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東京スカイツリーと東京タワーを徹底比較!魅力的な東京のシンボルはどっち?
東京のシンボル・観光スポットとして有名な、東京スカイツリーと東京タワー。
この記事ではさまざまな角度から、東京のシンボルである2つのタワーを比較する形で、それぞれの魅力を紹介しよう。
東京スカイツリーと東京タワー、どちらに訪れるか迷っている方は、ぜひ参考にしてほしい。
電波塔として建てられた"東京の2つのシンボル"
まずは東京タワーと東京スカイツリーの役割を比較していこう。
結論からお伝えすると、どちらも総合電波塔のため、テレビ放送やラジオ放送の電波を送信している。
結論だけ知ると「東京タワーと同じ役目の東京スカイツリーが、なぜ建てられたのか?」と疑問を持つ方が多いかもしれない。
その疑問を解消するために、東京スカイツリーが建てられた背景も説明しよう。
東京タワーは昭和33年にテレビとFMラジオの総合電波塔として、港区の芝公園に建てられた。
完成当時は世界一の高さだったが、周辺に超高層ビルが建つにつれて、東京タワーの高さでは電波が届きにくくなっていた。
電波を届きやすくし、携帯端末向けのデジタル放送サービス「ワンセグ」の受信可能エリアを拡大するために、東京スカイツリーは平成24年に建てられた。
現在は東京スカイツリーから地上デジタル放送の送信がされており、東京タワーはFM放送のアンテナとして電波を送信している。
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東京タワーのほぼ2倍!世界一高い自立式電波塔・東京スカイツリー
続いて、東京スカイツリーと東京タワーの高さを比較していこう。
東京スカイツリーと東京タワーの高さは、下記の通りだ。
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東京スカイツリーは、東京タワーのほぼ2倍もの高さを誇る。
元々は610mの計画だったが、世界で一番高い自立式電波塔を目指して、計画が変更された。
高さが634mになった理由は、東京を含む関東の一部地域の旧国名である「武蔵」との語呂合わせ。
「6(む)3(さ)4(し)」なら、日本人が覚えやすいためだと発表されている。
また、建造物としても世界2位の高さを誇る。
東京スカイツリーの展望フロアの高さは、地上の様子がミニチュアに思えるほど。
それに比べ、東京タワーからは地上の様子がはっきり見えるのに加え、同じぐらいの高さもある。
圧倒的な高さを体感したいなら、東京スカイツリー。
東京の街の様子を展望フロアからしっかり観察したいなら、東京タワーがお勧めだ。
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ショッピングやグルメも満喫できる東京スカイツリー
東京スカイツリーと東京タワーの観光施設を比較すると、東京スカイツリーに軍配が上がる。
東京スカイツリーのふもとには、商業施設「東京ソラマチ」が広がり、300以上のショップが集結。
お土産屋だけではなく、アパレルショップやキャラクターショップ、飲食店も入っている。
その他にも水族館やプラネタリウムまで入っており、1日では回りきれないほど充実している。
施設の充実度で比較すれば東京スカイツリーに軍配が上がるが、東京タワーの観光施設も独自性が高くて魅力的だ。
東京タワーの高さ150mまで、600段もの階段を登っていく「オープンエア階段ウォーク」は高い人気を誇る。
また、東京タワー内には東京23区内で最も高い場所にある神社「タワー大神宮」もあり、東京タワーならではの名物が多い。
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同じ東京でも高さが違えば見える夜景も変わる
高さ634mの東京スカイツリーと、高さ333mの東京タワーから見られる夜景は、それぞれ異なる魅力を持つ。
東京タワーから見える夜景は、地上から近く同じ高さの建物もあるため、展望フロアからライトアップされた高層ビルや高速道路、橋などがはっきりと見える。
東京スカイツリーの高さ450mの展望フロアからは、ミニチュアになったような東京の夜景が遠くまで見渡せる。
このようにそれぞれ違った魅力を持っているため、できれば両方の夜景を実際に自分で見比べてみてほしい。
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ライトアップされた東京スカイツリー・東京タワーはどちらも必見!
東京スカイツリーと東京タワーはどちらもライトアップされるため、中からの夜景だけではなく外からの夜景も楽しめる。
東京タワーのライトアップは、暖色系の淡い色が特徴。
日本人の多くはライトアップされた東京タワーを見ると、ノスタルジーに浸ってしまう。
東京スカイツリーは季節だけでなく、時間によってもライトアップが変わるため、様々な表情が楽しめる。
ライトアップされた東京スカイツリーを見たい方は、綺麗に見える夜景スポットをまとめたこの記事も参考にしてほしい。
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東京スカイツリー・東京タワー周辺の観光スポット
東京スカイツリー周辺にも東京タワー周辺にも、魅力的な観光スポットが多いため、ぜひ周辺も観光してほしい。
デートスポットが多い東京タワー周辺
東京タワーの周辺には、デートスポットに最適な「しながわ水族館」や「天王洲アイル」があり、冬には広大な敷地を活かしたイルミネーションが楽しめる「東京メガイルミ」も近い。
冬に東京でデートするなら、東京タワーと合わせて近場のデートスポットも巡ってみると、より楽しいデートになるはずだ。
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日本の伝統文化を感じられる東京スカイツリー周辺
東京スカイツリーは墨田区にあり浅草も近いため、日本の伝統文化を感じる観光スポットへアクセスしやすい。
国内外から人気が高い「浅草寺」や縁結び神社として有名な「今戸神社」、江戸時代の文化が学べる「江戸東京博物館」はぜひ訪れてほしい。
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駅から徒歩0分のアクセスの良さを誇る東京スカイツリー
それぞれの魅力がある東京スカイツリーと東京タワーだが、アクセスの良さはどうだろうか。
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最寄り駅と駅からのアクセスは上記の通り。
新しく出来たこともあり、東京スカイツリーの方がアクセスは良い。
東京タワーもアクセスが悪いわけではないが、駅から少し歩かなければいけない。
ただ、東京タワーまで歩く時間は、東京タワーを外から眺めてワクワクしたり、東京タワーと都心の景色を楽しめたりと、観光を楽しくさせてくれるはずだ。
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東京スカイツリーと東京タワーの利用料金
続いて、利用料金を比較してみよう。
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上記の表では大人の料金のみを比較しているが、東京スカイツリーの方が少しだけ高い。
ただ、買い方やチケットの種類によっては、もっとお得な料金で楽しめるだろう。
利用料金については、それぞれの公式サイトを確認してほしい。
夜遅くまで遊べる東京タワー
営業時間を比較すると、東京タワーの方が夜遅くまで営業している。
東京タワーのライトアップが消える時間は24時。
東京タワーの消灯をカップルで一緒に見ると、「その恋が永遠になる」という都市伝説がある。
夜遅い時間に東京タワーから見える夜景を楽しんで、営業が終わったら外から東京タワーの消灯を見る、ロマンチックなデートもお勧めだ。
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“東京のシンボル”としての支持は東京タワーに軍配が上がる
2021年に日本トレンドリサーチが発表した電波塔に関するアンケートの結果を見ると、“東京のシンボル”としては東京タワーの支持が高く、観光スポットとしては東京スカイツリーの方が人気が高かった。
昭和時代から東京のシンボルだったこともあり、東京タワーには日本人のノスタルジーや思い出が詰まっているのかもしれない。
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まとめ
様々な面で東京スカイツリーと東京タワーを比較してきた。
新しく建てられたこともあり、施設の充実度や展望フロアの高さなど、機能面では東京スカイツリーに軍配が上がった。
ただ、"東京のシンボル"としての支持や、ライトアップされた東京タワーから感じられる風情など、情緒的な面では東京タワーに軍配が上がると言ってもいいだろう。
どちらも"東京のシンボル"として申し分ない魅力を持っているため、東京を観光するなら日程に余裕を持って、どちらも思う存分楽しんでほしい。