
特におすすめなのは水盤型水槽「ビッグシャーレ」で、足元にミズクラゲが約500匹泳ぐ姿は圧巻だ。多様な色に変化する照明はクラゲの美しさをより際立たせ、幻想的な空間を作り出している。

また、5階と6階をつなぐ万華鏡トンネルにもクラゲを展示。
座ってゆっくり観察できるほか、光の美しさから撮影スポットとしても好評だ。

入口では「パシフィックシーネットル」がお出迎え
入口では「パシフィックシーネットル」がお出迎え
幻想的なクラゲの展示
幻想的なクラゲの展示
クラゲの上に立てる長径7mの「ビッグシャーレ」
クラゲの上に立てる長径7mの「ビッグシャーレ」
「万華鏡トンネル」ではゆっくり座ってクラゲを観察できる
「万華鏡トンネル」ではゆっくり座ってクラゲを観察できる

2. ユーモラスな姿を観察できる「ペンギンプール」

50羽以上のマゼランペンギンが見られる完全屋内開放型のペンギンプール。
2層吹き抜けの開放的な空間で、上下左右さまざまな角度からペンギンを見ることができる。
照明はできるだけ自然界に近い環境になるよう朝・昼・夜と時間の移り変わりや季節に夜日照時間の変化がある。昼は元気に泳ぐ姿が、夜は眠っている姿が見られ、ペンギンたちのさまざまな表情に出会える。

完全屋内開放型のペンギンプール
完全屋内開放型のペンギンプール
5階からは泳ぐ姿を見上げられる
5階からは泳ぐ姿を見上げられる
かわいいペンギンを間近に
かわいいペンギンを間近に
5階のペンギンプールとアクアベース
5階のペンギンプールとアクアベース

ペンギン観察をより楽しくするのが「すみだペンギン相関図」なるボードだ。
ここには、ペンギンの名前と写真、性格、ペンギン同士、飼育スタッフとの関係性が書かれていて、夫婦、元恋人などユニークな情報が満載。人間模様ならぬ、ペンギン模様がおもしろい!

ペンギンたちの個人情報が満載
ペンギンたちの個人情報が満載
相関図はQRコードを読みとれば英語版で解説
相関図はQRコードを読みとれば英語版で解説

3. 小笠原諸島の海をテーマにした「小笠原大水槽」

小笠原諸島とは、東京都に属する約30の島々からなる群島。東京都心から南1,000kmに位置し、独自の生態系が形成され、2011年には世界自然遺産にも登録されている。小笠原大水槽は、小笠原諸島の海を、いきものはもちろんのこと、「ボニンブルー」と呼ばれる色まで再現している。シロワニ(サメ)やマダラエイなど約45種450点もの魚が泳ぐ大迫力の水槽は
眺め没入感があり、まるで小笠原の海を覗き込んでいるかのような気分に。

「小笠原大水槽」の前のイスでゆっくりと観察
「小笠原大水槽」の前のイスでゆっくりと観察

2023年に新設された「オガサワラベース」では、アオウミガメの赤ちゃん2頭を飼育。すみだ水族館では開業当時から小笠原村と連携し、アオウミガメの保全活動に取り組んでいる。この水槽で、外敵に襲われにくい大きさに成長するまで約1年間育て故郷の海へ還している。

小笠原からやってきたアオウミガメの赤ちゃん
小笠原からやってきたアオウミガメの赤ちゃん

4. 飼育作業を間近で観察できる「アクアベース」

飼育作業を間近で見られるオープンスペース。
「キッチン」と「ラボ」の2つからから構成されている。
「キッチン」では飼育スタッフがいきものたちのゴハンを準備する様子を間近で見ることができる。
一方の「ラボ」では、クラゲの飼育設備や成体になるまでの成長過程、繁殖活動を観察することも可能だ。
飼育作業の観察や飼育スタッフとの会話を通じて、いきものへの理解が深めることができる。

クラゲの成長過程を見守れる「ラボ」
クラゲの成長過程を見守れる「ラボ」
ラボにてクラゲの飼育の様子
ラボにてクラゲの飼育の様子

5. ADAが手がける「自然水景」

ネイチャーアクアリウムを提唱する「アクアデザインアマノ(ADA)」が制作、管理している水槽で構成されたエリア。石や流木、水草の配置など細部まで緻密に計算し作り出された水景は、まるで自然を再現した偉大なアート作品のようだ。
ADAが手がけた水槽が見られる水族館は、東京(すみだ水族館)、ポルトガル、札幌の世界で3ヶ所だけ。多くのアクアリストが憧れる、ADAファン必見の注目スポットだ。

入口すぐにある「自然水景」
入口すぐにある「自然水景」
英語の解説もある展示ボード
英語の解説もある展示ボード

「すみだ水族館」のフォトスポット

シャッターチャンスを狙うならココ!「江戸リウム」

金魚の原点と言われるワキンや優雅に伸びるヒレが美しいリュウキン、頭部に肉瘤をもつランチュウなど、約15品種の多様な金魚を展示している。江戸をテーマに、和を感じられる趣向を凝らした装飾が施され、いかにも日本らしい写真が撮影できるのも魅力だ。

日本の文化に触れられるエリア
日本の文化に触れられるエリア
移動型金魚屋台の展示
移動型金魚屋台の展示
上や横からの角度で金魚が見られる
上や横からの角度で金魚が見られる

「すみだ水族館」のとっておきグルメ

かわいらしいスイーツでひと息「ペンギンカフェ」

水族館内5階に併設されているカフェスペース。
ナポリタンやチーズドッグなどの軽食やドリンク、海洋生物をモチーフにしたスイーツなどのメニューを取り揃えている。
ペンギンの水槽横にもテーブルとイスのイートインスペースがあり、ペンギンたちが泳ぐ姿を眺めながらホッとひと息つける。

泳ぐペンギンのすぐ横で休憩
泳ぐペンギンのすぐ横で休憩
「ぷかぷかオットセイココア」と「ペンギンドーナツ」
「ぷかぷかオットセイココア」と「ペンギンドーナツ」

まだまだ出会える! 水辺の生き物たち

オットセイの華麗な泳ぎをチェック

屋内開放型の水槽で出会えるのは「ミナミアメリカオットセイ」。
ここではオットセイたちがのんびりとくつろぐ姿や、水中をなめらかにターンする泳ぐ姿をさまざまな角度で堪能できるのだ。
きらきらと輝く水中を華麗に泳いでいるオットセイたちの姿をさまざまな角度から堪能できる。

水槽越しでもダイナミックさが伝わるオットセイ
水槽越しでもダイナミックさが伝わるオットセイ
オットセイトンネルで華麗なオットセイの泳ぎを下から見物
オットセイトンネルで華麗なオットセイの泳ぎを下から見物

巣穴から顔を出す愛らしい「チンアナゴ」

6階の「サンゴ礁」エリアにあるのが「チンアナゴ水槽」だ。
チンアナゴのほか、ニシキアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールの3種が生息している。
それぞれ顔つきが違うので好みの個体を探してみるものいい。

砂からひょっこり顔を出す「チンアナゴ」
砂からひょっこり顔を出す「チンアナゴ」

「すみだ水族館」鑑賞後はキュートで個性的なおみやげ探し

「ミュージアムショップ」でオリジナルグッズを手に入れよう

いきものたちを存分に楽しんだ後は併設の「ミュージアムショップ」へ。
ここにはいきものたちのぬいぐるみや小物、ガチャガチャ、ぬいぐるみくじなど、楽しいアイテムがいっぱい。江戸切子や木目込み人形など日本の伝統工芸品とのコラボレーション商品などもある。
ここでしか手に入らないオリジナルグッズも多いので、ぜひチェックしてみて。

「ミュージアムショップ」でお買い物
「ミュージアムショップ」でお買い物
チンアナゴのぬいぐるみが当たる「ぬいぐるみくじ」
チンアナゴのぬいぐるみが当たる「ぬいぐるみくじ」
かわいいペンギン型のおみくじ
かわいいペンギン型のおみくじ
すみだ水族館オリジナルのカプセルトイ
すみだ水族館オリジナルのカプセルトイ

まとめ

すみだ水族館の見どころ、魅力を紹介してきたが、いかがだったろうか。
都心にいながら自然の美しさや多様ないきものたちに出会える憩いの場でもある。
紹介した常設展示はもちろんのこと、季節の展示もみどころ。何度でも訪れてほしい水族館だ。