最初に読むべき東京旅行完全ガイド
観光地としてもトップクラスの人気を誇る東京。
歴史的建造物やレジャー施設など観光スポットが多いだけでなく、最先端のファッションとカルチャーが集まるショッピングスポットや、絶品料理・B級グルメが味わえるグルメスポットなど、見どころが盛りだくさん。
それだけに東京旅行を満喫するために、知っておきたいことも多いはずだ。
この記事では東京の観光スポットやモデルプランだけでなく、お勧めのグルメや宿泊地、知っておくと便利な豆知識まで、東京旅行に必要な情報を網羅的に紹介しているので、旅行前にぜひ熟読して欲しい。
目次
人・モノ・文化が集まる「東京」
日本の首都である東京は、1603年に徳川家康(とくがわいえやす)が江戸幕府を、江戸(現在の東京)に開いてから、政治・文化・経済の中心地として栄えてきた。
現在も行政機関や金融機関、企業の多くが東京に集まっている。
今では観光都市としての側面も持っており、日々多くの観光客が訪れている。
東京の基本情報
- 面積
- 2,194k㎡
- 海抜
- 平均約40m
- 人口
- 約1,400万人(2023年)※日本人口の11%
- 平均気温
- 平均気温 16.5℃/最高気温 32.8℃/最低気温 1.4℃
- 天気
- 年間快晴日数 34日/年間降水日数 111日/年間雪日数11日
- 飲食店数
- 約80,000(世界最多)
- ショッピング施設数
- 約1,500(日本最多)
- 宿泊施設数
- 約 2,000 (日本最多)
- エリア構成
-
東部 (7区):台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区
西部 (16区):中央区、千代田区、文京区、港区、新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区、豊島区、北区 - ミシュランの星付きレストラン
- 3つ星 11件 / 2つ星:42件 / 1つ星:144件 (世界トップ)
東京を満喫するために必要な日数
東京は見どころが多いため、主要な観光スポットを厳選して巡るとしても、2〜3日間は必要だ。
東京の観光スポットを思う存分満喫し、東京近郊の観光地も巡る場合は7日間以上の日程を確保してほしい。
東京旅行のプランを組む3つのポイント
世界有数の観光地である東京を楽しく旅行するために、気をつけておきたいポイントを3つ紹介しよう。
1. 混雑する時期を避ける
東京は人口密度が高いだけでなく観光客も多いため、平日でも有名な観光スポットや公共交通機関は混雑する。
日本人が長期休暇を取る時期ともなると、さらに混雑するため、かなりの体力と時間を奪われてしまうだろう。
東京を観光するなら、日本人が長期休暇を取る下記の時期は避けよう。
- 年末年始
- 12月25日〜1月3日
- ゴールデンウィーク
- 4月最終週から5月1週目
- 夏季休暇
- 7月後半から8月いっぱい
2. 通勤・帰宅ラッシュを避けて移動する
人口密度が高い東京の公共交通機関は時間帯によっては、混雑率が100%を超えることもある。
快適に移動するために、平日の以下の時間帯は公共交通機関の利用はなるべく避けよう。
- 7:30〜9:30
- 17:30〜19:00
3. エリアの特徴を理解する
東京旅行の必要最低限の予算
東京旅行の必要最低限の予算を紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
当然だが観光シーズンともなると、飛行機代や宿泊費は紹介した予算では足りなくなる。また、買い物や各施設のチケット代などは入れていない。
これから紹介する予算をベースに、自分で立てた旅行プランに合わせて予算を計算し直せば、東京旅行に必要な予算がわかるはずだ。
1泊1人あたりの予算
- 飛行機代
- 36,000円
- 東京での交通費
- 5,000円
- 宿泊費
- 20,000円
- 飲食費
- 9,000円
- 合計
- 70,000円
空港から東京の中心地までのアクセス
東京へ旅行する場合、東京にある「羽田空港」と東京近郊にある「成田空港」のどちらかを利用することが多いだろう。
「羽田空港」なら観光スポットが集まる東京の中心地まで約40分だが、「成田空港」からは約1時間もかかる。
移動時間を節約したい方は「羽田空港」の利用がお勧めだ。
東京の主な交通機関
東京は電車・バスの路線数が多く、複雑に思えるかもしれない。
ただ、人気の観光スポットや観光地へ行くために利用する路線は限られており、全ての路線を把握する必要はない。
利用することが多い、JR山手線・中央線と地下鉄の東京メトロ、この3つをまずは覚えておこう。
東京の見どころを遊び尽くす6泊7日のモデルプラン
東京で観光すべきエリアと見どころを凝縮したモデルプランを紹介しよう。
このモデルプランで紹介する観光地とスポットに行けば、東京の魅力を満喫できるだろう。
1日目:上野
1日目は空港からアクセスしやすく、観光スポットがまとまっている「上野」で観光しよう。
都会でありながら自然と文化に触れ合えるエリアと、昔ながらの「下町」を体験できるエリアが併存する不思議な街だ。
上野を観光するなら、まずはこの3つの観光スポットに訪れてほしい。
1. 上野公園
東京都台東区にある上野公園。正式名称は「上野恩賜公園」。東京都建設局の管轄にある公園で、敷地面積は53万平方メートルで、広大な面積を誇り、歴史もある公園。春には桜の名所として国内外から観光客が訪れるなど、東京を代表する観光スポットの一つ。
2. 上野動物園
1882年に日本で初めて誕生した動物園。東京都心部にありながら、自然を維持する都市型動物園で、約300種、3000点の動物が飼育されている。
敷地は、東園と西園に大きくエリア分けされている。人気のジャイアントパンダは、東園の「ジャイアントパンダ舎」、西園の「パンダのもり」の2箇所で見る事ができる。
3. アメ横商店街
JR上野駅からJR御徒町駅間の、約500mの距離に約400店の店が並ぶ商店街。
食品や菓子、衣類、雑貨、宝飾品など様々な業種の店が集まる。一年中、安売りが行われており、活気があり、東京の昔ながらの下町を凝縮したような雰囲気が楽しめる。
合わせて読みたい上野に関する記事
上野の魅力や観光スポットをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてほしい。
2日目:浅草
2日目は東京のみならず、日本で最も有名な観光地といえる「浅草」を観光しよう。
江戸時代の下町情緒を感じられるレトロな街並み、浅草で働く活発で温かい人々、歴史ある神社仏閣、日本の食文化が感じられる和菓子やグルメなど、東京で最も日本らしさを感じられるエリアだ。
1. 浅草寺
浅草を代表する観光名所で、年間の参拝者数は3000万人以上。初詣や節分など様々な年中行事が行われる東京都を代表するお寺。
浅草のシンボルといえる雷門には、大きな赤い提灯がかかっており、左右に風神、雷神が配置されている。
雷門から本堂までの約250mにわたる「仲見世通り商店街」では、土産屋や食べ物屋が立ち並ぶ。
2. 浅草神社
雷門でよく知られている「浅草寺」の本堂隣にある神社。
浅草寺建立に貢献した3人の郷土神が祀られているため「三社様」とも呼ばれている。
正確な年代は不明だが、平安末期から鎌倉初期以降に浅草神社の起源である「三社権現社」が創建されたとされている。
3. 東京スカイツリー
東京スカイツリータウンには、634メートルの高さを誇り電波塔兼観光施設である「東京スカイツリー」が中心にあり、タワーの中には、350メートルと450メートルの高さに、天望デッキと天望回廊の2つの展望台がある。
3日目:原宿・渋谷・新宿
3日目はショッピングを思う存分楽しもう。
東京の中でもショッピングエリアとして人気の「原宿」「渋谷」「新宿」を巡れば、欲しいものはなんでも買えるといっても過言ではない。
その3つのエリアの中でも、特に有名なショッピングスポットを紹介しよう。
1. 竹下通り
原宿駅から明治通りに向かって伸びる、全長約350mの商店街。
他では手に入らないような個性的なファッションアイテムを扱うお店が多く、流行の発信地として世界中から注目されている。
2. 旧渋谷川遊歩道(キャットストリート)
渋谷と原宿を繋ぐ大通りから1本入った裏通りにある遊歩道。
神宮前交番付近から続く「旧渋谷川遊歩道路」の一部が「キャットストリート」という通称で親しまれており、とくに若者に人気のショップが多く集まる。通称の由来は「猫が多いから」「猫の額ほど狭いから」など諸説あり。
3. 歌舞伎町
第二次世界大戦後、戦災復興事業として歌舞伎座の誘致を目指し、1947年に誕生した「歌舞伎町」。数多くの飲食店が建ち並び、日本最大規模の繁華街に発展した。夜の歌舞伎町は活気にあふれ、歩いているだけで楽しい。飲み屋ばかりでなく、焼き肉、寿司などグルメも楽しめる。人気の飲食チェーン店も数多く並んでいる。
合わせて読みたい原宿・渋谷・新宿に関する記事
各エリアの魅力や観光スポット、ショッピングスポットを知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。
4日目:豊洲市場・東京タワー・銀座
4日目は東京を代表する観光スポットとエリアを観光しよう。
東京のグルメスポットの代表である「豊洲市場」で朝ご飯を食べ、東京のシンボルである「東京タワー」を観光し、東京の高級ショッピングエリアの銀座で買い物とディナーを楽しもう。
1. 豊洲市場
東京の台所として都民の胃袋を支えてきた「築地市場」が老朽化に伴い2018年に豊洲へ移転。
「豊洲市場」では、安全性の向上と共に見学ルートが整備され、一般客も気軽に入場できるようになった。
「水産卸売場棟」ではマグロの競りが見学でき、隣の「青果棟」では野菜や果物の旬ごとに色分けされた見学コースを設定。
2. 東京タワー
1958年に誕生した東京タワー。高さは333mと、当時は、自立式鉄塔として、パリのエッフェル塔を超える世界一の高さを誇った。東京中心部の港区に位置するため、展望台からは東京の景色を一望することができる。
現在でもリノベーションを続け、進化している。
3. 和光銀座本館
銀座四丁目交差点の角に建つスペシャリティストア「和光 本店」。
屋上の時計塔が目を引くネオ・ルネッサンス様式の建物は「服部時計店(現・セイコーグループ)」の2代目本社ビルとして昭和7年(1932)に建てられ「近代化産業遺産群」にも認定されたもの。
90年以上に渡って街を見守り続け、銀座のシンボルとして広く知られている。
5日目:東京ディズニーランド・東京ディズニーシー
5日目は東京を少しだけ離れて、千葉にある「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」を観光しよう。
千葉とはいえ東京駅から約20分で到着できるため、東京の観光地を巡る感覚でアクセスできる。
1. 東京ディズニーランド
“夢と魔法の王国”のキャッチコピーで愛される東京駅から電車で約15分の大型テーマパーク。
人気のアトラクションには「スプラッシュ・マウンテン」や「イッツ・ア・スモールワールド」といった定番のものをはじめ、2020年より「美女と野獣“魔法のものがたり」や「ベイマックスのハッピーライド」が新たに仲間入り。進化し続ける夢と魔法の王国を余すところなく楽しもう!
2. 東京ディズニーシー
「東京ディズニーランド」に隣接し、東京ディズニーリゾートを形成する「東京ディズニーシー」。
人気は2019年に登場した「ソアリン:ファンタスティック・フライト」やウッディやバズたちとシューティングゲームを楽しむ「トイ・ストーリー・マニア!」など。アトラクション以外にも、ミッキーたちが船上から挨拶してくれる「ミッキー&フレンズのハーバーグリーティング」など、1日では味わい尽くせないほど楽しみが満載!
6日目:お台場
6日目はレジャー施設が集まる「お台場」を観光しよう。
室内テーマパークや海に面した広い公園がある「お台場」は、家族でアクティブに遊びにはピッタリなエリアだ。
1. フジテレビ本社ビル
銀色の球体が近未来な印象の「フジテレビ本社」は、丹下健三設計の建築でお台場のランドマーク。テレビ局だが見学できるフロアもある。
たとえば、シンボルである球体は「はちたま」と呼ばれる展望室で270度のパノラマ風景が見渡せる。展望室の下のフロアには、朝の情報番組の収録に使われているスタジオも見学可能。
2. 東京ジョイポリス
お台場にある国内最大級の屋内型テーマパーク。コンセプトは「デジタル」と「リアル」の融合を意味する「デジタリアル(DigitaReal)」。
館内は3フロアで展開。1st Floorには、自分で操作するリズムゲームを搭載したスリル満点のコースター「撃音 ライブ コースター」をはじめ、6人同時プレイが可能なVRアトラクション「ZERO LATENCY VR」といった世界初のものを含む6つのアトラクションが。
3. 日本科学未来館
日本科学未来館では、ヒューマノイドロボット「ASIMO」やアンドロイド「オルタ」「オトナロイド」が人気で、「ASIMO」は実演を通じて人間とロボットが共生する未来社会をイメージすることができる。
複雑な動きで生命らしさを表現する「オルタ」と、見た目が人間そっくりな「オトナロイド」は最先端の研究で、「生命とは?」「人間とは?」といった問いを投げかける世界でも珍しい展示となっている。
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7日目:東京駅周辺
観光最終日である7日目は、お土産を買いに東京駅へ訪れよう。
東京駅周辺は観光スポットも多いため、お土産を買うだけでなく、周辺もぜひ散策してみてほしい。
1. 皇居外苑
皇居正門の外側に位置するエリア。中心となる皇居前広場には、青々とした芝生に、約2,000本のクロマツが点在する。
皇居外苑からは、歴史的にも貴重な二重橋を見る事ができる。また、国の重要文化財に指定されている桜田門、武将「楠木正成」の迫力ある銅像など、見どころも多い。
2. 東京丸の内駅舎
明治41(1908)年3月に着工し、大正3(1914)年12月に開業した日本の玄関口・東京駅。日本近代建築のパイオニア、辰野金吾が設計を担当した。
完成した鉄骨れんが造りの丸の内駅舎は、昭和20(1945)年の空襲で屋根や内装が焼失。戦災復興工事により2階建てとなり、60年以上使われてきた。平成15(2003)年には国の重要文化財に指定されている。
3. 東京駅一番街
日本の玄関口である「東京駅」直結の商業施設「東京駅一番街」。
ラーメンや全国各地のご当地グルメ、名店・老舗の和洋菓子、人気のキャラクターグッズなど、バラエティ豊かなショップが集結している。
期間限定イベントやポップアップストアも展開されており、何度訪れても新しい発見がある。
4. グランスタ東京
JR東日本最大規模の”エキナカ“商業施設「グランスタ東京」。大きな吹き抜けのあるスペース「スクエア ゼロ」を目印に、厳選されたスイーツショップやカフェ・レストラン、雑貨店が軒を連ねる様子は「街」そのもの。
期間限定ショップも毎月オープン。ちょっと立ち飲みをすることができたり、お弁当選びができたりと、様々な楽しみ方ができる。
春に東京を観光するなら花見は外せない!都内の桜の名所3選
東京には桜の名所として知られているスポットも多い。
桜が咲き誇る3月中旬から下旬に訪れる方は、ぜひこれから紹介する桜の名所にも訪れてほしい。
1. 東京ミッドタウン
広大な緑地と6つの建物から成る複合都市「東京ミッドタウン」。
街には様々なショップやレストラン、オフィス、ホテル、緑地、美術館などの施設が集まる。
東京ミッドタウンには103本もの桜があり、開花時期にはライトアップされ、高層ビルと夜桜の共演が楽しめる。
2. 千鳥ヶ淵緑道
千鳥ヶ淵緑道は、皇居のお堀に沿って整備された700メートルに及ぶ遊歩道。
遊歩道には約260本もの桜が植えられており、開花の時期には「千代田のさくらまつり」が行われる。
3. 目黒川
目黒川は、東京都の世田谷区・目黒区・品川区を通り、東京湾へと注ぐ河川。
都内屈指の花見スポットでもあり、約4kmにも渡って約800本ものソメイヨシノが咲き誇る。
桜の開花時期には桜祭りが行われ、多くの屋台が並び、花見客で賑わう。
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少し足を伸ばして東京旅行をさらに充実させよう!東京近郊の観光地5選
東京から2時間以内で移動できる、魅力的な観光地を5つに厳選してご紹介。
どの観光地も東京とは異なる魅力を持つため、旅行の日程を伸ばしてでも、訪れてほしい。
1. 自然と温泉で観光疲れを癒せる「箱根」
新宿駅から「小田急ロマンスカー」に乗れば75分で移動できる「箱根」。
神奈川県の南西部に位置し、古くから宿場町として栄え、現在も保養地・観光地として栄えている。
「大涌谷」や「芦ノ湖」といった美しい自然景観と温泉が有名。
都会を観光して疲れた身体を、箱根で癒してみてはいかがだろうか。
2. 日本ならではの風情を感じられる「鎌倉」
海と山に恵まれ、神社仏閣が多い「鎌倉」では、自然と神社・お寺が調和した四季折々の景観が楽しめる。
東京駅から電車で1本、約1時間で移動できるため、東京から日帰りでも観光できる。
ヒメアジサイで境内一面が青く染まる「明月院」や、境内の各所にアジサイが咲き誇る「長谷寺」を散策すれば、日本ならではの風情を感じられるはずだ。
アジサイの見どころである6月に東京を旅行するなら、鎌倉にもぜひ訪れてほしい。
3. 江戸時代の面影残る街を散策できる「川越」
江戸時代の面影が残る川越は、小江戸とも呼ばれており、江戸時代初期に建てられた「時の鐘」や蔵造りが並ぶ商店街を歩いているとタイムスリップしたように感じるはずだ。
浅草で感じた日本の昔ながらの風情が好きな方は、東京からたった1時間で到着するため、ぜひ川越にも足を伸ばしてほしい。
4. 夏のジメジメした東京に疲れたら「軽井沢」へ
東京駅から「北陸新幹線」に乗れば、1時間弱で移動できる「軽井沢」。
長野県の標高約900〜1,000mに位置する軽井沢は、日本を代表する高原リゾート地であり、観光スポットやショッピングスポットがたくさんあるだけでなく、グルメも楽しめる。
東京のジメジメした暑さに疲れたら、避暑地としても有名な「軽井沢」を観光してみよう。
5. 富士山が見られる絶景スポット「河口湖」
東京駅から高速バスなら2時間で移動できる「河口湖」では、日本が誇る絶景「逆さ富士」が見られる。
富士山を眺めながら露天温泉に浸かれる宿泊施設や山梨のグルメが楽しめる飲食店もあり、様々な楽しみ方ができる。
日本のシンボルである富士山の絶景を見たいなら、ぜひ河口湖に訪れてほしい。
東京の食文化を味わえる4つのグルメ
東京には全国各地から様々なグルメが集まっているが、せっかくなら江戸時代から続く食文化やグルメを楽しもう。
これから紹介する江戸時代に完成された4つの料理は「江戸の四天王」と呼ばれ、東京の食文化やグルメを味わうのにピッタリだ。
1. 江戸時代の特徴を残す「江戸前寿司」
酢飯に捌いた魚を乗せて食べる「握り寿司」のスタイルが誕生したのは江戸時代の東京。
屋台でおにぎりぐらいのサイズの握り寿司が提供されており、ファストフードのような感覚で食べられていた料理だった。
江戸時代の特徴を残す「江戸前寿司」は現代の東京でも食べられるため、ぜひ挑戦してほしい。
2. 江戸時代から愛されてきた「そば」
ソバの実を原料とする蕎麦粉を加工した麺に、蕎麦つゆと薬味を付けて食べる「そば」も、江戸時代から続く大人気の料理だ。
江戸時代に生まれたそば屋「藪(やぶ)」「更科(さらしな)」「砂場(すなば)は御三家と呼ばれ、今もその流れを汲む「そば屋」が存在する。
その御三家で東京生まれ・東京育ちのそば屋が「藪」だ。
「藪」の流れを汲むそば屋は、そば自体もつゆも味が濃いことが特徴。
3. 東京で天ぷらを食べるなら「江戸天ぷら」のスタイルで
魚や野菜などの食材に小麦粉の衣をつけて揚げた「天ぷら」。
江戸で広まった「江戸天ぷら」は、薄い衣で素材の味も風味も感じられるようにしてあり、天つゆをつけて食べるスタイルだ。
現代でも「江戸天ぷら」のスタイルで提供しているお店も多い。
「天ぷら」専門店で、本格的な「天ぷら」を味わってみよう。
4. タレ・うなぎ・ご飯の相性を楽しむ「うなぎ」
「うなぎ」を素早く美しく捌き、醤油をベースに砂糖やみりんを混ぜた甘辛のタレを塗って、炭火で焼き上げた「蒲焼」は絶品。
蒲焼をご飯の上に乗せた「うな丼」は、江戸時代の日本橋が発祥。
発祥の地で蒲焼を食べてみてはいかがだろうか。
合わせて読みたい東京グルメに関する記事
東京で人気の飲食店を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。
東京旅行で買うべきお土産3選
グルメと同じように名産品も各地から東京に集まっている。
その中でも特に人気の高いお土産を3つに厳選して紹介しよう。
1. 東京ばな奈 見ぃつけたっ
1991年に誕生し、今や東京みやげの大定番となった『東京ばな奈 「見ぃつけたっ」』。ふんわりとやわらかく焼き上げたスポンジケーキに、バナナを丁寧に裏ごしして作ったバナナカスタードクリームが入った洋菓子だ。
子どもの頃から食べていて、“誰にとっても懐かしい味”ということからバナナを採用。ネーミングには、東京に住むおしゃれで元気な女性をイメージして、女性名の「奈」を付け、普段は忘れていても、楽しい思い出の中でかくれんぼしていたバナナの味を思い出すイメージから「見ぃつけたっ」になったそう。
2. 桂新堂「パンダの旅」
1866年(慶応2年)創業、名古屋に本店を構えるえびせんべいの老舗が展開する、東京でしか販売していない限定商品。
東京の観光名所の前で記念撮影、浅草で食べ歩き、相撲観戦と、2匹のパンダが東京を旅する様子が描かれたえびせんべいは、食べるのがもったいないくらいとってもキュート。カメラを手にした出発前のパンダや遊び疲れて眠ってしまったパンダが描かれたえびせんべいもあり、旅する一日を表しているのもおもしろい。
3. 日本橋錦豊琳「かりんとう詰合わせ」
日本で昔から親しまれているお菓子を、現代風に生まれ変わらせて発信する「日本橋錦豊琳」が手掛ける、新感覚のかりんとう。黒砂糖や白砂糖を絡めて作り、ガリっと噛んで食べる定番のかりんとうを、サッと口に放り込める小ぶりのサイズに仕上げ、日本らしい素材を使ったさまざまなフレーバーを展開している。
合わせて読みたい東京のお土産に関する記事
この記事で紹介したお土産以外にも、魅力的な東京土産はまだまだたくさんある。
東京のお土産について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にして欲しい。
東京旅行の拠点にすべき宿泊地とお勧めのホテル
東京旅行では電車での移動が多くなるため、拠点となる宿泊地は各地にアクセスしやすい駅があるエリアがお勧めだ。
東京旅行の拠点にピッタリなエリアと、エリアごとにお勧めのホテルを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
東京近郊にもアクセスしやすい「東京駅周辺」
東京の玄関口である「東京駅」は、東京都内だけでなく、東京近郊の観光地にも移動しやすい。
東京駅周辺は宿泊料の高いホテルばかりだが、その分アクセスの良さは抜群だ。
東京ステーションホテル
大正4年(1915年)に東京駅丸の内駅舎内に誕生した。国指定重要文化財であり、東京のシンボル的存在でもある東京駅丸の内駅舎は、平成24年(2012年)に創建当時の姿に復原された。
文豪に愛されてきたホテルとしても知られる。松本清張は昭和31年(1956年)頃にたびたび逗留。客室から見渡せた駅のホームを眺めて、小説『点と線』に登場する列車の時刻表を使ったトリックを着想したといわれている。
日本最大のターミナル駅がある「新宿」
新宿駅には山手線・中央線・京王線・小田急線など、東京と東京近郊の観光スポットを巡るために利用する主な路線が乗り入れるため、新宿を拠点にするのもお勧めだ。
繁華街もあるため、ホテル近辺で食べ歩きや飲み歩きができるのも嬉しい。
パークハイアット東京
新宿駅や東京都庁に程近い、独特な三角屋根が特徴の高層ビル「新宿パークタワー」の39階から52階にあるパークハイアット東京。
客室はスイート23室を含む全177室で全て42階以上にあるので、眺めは最高!45~290㎡の広さで、快適性と機能性を確保。落ち着いたインテリアで優雅な寛ぎのひとときが過ごせる。
ショートステイするならここ!「上野」
空港からのアクセスが良く、人気の観光地である「浅草」にも近い上野。
2泊3泊のショートステイなら、上野に泊まるのがお勧めだ。
古民家ゲストハウス「toco.」
近代的な高層ビルやホテルが数多く立ち並ぶ東京の真ん中で、都心では珍しくなった庭や縁側を持つtoco.。昔ながらの日本家屋の温もりを体感できる。
東京旅行最終日の宿泊地にお勧めの「品川」
上野と同じく空港からのアクセスが良い「品川」。
2泊3泊のショートステイや旅行最終日の宿泊先として利用するのがお勧めだ。
品川プリンスホテル
日本の玄関口である品川駅から徒歩約2分の場所に位置する、利便性の高いシティホテル。ホテルはメインタワーほか計4つのタワーで構成され、客室は3,554室と日本最大級だ。レストランやエンタメ、スポーツ施設などホテル敷地内の施設も充実している。
東京の平均気温と着衣例
東京の平均気温は下記の表の通りだ。
夏は湿度が高いだけでなく、東京都内はビルが多く熱が篭ることもあり、温度以上に暑く感じられるため、注意が必要だ。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 (度) | 5.4 | 8.5 | 12.8 | 15.1 | 19.6 | 22.7 | 25.9 | 27.4 | 22.3 | 18.2 | 13.7 | 7.9 |
平均湿度 (%) | 57 | 49 | 62 | 60 | 73 | 77 | 83 | 80 | 82 | 76 | 65 | 60 |
平均降水量(mm) | 43.5 | 88.5 | 173 | 156 | 99.5 | 168.5 | 310 | 382.5 | 222.5 | 199.5 | 93 | 116.5 |
出典:気象庁
東京の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
東京旅行に関するよくある質問
Q
東京は何泊すれば楽しめる?
東京を満喫したいなら7日間は確保しておきましょう。
Q
東京旅行の予算はいくら?
できる限り予算を抑えれば、飛行機代は除いて1泊1人あたり24,000円程度。飛行機代は時期によって異なりますが、LCCを利用すれば36,000円ぐらいです。
Q
東京で食べるべきグルメは?
寿司・うなぎ・そば・天ぷらは、東京で昔から好まれてきた料理なので、食べてみましょう。
まとめ
東京旅行に必要な情報を網羅的に紹介してきたが、いかがだっただろうか。
この記事では観光スポットやホテル、グルメをかなり厳選して紹介したため、紹介しきれなかった魅力的な観光スポットやホテル、グルメはまだまだ多い。
東京の観光スポットやお勧めのグルメスポットを詳しく紹介している、下記の記事もぜひ熟読してほしい。