【札幌観光ガイド】定番&穴場スポット21選|食・宿・モデルコースも完全網羅
人気観光地・北海道の中でも、特に人気の高い札幌。
この記事では、初めて札幌を観光する予定の方に向けて、札幌の魅力や平均気温、アクセス、定番・穴場観光スポットや人気飲食店、モデルコースなど、知っておくべき情報を網羅的にご紹介。
最後まで記事を読めば、札幌を満喫できる観光プランを組めるだろう。
札幌ってどんなところ?
北海道の道庁所在地であり、日本で4番目に人口の多い札幌市。
札幌駅周辺は商業施設が多く、都会的な街並みが広がるものの、駅から少し離れれば北海道の雄大な自然が広がる。そんな都会と自然の調和が札幌最大の魅力だ。
北海道の玄関口となる「新千歳空港」から、特別快速に乗れば最速で約33分という、アクセスの良さ。
そして、北海道を代表する人気観光スポットや飲食店の多さもあって、北海道の観光プランの中心となることが多い。
「大通公園」や日本三大歓楽街のひとつ「すすきの」も札幌に位置し、札幌味噌ラーメンをはじめ、ジンギスカンや海鮮料理など、北海道で食べたいグルメも札幌で味わえる。
また、世界三大雪まつりのひとつ「さっぽろ雪まつり」をはじめ、大規模なイベントも多い。
積雪した札幌の夜景も美しく、どの季節・時間帯に訪れても楽しめる場所だ。
観光前に知っておくべき札幌の季節別の魅力と見どころ
どの時期に札幌を観光するか迷っている方も多いだろう。
そんな悩みを持っている方向けに、季節ごとに札幌の魅力と見どころを紹介していく。
美しい花々で彩られる「春の札幌」
まだ寒い日が多い春の札幌。雪解けが進むにつれて様々な草花が顔を出し、札幌の公園などを彩る。
丘一面にチューリップが咲き誇る「国営滝野すずらん丘陵公園」や、園内の各所で色んな花を見られる「大通公園」には、ぜひ足を運んでほしい。
ゴールデンウィークには桜が咲き誇り、「北海道神宮」をはじめ、様々な場所でお花見を楽しめる。
5月中旬から下旬には「大通公園」に開催される、「ライラックまつり」も見どころ。札幌の木であるライラックが園内に咲き誇り、様々なイベントを楽しめる。
春に札幌観光するなら、旬を迎える山菜や蟹を使った料理も味わおう。
魅力的なイベントが盛りだくさん「夏の札幌」
比較的過ごしやすい夏の札幌は、イベントが目白押し。
北海道の初夏の風物詩となった「YOSAKOIソーラン祭り」、日本最大規模のビアガーデンや盆踊りなどが開催される「さっぽろ夏まつり」など、夏の札幌しかできない体験が待っている。
夏になると週末にバーベキューでジンギスカンを食べる札幌市民にならって、バーベキューを楽しむのもお勧め。
新鮮な牛乳を使用したソフトクリームやウニやさくらんぼなど、旬の食材も味わおう。
美しい紅葉と食欲を満たすグルメを楽しめる「秋の札幌」
他の地域と同じように、秋には紅葉で彩られる札幌。自然と調和した街だからこそ見られる秋の景色が広がる。
秋に札幌を観光するなら「定山渓温泉」がお勧めだ。渓谷や森林に囲まれた温泉街で、様々なシチュエーションで紅葉を楽しめる。
もちろん、露天風呂に浸かりながら紅葉を眺める、といった贅沢な過ごし方も可能。
食欲の秋にピッタリなグルメも多く、特に秋のイクラは絶品。豪快にイクラをのせた海鮮丼などを味わってみよう。
また、北海道中のグルメが集まるイベント「さっぽろオータムフェスト」も見逃せない。
街が美しく輝く「冬の札幌」
札幌は積雪量が多く、冬にはイメージ通り街中が雪景色に。
それだけでなく大通公園を中心に、街中はイルミネーションで彩られる。
澄んだ空気の中で、より一層美しく輝く夜景は、冬の札幌の魅力だ。
特に「さっぽろホワイトイルミネーション」と「さっぽろ雪まつり」の期間中は、美しい光景が街の中に広がる。
また、札幌近郊はもちろん、札幌市内にもスキー場があるため、ウィンタースポーツも満喫できる。
寒いからこそ身体に染みる、札幌味噌ラーメンも冬にこそ食べたいグルメだ。
札幌の月別平均気温と季節別の着衣例
2023年の年間平均気温は11.0℃と、イメージ通り寒冷な地域だ。
万全な準備で観光するためにも、月別平均気温と季節ごとの着衣例を参考にしてほしい。
月別平均気温
12月から2月にかけて平均気温は0℃を下回る。降雪量も多く、年平均約479cmの積雪量が観測されている。
夏は気温が上がるものの湿度は比較的低いため、過ごしやすい。
- 1月
- -4.4℃
- 2月
- -2.7℃
- 3月
- 4.9℃
- 4月
- 9.2℃
- 5月
- 13.8℃
- 6月
- 19.3℃
- 7月
- 23.8℃
- 8月
- 26.7℃
- 9月
- 21.5℃
- 10月
- 13.3℃
- 11月
- 6.7℃
- 12月
- -0.7℃
季節別の着衣例
- 春(3月 - 5月):厚手のセーター、コート
- 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ
- 秋(9月 - 11月):セーター、ジャケット、コート、
- 冬(12月 - 2月):厚手のセーター、ダウンジャケット、マフラー
札幌へのアクセス
札幌の主要駅である札幌駅までのアクセスを、新千歳空港・東京・大阪に絞って紹介しよう。
- 新千歳空港からのアクセス
- 新千歳空港駅からJR千歳線特別快速エアポートに乗り、約40分。
- 東京からのアクセス
- 羽田空港から新千歳空港へ1時間30分、新千歳空港から札幌駅まで約40分。合計で2時間10分。
- 大阪からのアクセス
- 大阪国際空港から新千歳空港へ約1時間50分、新千歳空港から札幌駅まで約40分。合計で2時間30分。
札幌観光の主要交通手段
北海道の他の地域と比べれば、交通手段が充実している札幌。
主要交通手段はエリアによって異なり、以下の通りだ。
- 札幌市街地
- 地下鉄・路面電車・路線バス
- 札幌郊外
- 路面バス
札幌市街地であれば、レンタカーがなくとも移動できるが、郊外へ移動するならレンタカーを利用した方が便利だ。
札幌市内の交通や交通費を安く抑える方法に関しては、以下の記事も参考にしてほしい。
厳選に厳選を重ねた札幌の定番観光スポット12選
札幌に初めて訪れる方は、まず定番の観光スポットへ行きたいだろう。
そこで札幌に数ある観光スポットの中でも定番と言えるものだけを、厳選して紹介しよう。
これから紹介する定番観光スポットを中心に、初めての札幌観光を楽しんでほしい。
1. 白い恋人パーク
札幌を代表する銘菓として知られる「白い恋人」。
白い恋人パークは、「白い恋人」などの製造ラインが見学できるのはもちろんのこと、チョコレートの歴史を学べるコンテンツや、自分だけの白い恋人作りが楽しめるお菓子のテーマパーク。
2. 大通公園
札幌市の中心部に位置する大通公園。
ライラックやハルニレなど92種、約4,700本の木々に囲まれているほか、寛ぎの場として芝生や噴水なども用意されており、オフィス街の憩いの場として観光客や市民に愛されている。
3. さっぽろ羊ヶ丘展望台
200万都市札幌にありながら、大自然の絶景を楽しめるのが魅力の羊ヶ丘展望台。春には若草色の牧草、夏にはラベンダー畑がお出迎え。秋には紅葉を楽しめ、冬には真っ白な雪の絨毯が広がる。四季折々の雄大な風景が広がる、絶好のフォトスポットとなっている。
4. モエレ沼公園
札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園。
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
5. 札幌二条市場
明治初期に石狩浜の漁師が鮮魚の販売をはじめたことがきっかけで開設されたと言われている「札幌二条市場」。
市場内には、飲食店も多数用意。寿司や海鮮丼、炙り焼きなど魚介を味わうことができる店舗が多いのが特徴だ。少しだけつまみたいという人は、一部鮮魚店に併設されているイートインコーナーがお勧め。
6. 札幌市円山動物園
1950年に東京の上野動物園の移動動物園が札幌で開催され、その好評を得て翌年北海道で初めて開園したのがこの「円山動物園」。
開園当初は、児童公園として位置づけられていたが、その後次々と動物と施設を充実させ、現在では多くの観光客や地元の方から愛される動物園となるに至った。
7. 札幌市時計台
かつて北海道開拓の指導者の育成のために建設された札幌農学校の演武場。その完成式の際に訪れた黒田清隆開拓長官の指揮によって、今では札幌のランドマークとして愛される「札幌市時計台」が完成した。
平成7年(1995)から10年(1998)まで大規模な保存修理工事を行い、資料館として整備された。
8. 大倉山ジャンプ競技場(大倉山展望台)
大倉山の山頂に位置する「大倉山ジャンプ競技場」は、1972年の冬季五輪札幌大会の舞台となった地。
展望台からの景色も人気のひとつだ。スキージャンプ台越しに札幌を一望できる唯一無二の展望施設で、標高307mの高さから助走路越しに、札幌市内や石狩平野を眺望できる。
9. 北海道庁旧本庁舎
現在の北海道庁本庁舎の完成まで約80年に渡って道政の拠点、中枢としての役割を果たした庁舎。
通称「赤れんが庁舎」の愛称で知られる旧庁舎は、約250万個のレンガが使用された建築物で、ひずみのあるガラスやアメリカ風ネオ・バロック様式の建築などからは、歴史と情緒を感じることができる。
10. さっぽろテレビ塔
大通公園の出発点である西1丁目に1956年に建てられたさっぽろテレビ塔は、その完成以降、札幌の発展を見届けてきた札幌のランドマーク的存在として地元の方や観光客にも親しまれている。
地上約90mの展望台は、札幌市内はもちろん、天気が良い日は石狩平野や日本海が見渡せる絶景スポットとなっている。
11. 北海道神宮
札幌市中央区に位置しており、北海道を代表する神社である北海道神宮。
年間を通して多くの参拝客が訪れ、特に正月の初詣の時期には毎年70万人以上が訪れる。
また、桜と梅の名所としても知られており、シーズンになると約1,100本の桜と約120本の梅を楽しむことができる。
12. すすきの
札幌市を代表する繁華街として知られる「すすきの」。新宿の歌舞伎町、福岡の中洲と並んで「日本三大歓楽街」と称される。
飲食店や娯楽施設、商業施設などあらゆる業種のお店が集まるスポットである。女性だけで飲み歩いても比較的安心とされ、治安の良さでも知られている。
札幌を深く楽しみたい方にお勧めの穴場観光スポット9選
定番スポットだけでなく、穴場スポットを巡りたいという方も少なくないだろう。
これから紹介するのは、定番とは言えないものの魅力たっぷりの観光スポット。
定番スポットに加えて、これから紹介するスポットを観光プランに加えれば、さらに充実した札幌観光になるはずだ。
1. 藻岩山
札幌の中心部から公共交通機関で約20分、今なお原始林が保護されている標高531mの山。
山頂の展望台からは、石狩平野を見下ろせるほか、はるか向こうに石狩湾の海景色も一望できる。
日中の雄大な眺めもさることながら、とりわけ夜景の美しさがすばらしく「日本新三大夜景」にも選出されている。
2. サッポロビール博物館
日本にある唯一のビール博物館で、北海道開拓の歴史と共に日本のビール造りに情熱を注いだ先人たちの想いにふれることができる。
館内を見学する際は、ガイド付きの「プレミアムツアー(有料)」に参加するのがおすすめ。
6K映像で開拓の歴史を振り返る『プレミアムシアター』のほか、当時使用されていた広告ポスターやビール瓶などの貴重な展示品を、詳しい解説を聞きながら見学することが可能。
3. 北海道開拓の村
広大かつ自然豊かな野幌森林公園に隣接する野外博物館。
その名の通り、明治から昭和初期という北海道開拓の時代に建てられた各地の建造物を移築復元・再現し展示している。
54.2haの敷地内では市街地・漁村・農村・山村の4エリアに分かれており、52棟の建造物が建ち並ぶ。
4. サッポロさとらんど
札幌市街地から少し離れた場所にある、都市と農業をつなぐ田園テーマパーク「サッポロさとらんど」。
子供用の施設やアトラクション、野菜の収穫体験、バターづくり体験、馬や山羊などと触れ合える牧場で、北海道を支える酪農と農業をより身近に感じられる。
親子で札幌観光するなら、プランに入れておきたい施設だ。
5. 国営滝野すずらん丘陵公園
北海道で唯一の国営公園である滝野すずらん丘陵公園。400ヘクタールの規模を誇る敷地内は4つのゾーンに分かれており、色とりどりの花畑、大型遊具、3つの滝、そして、散策が楽しめる森がある。
また、冬になると「滝野スノーワールド」と名前を変えて冬季営業。さまざまな雪遊びを楽しむことができる。
6. 千歳鶴酒ミュージアム
1872年に札幌で初めて酒造りに取り組んだ日本清酒株式会社(前身柴田酒造店)が千歳鶴の酒蔵の横に併設している「千歳鶴酒ミュージアム」。
ここでしか手に入らない蔵元限定酒をはじめとした銘酒が各種販売されている。
道産の酒米で作られた「雪原の舞」やトップの人気を誇る「吉翔」など、豊富な種類の取り扱いがあるのも魅力的だ。
7. 西野神社
札幌市西区に位置する「西野神社」は、1885年に青森から移住してきた人々が開拓の守護神を祀る小祠を起源とする。
ご祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を含む3柱で、開運厄除けや縁結び、安産など様々なご利益を授かれる。
豊玉姫命が縁結びの神様であることから、特に縁結び関係のお守りが充実。
北海道の開拓の歴史を感じられる神社へ、足を運んでみよう。
8. 定山渓温泉街
大都市札幌の奥座敷とも言われる北海道札幌市南区に位置する歴史ある温泉街。
開湯から150年余り、支笏洞爺国立公園に指定され、温泉街は白井川と豊平川に削られてできた河岸に広がっている。
泉質はナトリウム・塩化物泉となっている。定山渓温泉の泉源は56ヵ所あり、温泉街を流れる豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中している。
9. 豊平峡温泉
札幌市内で唯一、源泉を直接浴槽に注ぐかけ流し温泉「豊平峡温泉」。
温度調節や加水などまったくしない100%かけ流し温泉は、温泉大国・日本でも希少な存在。温泉の泉質そのままの効能が期待できる温泉として人気がある。
豊平峡の温泉は、石灰華とシアノバクテリアの効果により、浸かるとお肌がすべすべになる効能があり、そのため、美肌の湯として女性を中心に多くの方に愛されている。
札幌グルメを堪能できる人気飲食店5選
札幌観光の際、グルメを満喫する予定の方も多いだろう。
ただ、スープカレー・ジンギスカン・海鮮・ラーメン・スイーツなど、札幌グルメは数えきれないほど多く、何を食べるか迷ってしまうはずだ。
そんな時はこれから紹介する、札幌グルメを味わえる名店にぜひ足を運んでほしい。
1. スープカレーGARAKU
連日行列ができ、順番待ちの際は整理券が配られるほどの人気を誇るスープカレーの名店「スープカレーGARAKU」。
地元の方の認知度が非常に高いスープカレー専門店だ。
なんといっても特徴的なのはスープ。オーナーが昔働いていたうどん専門店で習得した和風だしとスパイスを組み合わせるという独創性が作り出す旨味が人気店のきっかけになったという。
2. サッポロビール園
レンガ造りの煙突に描かれた赤い星のマークが印象的な「サッポロビール園」。
サッポロビール園には5つのレストランがあり、なかでもメインフロアといえるのが、開拓使館2・3階のケッセルホールだ。
広々とした空間には、大正元年(1912)に製造された巨大なビールの仕込み釜「ケッセル」が堂々と佇んでいる。
こちらでは、新鮮な生ビールとジンギスカンという、北海道のビヤホールらしい楽しみ方をしたい方におすすめだ。
3. 成吉思汗だるま本店
昭和29年(1954)に開業した「成吉思汗だるま本店」。成吉思汗は、ジンギスカンの当て字になっており、だるまのジンギスカンはすすきの名物とも呼ばれるようになった。
老舗の味を楽しみに足を運んでくれる方々のために、敢えて変わらないことを目標に日々営業を行なっている。
4. すみれ 中の島本店
味噌ラーメン発祥の地であり、現在も多くの店舗がしのぎを削るラーメン激戦区・札幌。その中でも全国区の知名度を誇り、長年にわたって愛される名店がこちら。
看板メニューである味噌ラーメンの魅力は、コク深い味噌と炒めた豚ひき肉の香ばしさ、ラードや野菜の甘みに加え、ニンニクやショウガを効かせたスパイシーな味わいを感じさせる濃厚なスープ。
5. どんぶり茶屋 さっぽろ二条市場店
北海道札幌の台所と言われる札幌二条市場で生まれた「どんぶり茶屋」。
市場の特性を活かし、素材・鮮度・値段どれをとっても満足できるどんぶりを提供している。
専門店ならではのメニューの多さも魅力で、50種類以上の海鮮丼の中から好みのものを選ぶことが可能だ。
なかでも人気なのは、10種類ある「名物丼」の数々。
買い物を楽しむならココ!札幌の人気ショッピングスポット6選
札幌駅周辺には商業施設が多く、ショッピングを楽しむことも可能。
観光プランに入れるべきショッピングスポットを紹介しよう。
1. 札幌ステラプレイス
JRタワー内にある日本でも有数の規模を誇るショッピングセンター「札幌ステラプレイス」。
店舗数は200以上にのぼり、ファッションを中心に、雑貨、レストラン、カフェなど豊富なジャンルの店舗が軒を連ねている。
駅直結でアクセスが良いので、観光客だけでなく地元の人も日常的に足を運ぶ、まさに札幌の中心スポットである。
2. 赤れんが テラス
「赤れんが」の愛称でお馴染みの、煉瓦づくりの北海道庁旧本庁舎そばにある商業施設。「札幌の中庭」をコンセプトに、レストラン、カフェ、ファッションを扱った約26のショップが入っている。
JR札幌駅からは地下ルートで進むことができ、雨や雪の日でも天気の影響を受けずにアクセス可能だ。
3. サッポロファクトリー
明治9年(1876年)に建設された開拓使麦酒醸造所をルーツとするサッポロビール工場跡地につくられた大型複合商業施設。
工場時代のレンガ建築や巨大アトリウムなど7棟に、ショッピングモール、アミューズメント施設、レストラン、フィットネスクラブ、ホテルなどの施設が集まっている。
4. 丸井今井札幌本店
北海道の中心地、札幌市には有名な観光スポットがいっぱい。
札幌市時計台、さっぽろテレビ塔、北海道を代表するイベント「さっぽろ雪まつり」「YOSAKOIソーラン祭り」などが行われる大通公園といった場所がある。
その近くにあるのが、丸井今井札幌本店だ。大通館・一条館・西館(ルイ・ヴィトン)の3棟に分かれ、ショッピング、ファッション、グルメとさまざまな目的で利用できる。
5 狸小路商店街
145年以上の歴史を持つ北海道最古の商店街の一つ、「狸小路商店街」。
札幌の中心部に位置し、東西約900メートルに渡っておよそ200店が軒を連ねる。アーケードで繋がれているため、悪天候の日でもショッビングや散策、食事が楽しめるのもうれしい。
6. さっぽろ地下街
北海道、観光の中心地・札幌で、多くの人が立ち寄る地下にあるモール街。
地下鉄「大通」駅、「すすきの」駅や、有名な観光スポット・さっぽろテレビ塔に通じるルートへ簡単にアクセスできる。地上に立ち並ぶファッションビル、デパートなどの商業施設にもつながっており、とても便利。
観光拠点に最適!札幌の人気宿泊施設3選
札幌駅周辺にはショッピングスポットだけでなく、宿泊施設も多い。
札幌に1泊以上するなら、ぜひこれから紹介する宿泊施設を利用してほしい。
快適なホテルステイを実現できるだけでなく、観光プランも組みやすくなるはずだ。
1. 京王プレリアホテル札幌
2019年5月にオープンした京王プレリアホテル札幌は、札幌駅北口から徒歩約3分の距離にあり、ビジネス・観光の拠点として便利。
このホテルは、「京王プラザホテル」系列のホスピタリティと、「京王プレッソイン」系列のシンプルさと快適さを融合させ、札幌での滞在を快適に過ごせる空間を提供している。
2. ONSEN RYOKAN 由縁 札幌
UDSグループがてがけ、新たな旅館の過ごし方を提案した「ONSEN RYOKAN」。2019年の東京・新宿のオープンに続いて、2020年8月に札幌に開業した露天風呂付の温泉旅館だ。
北国の旅宿をデザインコンセプトとして、木材は北海道産の良質なナラ材、石材は札幌軟石を要所に使用し、従来の旅館建築手法をモダンアレンジ。
3. 札幌グランドホテル
北海道初の本格的洋式ホテルとして1934年に開業。ホスピタリティ・ファーストの精神で宿泊客を迎える老舗ホテル。
街路樹があざやかな大通りがある札幌市の中心部に立地し、ロケーションは抜群。
JR「札幌」駅や地下鉄からのアクセスに優れている。「札幌」駅前通地下歩行空間に直結しており、悪天候に左右されず駅から快適に来館可能だ。
迷ったらコレ!札幌の人気・定番のお土産3選
札幌観光を満喫したら、友人や知人、自分用に札幌グルメをお土産に持って帰ろう。
お土産選びに失敗したくない方は、これから紹介する定番かつ人気のお土産を選んでほしい。
1. 千秋庵製菓株式会社「生ノースマン」
横浜の中華街の「パイまんじゅう」を参考に、1974年に考案された「生ノースマン」。
北海道の特産品である小豆を使用した餡子とたっぷり入った生クリーム、それらを包む薄めでしっとりしたパイにはバターが混ぜ込まれている。
手間暇かけた製法が生み出す、優しい甘さとしっとりとした食感が特徴の、和洋折衷のお菓子はお土産としても人気が高い。
2. 佐藤水産「鮭ルイベ漬け」
北海道産天然鮭を中心とした素材と手作りにこだわったさまざまな水産加工品で知られる「佐藤水産」の人気ロングセラーで、鮭といくらを醤油ダレに漬け込んだ珍味。
鮭を薄く切って凍らせたアイヌの伝統食品「ルイベ」にヒントを得たというこちらの商品は、試行錯誤しながら開発を続け、発売までに3年の期間を要したという自慢の一品。
3. ISHIYA「白い恋人」
日本では誰もが知っている北海道銘菓「白い恋人」。もともとは駄菓子製造を行なっていた石屋製菓株式会社が、良質な北海道の素材を使った高級洋菓子の製造に踏み切ったことをきっかけに誕生した商品だという。発売から40年以上が経過した現在においても、北海道土産の定番として不動の人気を得ている。
【季節別】札幌の人気イベント6選
札幌で開催される数々のイベントの中でも、特に人気の高いイベントをご紹介。
観光する時期と合うイベントがあれば、ぜひ参加してほしい。
1. 【冬】さっぽろ雪まつり
世界三大雪まつりのひとつで、1950年、地元の高校生が大通公園に6つの雪像を設置したことにはじまる雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」。
現在は2月上旬に大通会場、すすきの会場、つどーむ会場の3会場で開催。
国内外から約200万人もの人が訪れる札幌の冬の一大イベントとして人気を集めている。
2. 【冬】さっぽろホワイトイルミネーション
冬の札幌の夜を彩るイベントとして昭和56年(1981)にスタートし、2023年で43回目を迎える「さっぽろホワイトイルミネーション」。
5つの会場で趣向を凝らしたイルミネーションが実施され、街全体が幻想的な雰囲気に包まれる。
3. 【春】さっぽろライラックまつり
昭和34年(1959)に文化人の呼びかけによってはじまった「さっぽろライラックまつり」。
約400本のライラックが咲き誇る大通会場をメインに、ライラックスプリングステージで開催されるコンサートやライラックの植樹、野だて、スタンプラリーなどが開催されている。
4. 【夏】YOSAKOIソーラン祭り
毎年6月に開催される「YOSAKOIソーラン祭り」。
高知県のよさこい祭りをルーツに、よさこい祭りで使われる鳴り物の「鳴子」と北海道の民謡「ソーラン節」をミックスして誕生した札幌の人気イベントだ。
YOSAKOIソーラン祭りのルールは、鳴子を持つこと、曲にソーラン節のフレーズを入れることの2つだけで、それ以外は自由。
5. 【夏】さっぽろ夏まつり
例年7月中旬から8月初旬にかけて開催される、夏の大イベント「さっぽろ夏まつり」。
大きく3つの内容に分かれており、1つ目は大通公園で開催される日本最大級のビアガーデン「さっぽろ大通ビアガーデン」。
2つ目は狸小路商店街で開催される、歴史ある夏祭り「狸まつり」。3つ目は屋台や花魁道中、みこし渡御などが、繁華街・すすきので開催される「すすきの祭り」だ。
その他にも北海道の盆踊りに参加できる、北海盆踊りなど見どころは尽きない。
6. 【秋】さっぽろオータムフェスト
大通公園で例年9月に開催される「さっぽろオータムフェスト」は、北海道グルメが集まり、200万人以上が訪れる大イベントだ。
札幌グルメはもちろん、北海道中からご当地グルメが集まり、様々な料理を食べ歩きできる。それだけでなく、北海道各地の特産品やお酒なども楽しめる。
ステージイベントも開催され、様々なミュージシャンのライブなど、多彩なプログラムが用意されている。
日帰り観光も可能!札幌と併せて観光したい北海道の人気観光地3選
札幌を起点に、近郊の観光地へ遊びに行きたいと思っている方も多いだろう。
ここからは札幌から2時間以内でアクセスできる、北海道の人気観光地を紹介しよう。
ノスタルジックな街並みと美しい夜景を満喫できる「小樽」
小樽運河のノスタルジックな風景で有名な「小樽」。札幌駅から電車で1時間以内なので、日帰り観光も可能だ。
小樽運河沿いを散策しつつ、様々なショップや飲食店へ足を運ぶのが王道の楽しみ方。
札幌から日帰り観光する場合は、北海道三大夜景に選ばれた小樽の夜景も見逃さないように。
日が暮れ始めた時間から、ノスタルジックな雰囲気も濃くなり、小樽の魅力をより一層感じられるはずだ。
多様な施設と絶景が見どころの「旭川」
札幌と同じく都市と自然が調和する街「旭川」には、札幌駅から約1時間30分でアクセス可能。
全国的な知名度を誇る「旭山動物園」を筆頭に、美しい草花が彩るガーデン「上野ファーム」やアイヌの歴史と文化を学べる「旭川市博物館」など、様々な施設が充実している。
それだけでなく、ドラマのロケ地としてもよく使われる絶景スポット「就実の丘」や、旭川市を一望できる「嵐山展望台」など、絶景スポットも多い。
旭川を観光するなら、旭川ラーメンも食べておきたいところだ。
温泉と地獄のような光景が魅力の「登別」
札幌駅から特急北斗に乗れば、約1時間20分の「登別」。
豊富な湯量と多種類の泉質を持つ温泉、硫黄泉が噴き出す地獄のような光景で有名な地域だ。
足湯や立ち寄り湯も多いため、日帰りでも登別温泉を堪能できる。
もちろん、登別で一泊して「地獄谷」や「大湯沼」といった観光名所を巡るのもお勧めだ。
札幌と近郊の人気観光スポットを巡る2泊3日モデルコース
最後に札幌と近郊の旭川・美瑛・富良野・小樽を2泊3日でモデルコースを紹介しよう。
旭川を巡る初日だけレンタカーを使用するが、札幌と小樽を観光する2日目以降は、公共交通機関だけで移動する。
そのため、車なしで札幌を半日あるいは1日観光する際のモデルコースを探している方は、2日目のモデルコースの内容を参考にしてほしい。
- 1日目(旭川・美瑛・富良野)
- 旭川空港→旭川市旭山動物園→あさひかわラーメン村→白金青い池→ファーム富田→フラノ寶亭留
- 2日目(富良野・札幌)
- フラノ寶亭留→フラワーランドかみふらの→札幌市時計台→大通公園→さっぽろテレビ塔→もいわ山山頂ロープウェイ(展望台)→ジャスマックプラザホテル
- 3日目(小樽)
- JR札幌駅→小樽運河→ステンドグラス美術館→若鶏時代なると 本店→北一硝子 三号館
札幌観光に関するよくある質問
Q
札幌はいつからいつまで雪が降るの?
11月中旬から3月中旬まで降ることが多いです。ただ、4月に雪が降ることもあります。
Q
札幌から函館まではどれくらいかかる?
札幌駅から電車を乗り継ぎ約3時間50分。飛行機を使っても約2時間40分かかります。
Q
札幌は車なしでも観光できる?
地下鉄や路線バスなど交通機関が充実しているので、基本的には車がなくても観光できます。
まとめ
初めての札幌観光を控えている方向けに、その魅力を満喫するための情報を網羅的に紹介してきた。
記事を参考に観光プランを立てれば、札幌の観光スポットとグルメはもちろん、観光をより充実させてくれる宿泊施設や喜ばれるお土産に出会えるだろう。
北海道の札幌以外の地域の観光を予定している方は、北海道の観光スポットをまとめた、以下の記事も参考にしてほしい。