自然景観と温泉を楽しもう!群馬の厳選観光スポット27選
群馬を観光するなら、自然に恵まれた美しい景観と温泉は外せない。
風光明媚な観光スポットから、迫力ある大自然を体感できる観光スポットまで、様々な自然景観を楽しめる。
また、日本でも指折りの温泉地がいくつもあり、様々な泉質や露天風呂を楽しめるため、何泊しても飽きないだろう。
魅力あふれる群馬を観光するなら、必ず訪れてほしい観光スポットや温泉地、お勧めの温泉旅館をご紹介。
目次
群馬ってどんなところ?
日本の関東地方に位置し、日本列島のほぼ中央にある群馬県。
上毛三山などの山々や利根川などの清流など、自然に恵まれている。
群馬の風光明媚な観光スポットは観光客を魅了してやまない。
草津温泉や伊香保温泉など、日本国内でも屈指の温泉地が集まっており、保養地としても群馬は人気だ。
群馬のおすすめの観光シーズンは?
群馬を観光するなら冬がおすすめ。
寒い冬に名湯に浸かれば、群馬はまさに極楽。
万座温泉の近くには、万座温泉スキー場があるため、スキーと温泉どちらも楽しめる。
スキーと温泉が好きな方は、ぜひ冬に訪れてほしい。
群馬の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): コートや薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
群馬への移動方法は?
群馬観光の主要交通手段
電車とバス、どちらも利用することでストレスなく群馬を観光できる。
高崎を起点に両毛線・信越本線・上越線と3つの路線が走る鉄道と、主な観光エリアである、吾妻・利根沼田・県央・西部・東部ごとに充実した観光バスや路線バスを利用して、群馬の自然景観を楽しみながら、観光スポットを巡ろう。
群馬に行くなら外せない!厳選観光スポット12選
山々に囲まれ、自然溢れる群馬県。
滝・川・高原・渓谷・湖など、様々な自然景観が県内だけで楽しめる。
それだけでなく、ファミリーでも楽しめるスポットや、建造物と自然が調和した景観も魅力の一つだ。
自然溢れる群馬の中でも、特に訪れてほしい観光スポットを厳選して紹介しよう。
1. 吹割の滝
通常、滝の観光名所と言えば見上げてそのダイナミズムを感じるもの。
しかし吹割の滝は一味違う。
滝を見下ろしながら自然の雄大な力を感じることができる、非常に珍しいスポットだ。
滝の落差は7m、横幅が約30mもあることから「東洋のナイアガラ」とも称されている。
大岩の間を豊富な水が流れ、音を立てて水しぶきをあげる迫力は圧巻だ。
2. 榛名神社
群馬県の中央部、関東平野の北側にそびえる榛名山は、赤城山、妙義山とともに「上毛三山」と呼ばれる、群馬県を代表する山のひとつ。
山の南西麓には榛名神社があり、創建は6世紀とされる。開運、商売繁盛などのご利益があるといわれ、最近では縁結びのパワースポットとして人気がある。
3. 群馬サファリパーク
大塩湖に隣接する丘陵地に作られた広大な自然動物園。車やバスの中から、キリンやホワイトタイガー、ライオンなど、約100種類の野生動物を間近で見ることができる。
園内のバスは、ライオン&草食動物たちにエサをあげる迫力満点のエサやり体験バスや、サイの形をしたバスなどもある。
4. こんにゃくパーク
こんにゃくの生産で有名な群馬県。
その生産量は全国の9割を占めるといわれている。ここは、そんなこんにゃくの聖地にあるこんにゃく専門のテーマパークだ。
パーク内にある工場では、「板こんにゃく製造ライン」、「しらたき製造ライン」、「デザート製造ライン」の3つを見学することができる。
5. 妙義山と妙義神社
上毛三山で一番西側、長野県寄りに位置する妙義山は、約600~400万年前の火山活動の後に、風化や浸食により鋭く険しい独特の山容ができたといわれる。
「日本三奇勝」のひとつ。
いくつものピークがあり、最高峰は相馬岳(1104m)。上毛かるたでは「紅葉に映える妙義山」とうたわれ、赤い紅葉が険しい山肌に映え独特な美しさで迫る様子を、山国群馬の誇りとともに読んでいる。
6. 谷川岳
標高1,977m、その鋭く美しい佇まいで訪れる人々を魅了する谷川岳。
夏はトレッキングやハイキング、冬はスキー場として賑わう。
周囲の山を一望できる展望台や、二時間半ほどで谷川岳山頂に到着できるハイキングコースも整備されているので、束の間、下界を忘れて“天空の楽園を”満喫してはいかがだろう。
7. 赤城山、赤城神社
「裾野は長し赤城山」とうたわれ、富士山に次ぐ裾野の長さを誇る。
主峰の黒檜山(1828m)を中心にカルデラの周りを複数の山が取り囲み、この峰々を総称して赤城山と呼ぶ。
古くからの信仰を集め、山麓には多くの赤城神社がある。
冬の関東地方に吹く特有の北風(空っ風)は、この地域では「赤城おろし」と呼ばれる。
8. 富岡製糸場
2014年に世界遺産に登録されたことで世界に注目されるようになった「富岡製糸場」。
その歴史は古く、明治維新後まで遡る。当時、明治政府は産業や科学技術の近代化を計画。
その資金を調達するために力を入れたのが、生糸の輸出だった。
そして明治5年(1872年)に日本初となる本格的な器械製糸場として、この「富岡製糸場」が建てられた。
9. 鬼押出し園
上信越高原国立公園・浅間山北麓ジオパーク内にある、大自然が作り上げた奇勝。
天明3年(1783)に起こった浅間山の噴火活動によって溶岩が流出。
冷えて固まった塊状の溶岩が辺り一面に広がり、独特の景観を生み出している。
10. 奥四万湖
四万川ダムによりつくられた湖。JR「中之条」駅から車で約30分、国道353号線を北上し最終地点まで山奥深く進むと見えてくる。
この湖の色は、神秘的な青色をしており、コバルトブルー、インディゴブルー、ターコイズブルーなど季節や時期によって変わる、青の世界を見せてくれるのが特徴。
11. 四万温泉
三国山脈を源とする四万川の上流域に位置し、緑あふれる国立公園内にある四万温泉は、1000年以上の歴史を持つ名湯。
源氏の武将がどこからともなく現われた童子(神の化身)に導かれ「四万(よんまん)の病を治す霊泉を授ける」という神託を聞き、湧出する温泉を見つけたという。
12. 榛名湖
上毛三山の一つである榛名山の火山活動によって生まれたカルデラ湖で、標高1,048mの位置にあり、冬になると湖面全体が氷結する。
年間を通じて美しい景観と自然を満喫できる、高崎市で一番人気のアウトドアスポット。爽やかな高原の空気のなか、ボートやレンタサイクル、オートキャンプなどが楽しめる。
移動も楽しもう!群馬のお勧め交通機関2選
群馬には観光にぴったりな鉄道が多い。
その代表格が群馬の自然の中を駆け抜ける蒸気機関車だ。
昔懐かしい雰囲気の客車と、車窓から眺める自然景観を楽しんでみてはいかがだろうか。
列車の旅は渋滞知らず、駅弁をお供に、ゆっくりのんびり群馬の旅を楽しもう。
また、電車やバスがお得に利用できるフリーパスもあるため、ぜひ活用してほしい。
1. SLぐんま みなかみ・SLぐんま よこかわ
週末を中心に、群馬県内を走る2台の蒸気機関車が、高崎駅~水上駅を往復する「SLみなかみ」、高崎駅~横川駅を往復する「SLよこかわ」だ。
蒸気機関車の走行は、昭和40年代には終わりを迎えるが、2台ともに群馬県内で状態よく「静態保存」され、群馬県には機関車の運転や整備に関わることのできる経験者が残っていたことが復活の要因とされている。
2. ふらっと両毛 東武フリーパス
両毛地域(館林市、佐野市、足利市、太田市、桐生市、伊勢崎市、みどり市)の電車やバスが、フリー区間内であれば3日間乗り降り自由になる、東武鉄道株式会社が発行するフリーパス。
「発駅~茂林寺前間往復乗車券」+「フリー区間乗車券」で3日間自由気ままに両毛の観光が可能。両毛地域の主な路線バスが乗り放題なのもうれしい。
自然が育んだご当地グルメ!群馬で人気の飲食店3選
良質な水と澄んだ空気、豊かな大地が育んだ食材を使った、群馬のご当地グルメは美味しいものばかり。
ご当地グルメの中でも、小麦粉を使ったうどんや焼きまんじゅうは人気が高い。
群馬に訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい人気の飲食店を3つに絞ってご紹介。
1. 忠治茶屋本舗
昭和35(1960)年創業の老舗焼まんじゅう店。
群馬県民のソウルフードである焼きまんじゅうは、蒸したまんじゅうを竹串に刺し、黒砂糖や水飴などで甘くした濃厚な味噌ダレを塗り焼き上げたもの。
2. 大澤屋 第一店舗
昭和45(1970)年に約30坪の小さな店から開業し、現在では群馬県内に4店舗を構える日本三大うどん「水沢うどん」の老舗・大澤屋。
麺は透明感・強いコシ・のど越しの良さを出すために、生地を鍛えては寝かせを繰り返し、2日かけて作る。
毎朝丁寧に作られるつゆは、煮干しや昆布、カツオ節などをじっくりと煮出し、白だしと秘伝の「かえし」と合わせて、素材の旨味が凝縮した味わいを生み出している。
3. 育風堂
群馬県みなかみ町で50年続く育風堂精肉店。
手前が店舗、奥がレストランになっており、「みなかみに行くなら外せない!」といわれる人気店として知られる。
群馬の銘柄豚から作る12ヶ月熟成の本格生ハム「はもんみなかみ」、厳選した新鮮な国産豚と牛肉で作った自家製ハム・ソーセージ、希少な「増田牛」のステーキなど、“肉屋のレストラン”ならではのスペシャルメニューが盛りだくさん。
群馬の定番ショッピングエリア2選
群馬には広大な土地を活かした、大型ショッピングエリアが多い。
ショッピングエリアには、様々な遊具が設置されていたり、温泉施設があったりとファミリーでも1日中楽しめる。
群馬を観光するなら、観光スポットだけではなく、ショッピングも楽しんでほしい。
1. スマーク伊勢崎
北関東自動車道伊勢崎I.C.からほど近く、県外からも訪れる人が多いショッピングモール。「ゴキゲンなくらし(発見がある。満足がある。オトク感がある。)」をコンセプトに、ファミリーで一日楽しめる店舗をラインナップ。ファッションや雑貨などのショップをはじめ、映画館やアミューズメント施設があり、さらにキッズスペースや授乳室なども完備。
2. イオンモール太田
北関東自動車道太田桐生I.C.からほど近いショッピングモール。
大型スーパーのイオンを核店舗に、ファッションや雑貨をはじめ、レストランや映画館、アミューズメント施設など、約160の専門店で構成されている。
1階サウスモール・KIDS GARDENにはベビー&キッズ向けショップが豊富に揃っており、キッズゾーンには、年齢に合わせたさまざまな遊具を設置。
ソファ席も併設しているので、子どもを見守りながら休憩することが可能。
見どころの多い群馬の温泉地3選
日本でも指折りの温泉地が集まる群馬。
温泉そのものだけでなく、様々な見どころが多い温泉地や昔ながらの独特な入浴方法をショー形式で見せてくれる観光スポットなど、温泉地だけでも1日中楽しめるはずだ。
数ある温泉地の中でも特にお勧めの温泉地を厳選してご紹介。
1. 草津温泉
日本三名泉の一つとして有名な草津温泉。自然湧出量は毎分3万2300ℓ以上と日本一を誇り、源泉は酸性度が高く、殺菌作用に優れていることでも知られている。
街のシンボルでもある湯畑は、湯けむりと硫黄の匂いが立ち上がる中、天然温泉がこんこんと湧き出しており、その量は毎分4000ℓ。周囲には歩道やベンチなどもあり散策するのにおすすめ。
いたるところから源泉が湧き出している西の河原公園も人気。園内には開放的な「西(さい)の河原露天風呂」があり、自然を感じながら入浴できる。
2. 草津温泉 熱乃湯
草津節に合わせて行われる「湯もみ」は元々、草津温泉の入浴客が行なっていた独特な入浴法。この湯もみをショー形式で見せてくれる熱乃湯は、草津温泉の伝統を紡ぐシンボル的な観光名所だ。
そもそも草津温泉の源泉は約50℃と高く、そのまま入浴することができなかった。また水を入れて温度を下げると温泉の効能が薄れてしまうので、熱い源泉に約180㎝の板を入れて、湯をもみ、入浴できるまでの温度に下げる「湯もみ」が考案された。湯もみには温度を下げる以外にも湯を柔らかくする効果がある。
3. 伊香保温泉
万葉集にも登場するほど古くから親しまれ、竹久夢二や徳富蘆花などの文人も愛したと言われる伊香保温泉。
伊香保温泉には「黄金の湯」と「白銀の湯」という2種類の源泉が湧き出ているのも特徴。独特な茶褐色の黄金の湯は、病気やケガの療養、子宝の湯としても知られている。一方の白銀の湯は無色透明だったことからこの名が付けられ、疲労回復や健康促進に良いと評判。竹垣に囲まれた共同温泉浴場「伊香保露天風呂」では黄金の湯を、温泉街周辺の旅館では白銀の湯が楽しめる。
人気の温泉地が集まる群馬で泊まるならココ!温泉旅館3選
自然湧出量日本一の草津温泉や日本三美人の湯として知られる川中温泉など、日本でも人気の温泉地が集まる群馬。
宿泊できる温泉地は、なんと100軒以上もある。
温泉地が多い群馬を観光するなら、温泉旅館に泊まらない手はないだろう。
数ある群馬の温泉宿の中でも、特におすすめの宿泊施設を3つに絞って紹介する。
1. 悠湯里庵
日本百名山の一つにも数えられる武尊山の南麓に広がる川場村。
悠湯里庵は、その川場村の美しい田園風景の中に佇む源泉湯宿だ。
広大な敷地に点在する七棟のかやぶき家屋は、全国の由緒あるかやぶき屋敷や民家を年月をかけて丁寧に移築してきたもの。
長年使われていた柱や梁をそのまま活かした客室は、えも言われぬ風趣がただよい、懐かしい寛ぎを感じさせてくれる。
2. 積善館
元禄7(1694)年創業、現存する湯宿建築としては日本最古とされる宿。
群馬県重要文化財にも指定され、ジブリ映画に登場する湯屋のモデルとも言われている。
「日本三大胃腸病の名湯」とも呼ばれており、四万の病に効くと言われているほど効能が豊富な温泉も人気。
3. 万座高原ホテル
日本有数の硫黄含有量を誇り、豊かな湯量と泉質の良さで知られている万座温泉。
その中心部に位置しているくつろぎの温泉ホテル。
ホテル名物の「石庭露天風呂」は8つの露天風呂からなり、訪れる時間帯や季節によってさまざまな景観へと変化する。
群馬で人気のお土産2選
観光地としても人気が高いため、群馬には数多くのお土産がある。
その中でも、群馬のお土産として人気のお菓子を厳選してご紹介。
1. ガトーフェスタ ハラダの「ガトーラスク」
群馬県高崎市に本社を構える、全国的にも人気を集めるラスクでおなじみのガトーフェスタ ハラダ。
看板商品の「グーテ・デ・ロワ」は「王様のおやつ」を意味し、独自配合でブレンドした小麦粉で作られたフランスパンを使用した一品。
サクサクとした食感と砂糖のほのかな甘み、バターの芳醇な香りが相まって、上品な味わいとなっている。
2. 菓子処 おゝみや「かりんとうまんじゅう」
昭和25(1950)年創業、旧榛名町である高崎市下室田町の住宅街に佇む、老舗菓子処 おゝみやの商品。
看板商品の「かりんとうまんじゅう」は日本一の固さと言われており、地元住民や観光客に人気のおまんじゅう。
まとめ
群馬観光なら、風光明媚な観光スポットと温泉は外せない。
豊かな自然に育まれた食材を使ったグルメも、ぜひ堪能してほしい。
旅の日程に余裕があれば、歴史好きにはたまらないスポットが多い長野県にも足を伸ばしてほしい。
群馬から新幹線で1時間しかかからないので、足を伸ばしやすいはずだ。