【大阪〜奈良2Dayモデルコース】KINTETSU RAIL PASSでお得にめぐる旅！ 〜アクティブに楽しむ奈良2Days〜

旅の起点は近鉄電車「大阪難波」駅。奈良線快速急行に乗車して生駒駅へ。駅から徒歩すぐのケーブル鳥居前駅から近鉄生駒ケーブル宝山寺行きに乗り換えて宝山寺駅、さらに生駒山上行きに乗り換えて生駒山上駅で下車すると、最初の目的地「生駒山上遊園地」に到着です！

標高642mの生駒山に広がる「生駒山上遊園地」。豊かな自然に囲まれ、山上からの景色を楽しむことができる、こちらの遊園地は入園無料！

日本最古と言われている大型遊具機器「飛行塔」や、絶景の写真がSNSでも話題の「サイクルモノレール」など個性豊かな遊具が揃い、子どもはもちろん大人も楽しむことができます。多彩な遊具で思いっきり遊んだら、テラス席から大阪平野が一望できる「ビューレストラン」でランチタイム♪

「生駒山上遊園地」を満喫したら、生駒駅まで戻って奈良線急行で鶴橋駅へ、大阪線準急に乗り換えて河内山本駅、さらに信貴線に乗り換えて信貴山口駅で下車します。信貴山口からは西信貴ケーブルで高安駅へ。高安駅からは近鉄バス信貴山上線に乗車、信貴山門バス停で下車、のんびりと散策しつつ「信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺」に向かいます。

聖徳太子により、587年に創建された「信貴山真言宗 朝護孫子寺（ちょうごそんしじ）」。信貴山の起こりに寅が深く関係していることから、境内には数多くの寅の像が点在しています。
また、霊宝館には「国宝 信貴山縁起絵巻」の複製も展示。平安絵画の名品として知られ、日本三大絵巻の一つにも数えられており、こちらも必見です。

「信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺」から徒歩3分。多くの塔頭を有する朝護孫子寺の塔頭のひとつ「信貴山玉蔵院（ぎょくぞういん）」へ向かいます。

1000年以上の歴史を有するこちらでは、写経や作務などの修行体験ができるほか、宿坊に宿泊することも可能です。平安時代から江戸時代にかけて、修行の場として多くの宿坊があった信貴山の歴史を引き継いでいるこちらの宿坊に滞在して、日本の寺文化を学びます。

宿坊で清々しい朝を迎えた2日目。信貴山を後に、バス停「信貴山門」からバスに乗車してケーブル高安駅へ。高安駅からは西信貴ケーブルで信貴山口駅まで戻り、近鉄信貴線で河内山本駅へ。大阪線準急に乗り換えて大和八木駅、さらに急行に乗り換え橿原神宮駅へ。そこから吉野線に乗り換えて飛鳥駅へ。信貴山口駅から飛鳥駅まで約１時間30分ほどです。２日目は、太古の日本を感じることができる、明日香村を散策します！

明日香村散策には、レンタサイクルを利用。明日香村内5箇所（うち、高松塚営業所は団体予約のみ）の営業所があり、追加料金を支払えば各営業所で乗り捨ても可能です。5サイズの自転車を用意するほか、電動自転車もあるので体力に自信がなくても安心です。
今回は飛鳥駅前営業所でレンタサイクルを手配。約1400年前の古代遺跡が点在する明日香村の散策へ出発！

日本の原風景が広がる明日香村をサイクリングで約15分、続いて訪れるのは「農村レストラン 夢市茶屋」。身体を動かして少しお腹がすいたところで、お楽しみのランチタイムです。

国の特別史跡に指定される「石舞台古墳」にほど近い農村レストラン 夢市茶屋では、明日香村の旬の野菜をふんだんに使用した料理を楽しむことができます。今回の旅ではランチタイムの人気メニュー「古代米御膳」をいただきます！ 明日香村産のヒノヒカリと古代米をブレンドしたもちもち食感がくせになるご飯や、吉野葛と豆乳で作った「呉豆腐」などのおかずがついています。ヘルシーながらボリュームも申し分なく、大満足間違いなしです。

明日香村の滋味に満足したあとは、自転車ですぐの場所にある「石舞台古墳」へ。6世紀末頃築造の、飛鳥時代の有力者蘇我馬子の墓と考えられている古墳です。

石舞台古墳は30数個の巨石を積み上げて築かれており、その石室は日本最大規模を誇ります。石の総量はなんと2,300ｔ！ 当時の土木・運搬技術の高さにも驚かされます。
美しい自然風景が広がる古墳の周囲には、春にはソメイヨシノが彩る桜の名所としても人気があります。

石舞台古墳を後に、自転車で約10分。明日香村最後に訪れるのは、中世に開墾、日本の農村の原風景を今に伝える歴史的景観が楽しめる「稲渕の棚田」です。

300枚余りの水田と畑が山間に広がる稲渕の棚田は、明日香村の歴史的景観の一つに数えられています。春には菜の花が咲き、初夏には水田の水鏡がキラキラと輝くなど季節ごとに異なる表情で訪れる人を楽しませてくれます。なかでも稲穂が黄金に輝く秋は圧巻の美しさ！
連綿と続くこの美しい風景を末永く楽しむためにも、棚田への立ち入りなどマナー違反は厳禁！ マナーをしっかり守って鑑賞しましょう。

稲渕の棚田から自転車で約15分、飛鳥駅前営業所に自転車を返却して大阪へ戻ります。
近鉄飛鳥駅から吉野線に乗車、橿原神宮前駅で南大阪線急行に乗り換えます。終点の大阪阿部野橋駅で下車、この旅最後の目的地「あべのハルカス」に到着します。

地上300ｍの高さを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」。百貨店やホテル、美術館などさまざまな施設が入居する、大阪のランドマークのひとつです。

今回のお目当ては、58階から60階までの三層構造の展望台「ハルカス300（展望台）」。16階から専用エレベーターで最上階の60階へ。ガラス張りの天上回廊は、まるで空中散歩をしているかのよう！ 大阪市街地はもちろん、気候条件が良ければ京都から六甲山系、1日目に訪れた生駒山系などの眺望を楽しむことができます。