![「ガラスの街とやま」でツアー参加者のみが得られる特別な感動](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_034023_5dc9dd44_w1920.webp)
「ガラスの街とやま」でツアー参加者のみが得られる特別な感動
東京から北陸新幹線でおよそ2時間、京都から特急と北陸新幹線を乗り継いでおよそ3時間。日本海の恵みを受け、3,000m級の山々に囲まれた自然豊かな富山県は観光資源、おいしい食材ともに豊富な地だ。
その富山県の経済や文化の中心である富山市は「くすりの街」として300年以上も前から全国に知られており、ガラスを使用した薬瓶の製造も古くから盛ん。こういった背景からこの地にはガラス製品の生産技術やノウハウが蓄積されており、グラス工芸作家の育成にも力を注いでいる。デザイン性豊かで独創的なガラス作品が次々と誕生する、「クラフトマンシップ」にあふれた都市なのだ。
今回は富山市の魅力にどっぷりと浸ることができる、特別なツアーに参加。ガラス工芸をはじめとする「クラフトマンシップ」をディープに体感することができるツアー内容をご紹介!
※記載の料金や時間などのDATAは、一般の利用・見学の場合を記載しています。
世界でたったひとつのワイングラスで乾杯
ツアーのメインとなるのは、オリジナルのワイングラスをガラス作家と共同作業で創り上げる特別な体験。翌日には富山市内のシティホテルにおけるディナーで、完成したグラスと対面。さっそく乾杯することができるのも、このツアーのうれしいポイントだ。
創造の原点「富山ガラス工房」で工房所属作家とともにオリジナルワイングラスづくり
![ガラスに関する施設が集積する「グラス・アート・ヒルズ富山」。多くのガラス作家を輩出する、ガラスアートの聖地だ](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042313_aa18d4d0_w1920.webp)
![「富山ガラス工房第2工房」は、工房所属作家のサポートのもと、市民が気軽にガラス制作を体験できる施設。今回のワイングラス制作体験もこの工房で行われる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042316_86963e34_w1920.webp)
富山市郊外にある「グラス・アート・ヒルズ富山」。「富山ガラス造形研究所」と「富山ガラス工房」を中心に、ガラス関連の施設が集まる「ガラスの街とやま」の拠点である。若手ガラス作家の自立支援も行っており、国内外で活躍する作家を多く輩出している。
![色見本を見ながら、これから創り上げるワイングラスのイメージを描いていく。予め具体的なイメージを持ってから、オリエンテーションに臨むのが理想](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042319_47a7d769_w1920.webp)
ワイングラス作り体験は、オリエンテーションから始まる。サンプルと色見本を見ながら、これから作り上げるワイングラスのイメージを用紙に描いていく。
一般的なガラス作り体験とは異なり、「アート作家と共同作業で創り上げる」というのが最大の特徴。ワイングラスの脚の部分に色を施すなど、デザインの自由度は無限だ。高い技術を有する作家と共に創るため、独創的な一脚を創り上げることができる。
![ブローパイプを使って息を吹き込んでいく。若手作家が制作活動を行う現場で、制作体験ができるのも醍醐味のひとつ](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042322_fcfdcdef_w1920.webp)
若手ガラスアート作家も使用する工房に移動し、いよいよワイングラス作りがスタート。完成イメージを描いた用紙をもとに、作家とともにグラスを創り上げていく。慣れない作業にはじめは苦労するかもしれないが、複数の作家がフレンドリーにサポートしてくれるので次第に楽しくなってくる。
![作家のアドバイスを受けながら、グラスをイメージの形へ近づけていく](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042324_4c73bc2c_w1920.webp)
45分ほどで作業は完了。オリエンテーションからグラスの制作、桐箱への署名まで、すべてで90分ほどになる。高温のワイングラスを、一晩かけてゆっくり常温まで冷ました後、工房作家が数時間かけて最終仕上げの加工を施し完成。
このワイングラスは、翌日のディナー会場となる「ダブルツリーbyヒルトン富山」へと届けられる。富山市を満喫している最中に、ほとんどタイムラグなく自作のワイングラスで乾杯できるのは、このツアーの参加者に与えられた特権だ。
![作家と二人三脚で創り上げた、世界でたったひとつのオリジナルワイングラス。翌日の完成が楽しみだ](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042327_724360d4_w1920.webp)
![グラスは参加者が直筆サインした桐箱入り・風呂敷包みで、制作時の思い出の写真(写真立て仕上げ)とともに、翌日のディナー会場まで届けられる。箱には筆でサインを入れることもできる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042330_48e58db5_w1920.webp)
![体験後は併設するカフェ「クリエ」で、ドリンクを楽しみながら休憩を](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042333_5588f074_w1920.webp)
![併設するショップでは、工房所属作家の作品などを購入できる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042336_b2895ede_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 富山ガラス工房
- 郵便番号
- 930-0151
- 住所
- 富山県富山市古沢152
- 電話
- 076-436-2600(代表)
- 定休日
- 12月28日~1月4日
- 時間
- 9:00~17:00
- アクセス
- JR「富山」駅から富山地方鉄道バス富山大学付属病院行きで「ファミリーパーク前」バス停下車、徒歩約5分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
ガラスの持つさまざまな美しさに触れられる「富山市ガラス美術館」
ワイングラスを自作しガラス工芸への関心が高まったところ、次に訪れるのは「富山市ガラス美術館」。世界的建築家・隈研吾氏が設計を手がけた美しい複合施設「TOYAMAキラリ」内にあり、「ガラスの街とやま」を世界へ発信する拠点となっている。
![「TOYAMAキラリ」には、美術館のほか図書館や銀行を併設。美しい吹き抜けは、富山市内随一のフォトスポットでもある](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042340_086f60cd_w1920.webp)
![デイル・チフーリ《トヤマ・フロート・ボート》2015年 H60×W917.5×D657.5cm 富山市ガラス美術館所蔵](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042344_7f183884_w1920.webp)
館内では富山市が所有する、現代ガラス芸術作品を中心に展示。6階にある「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス芸術の巨匠デイル・チフーリ氏が手掛けたインスタレーション作品を見ることができる。作品の色彩やダイナミックさは強烈で、その世界観に思わず没入してしまう。
展示室の壁面や図書館内にも富山ゆかりの作家の作品が展示されており、現代ガラス芸術の世界を身近に感じることができる。
![常設展に加えさまざまなテーマの企画展も開催。ワイングラス作り体験を終えた直後に美術館を訪れる行程なので、通常とは異なる目線からも作品を鑑賞できるはずだ。写真は「コレクション展 ガラスをめぐる自然」会場風景
(会期:2023年6月10日(土)~12月3日(日))](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042348_cec50c96_w1920.webp)
(会期:2023年6月10日(土)~12月3日(日))
![世界的建築家・隈研吾氏が設計を手がけた。ガラスアートのような、キラキラと光る外観も美麗](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042353_87336193_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 富山市ガラス美術館
- 郵便番号
- 930-0062
- 住所
- 富山県富山市西町5-1
- 電話
- 076-461-3100
- 定休日
- 第1・第3水曜日、年末年始
- 時間
- 9:30~18:00(金・土は~20:00)※入場は閉場の30分前まで
- 料金
- 常設展大学生以上200円、企画展は展覧会によって異なる
- アクセス
- 市内電車「西町」電停から徒歩すぐ
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
「ダブルツリーbyヒルトン富山」でオリジナルグラスと対面&乾杯!
宿泊先は富山駅から徒歩約3分の場所に位置する「ダブルツリーbyヒルトン富山」。モダンな雰囲気の広々とした客室を201室有しており、快適に滞在できる。サウナ付大浴場や、24時間利用可能なフィットネスジムも完備。
![2023年1月に開業した「ダブルツリーbyヒルトン富山」。ヒルトン系列のホテルとしては北陸地方(富山県・石川県・福井県)初進出となる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042358_2c15bd39_w1920.webp)
![立山連峰をモチーフにしたデザインが施された201室の客室は、明るい木目を基調にした優しい空間](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042401_40c7fc76_w1920.webp)
![重厚な木箱のなかには、昨日自作したワイングラスが。作家と共同で創り上げたこともあり、想像以上に美しい作品が完成した](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230908_013112_40d4cb83_w1920.webp)
![制作者それぞれの個性が出たワイングラスたち](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042420_5237f732_w1920.webp)
2日目の夜は、同ホテル2階にあるオールデイダイニングでディナーを堪能。この場で昨日自作したワイングラスが、いよいよ開封される。ドキドキしながらグラスと対面する参加者たちだったが、想像を上回る出来栄えにそれぞれ大満足の様子。
![個室空間でディナーを楽しめる。自作したグラスで味わうワインの味は格別。使用したグラスはホテルのキッチンで洗浄した後、再び箱に収めてくれる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042424_6936848e_w1920.webp)
![豚肉の薪焼き ハニーガーリックソース添え(コースの一例)ほか、ワインに合う料理を楽しめる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042427_eef0de0d_w1920.webp)
オリジナルのグラスに、ヒルトンセレクトのワインが注がれる。「ガラスの街とやま」に滞在中に、さっそく自作のグラスで乾杯できるとは幸せな限り。旬の地元食材をふんだんに使ったシェフ特製の料理の数々は、ワインともこの上なくマッチしている。
基本情報
- 日本語名称
- ダブルツリーbyヒルトン富山
- 郵便番号
- 930-0002
- 住所
- 富山県富山市新富町1-1-10
- 電話
- 076-403-9700
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 11:00
- 宿泊料金
- 素泊まり9,944 円(税サ込)~
- アクセス
- JR「富山」駅から徒歩約3分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
歴史とクラフトマンシップが息づく「岩瀬地区」。散策するだけでは気づけない魅力も発見!
富山市北部に位置する「岩瀬」は、江戸時代初期から港町として栄えた情緒あふれる地域。「北前船」という江戸時代の商船の寄港地として大いに栄えた港町だ。また、全国にファンを持つ銘酒「満寿泉」の酒蔵「桝田酒造店」を筆頭に、「クラフトマンシップ」が根付いたエリアでもある。界隈には工房やギャラリーが点在しており、職人やアーティストたちの創作の場となっている。
![岩瀬のメインストリート「大町通り」の風景](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042431_710aa52f_w1920.webp)
![「北前船」とは大阪と北海道を瀬戸内海、日本海を経由して往復していた商船のこと。岩瀬からは主に米が積まれ、北海道からは昆布や肥料用のニシンが運び込まれた](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042434_ced7a414_w1920.webp)
このツアーでは通常では見学できない工房の見学なども織り込まれており、「岩瀬」の魅力をより深く体感できる。
北前船交易で栄えた豪商の屋敷「北前船廻船問屋 森家」
「北前船廻船問屋 森家」は1878年頃に建てられた、北前船による交易で栄えた商人の邸宅。家屋には全国各地から取り寄せた材料が贅沢に使われており、往時の繁栄ぶりが伝わってくる。主屋の吹抜けの木組みや土蔵の絵など、随所に見どころがある。玄関からかつて邸宅の背後にあった船着き場まで、「トオリニワ」という通路で繋がっているのも特徴。
![1994年に国の重要文化財に指定された「森家」](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042437_4530891a_w1920.webp)
![岩瀬の商人の典型的な住居の佇まいを見学できる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042440_ad460f93_w1920.webp)
![木組みが美しい主屋。かつて囲炉裏(日本式の炉の一種)は商取引の場であった](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042443_08675535_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 北前船廻船問屋 森家
- 郵便番号
- 931-8358
- 住所
- 富山県富山市東岩瀬町108
- 電話
- 076-437-8960
- 定休日
- 年末年始
- 時間
- 9:00~16:30
- 料金
- 大人100円、高校生以下無料
- アクセス
- 富山港線「東岩瀬」駅から徒歩10分
- クレジットカード
- 不可
- 公式サイト
- 公式サイト
作品が生まれる現場を見学する貴重な体験「木彫岩﨑工房」
伝統的な彫刻技法を守りながら、写実的に創り上げられた作品を世に送り出している彫刻師・岩崎努さんの工房。岩崎さんの作品は、富山県南砺市にあるミシュランの星付きレストラン「L'évo」にも展示されるなど、各方面から高い評価を受けている。普段は非公開の工房だが、このツアーでは特別に制作現場の見学が可能。
![真剣な眼差しで木を彫る岩崎努さん](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042447_2833cc47_w1920.webp)
岩崎さんの生まれた富山県南部の井波地区(富山県南砺市)は、日本の伝統的な彫刻技術が息づく町として知られている。彫刻師を父に持つ岩崎さんは井波で彫刻を学んだ後、より写実的な表現を追求して独立。さまざまなジャンルの作家が集う、岩瀬の町に工房を構えた。この工房から生まれる作品は「伝統工芸」という枠を超えた、まさに新しいジャンルの芸術品である。
![工房はギャラリーを兼ねており、さまざまな作品が展示されている](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042451_434ccc0c_w1920.webp)
![岩崎さんが「郷愁を感じる」と話す柿は、同氏の作品における代表的な題材のひとつ。写実的であり、木を彫ることで生まれた造形物であるとはにわかに信じがたい](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042454_c07e509d_w1920.webp)
![木に魂を吹き込む現場を目にすることができる、貴重な体験](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042457_49c38d53_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 木彫岩﨑工房
- 郵便番号
- 931-8358
- 住所
- 富山県富山市東岩瀬町154-2
- 電話
- 076-437-7210
富山を代表する酒蔵「桝田酒造店」が醸す酒と和菓子のマリアージュを楽しむオリジナル体験
岩瀬に蔵を構える銘酒「満寿泉」の醸造元「桝田酒造店」。この酒蔵が営む「沙石」では日本酒の有料試飲を満喫することができる。ときには一般に出回っていない日本酒や、限定酒にも出会える日本酒ファンにはたまらない空間だ。
![天井が高く取られた趣ある空間で、日本酒の有料試飲を楽しめる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042501_90eb25bc_w1920.webp)
![老舗和菓子処「引網香月堂」4代目店主が、それぞれの日本酒との相性を考え抜き和菓子を堪能できる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042504_78f6141d_w1920.webp)
このツアーでは「沙石」の2階にある広々とした空間に通され、「引網香月堂」の和菓子と「桝田酒造店」の日本酒のマリアージュを特別に体感することができる。このツアーのために厳選された桝田酒造店の日本酒5銘柄に合わせて、5種類の和菓子を提供。和菓子のみを味わったのち、日本酒を味わい、再び和菓子を口に含むと驚くほど味の印象が変わることに驚かされる。
![富山市の老舗の酒蔵と和菓子処がコラボレーション。酒造り、和菓子作りに対するそれぞれの想いを聞けるのも興味深い](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042508_1aba3731_w1920.webp)
![日本酒と和菓子の意外なほどの相性の良さを感じ、参加者たちは話が弾む](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042511_b6bf62f7_w1920.webp)
![「引網香月堂」店主の計らいにより、和菓子作り体験も開催。改めて和菓子の繊細な魅力に気づく機会となった](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042515_0283291d_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 沙石
- 郵便番号
- 931-8358
- 住所
- 富山県富山市岩瀬大町93
- 電話
- 080-2962-6683
- 定休日
- 火曜
- 時間
- 10:00〜17:00
- アクセス
- 富山港線「東岩瀬」駅から徒歩約12分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
岩瀬でのランチに最適なイタリアン「ピアット スズキ チンクエ」
富山の豊かな食材を活かした料理を提供する、本格イタリアン。岩瀬のメインストリート「大町通り」から一本入った場所に位置しており、散策途中のランチには最適だ。
![メダイのグリルと豚のロースト(写真はコースのイメージ)](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042521_c6b542d5_w1920.webp)
シェフはミシュランの星を10年以上連続で獲得した東京・麻生十番「ピアット スズキ」で修業をした経歴の持ち主。2017年にこの岩瀬の地に「ピアット スズキ チンクエ」を開業し、「ミシュランガイド北陸2021特別版」ではビブグルマンを獲得した。
木を基調とした店内の大きな窓からは日本庭園を眺めることができ、ゆったりとした気持ちで食事を楽しめる。
![店の入口には大きな石門があり、その先には美しい日本庭園が広がっている](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042536_ad1f872f_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- ピアット スズキ チンクエ
- 郵便番号
- 931-8358
- 住所
- 富山県富山市東岩瀬町93
- 電話
- 076-482-4014
- 定休日
- 月曜日、第2・4日曜日
- 営業時間
- 11:30~15:30(LO14:00)、17:30~22:00(LO20:15)
- 予算
- ランチ1,980円~、ディナー2,750円~
- アクセス
- 富山港線「東岩瀬」駅から徒歩約12分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
「しゃみせん楽家」で伝統楽器の演奏にチャレンジ
日本の伝統楽器のひとつ「三味線」を販売するほか、教室も開催している「しゃみせん楽家」。こちらでは、ツアーのオリジナルコンテンツとして紙で三味線を作る体験ができる。
![体験の前に三味線のミニライブが開催される](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042541_055b7c04_w1920.webp)
富山市南部の「八尾」では、毎年9月1日から3日にかけて「おわら風の盆」が開催される。三味線はこの祭りには欠かせない楽器であり、富山と三味線は深い繋がりがある。
体験の前に三味線の演奏が披露される。情緒豊かな民謡からダイナミックな速弾きなど多彩で、三味線の魅力に一気に引き込まれる。
![最後に弦を巻き付けて「紙三味線」の完成](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230908_013224_683de42d_w1920.webp)
三味線の音色を堪能したところで、「紙三味線作り」のワークショップがスタート。紙を折り目に沿って折り曲げ、ネックを取り付けるなど簡単な作業が多いので気軽に取り組むことができる。紙製の三味線だが、想像以上に音がよく反響することに驚かされるはず。
完成した紙三味線でいよいよ演奏。直感で弾きやすいように工夫された、オリジナルの楽譜を使用するので楽器初心者でも簡単に演奏できる。もちろん本物の三味線に触れることもできるので、ぜひチャレンジしたい。
![三本の糸には色が、フレットには番号がついており、初めてでも弾きやすい](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042550_45b24c31_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- しゃみせん楽家
- 郵便番号
- 931-8358
- 住所
- 富山県富山市東岩瀬町303
- 電話
- 076-471-5467
- 定休日
- 水曜
- 時間
- 10:00〜18:00(土日祝~15:00)
- アクセス
- 富山港線「東岩瀬」駅から徒歩約3分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
まだある!クラフトマンシップを感じる富山市内のスポット
薬の生産や組子細工など、世界に誇る産業を多く抱える富山市。このツアーではそれらの産業を楽しく学ぶことができる、関連施設も多く巡っていく。
「くすりの街・富山」を象徴する老舗「池田屋安兵衛商店」
富山市は300年以上前から現在に至るまで、薬製造業が盛んな「くすりの街」。1690年、江戸城内で激しい腹痛に見舞われた大名に、富山藩2代藩主・前田正甫(まえだまさとし)が携帯していた「反魂丹(はんごんたん)」と呼ばれる薬を与えたところ、たちまち痛みは治まったという。このことがきっかけとなり、富山の薬が全国に知れ渡ったと伝えられている。
![1936年に和漢薬種問屋として暖簾を掲げたのが、「池田屋安兵衛商店」の起こり](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042557_a905aa85_w1920.webp)
![昔ながらの道具を使って「反魂丹」を作る様子を見学できる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042602_767171b7_w1920.webp)
江戸時代に一世を風靡した「反魂丹」を戦後まもなく復活させたのが「池田屋安兵衛商店」。店頭ではかつての丸薬製造の実演も行っており、希望者は体験も可能。均一の大きさに薬を丸めるのは一見簡単そうだが、意外に難しいことに気付かされる。
店内では和漢薬を中心に、さまざまな薬を販売。症状や悩みに合わせてさまざまな薬を処方してくれるので心強い。
![一番の売れ筋は「越中反魂丹」。ストレスからくる胃腸障害、食べ過ぎ飲み過ぎによる各症状、消化不良などに効果を発揮する](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042607_9ebabe75_w1920.webp)
![レトロなパッケージに入った薬は、土産品としても人気が高い](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042611_b69dbe77_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 池田屋安兵衛商店
- 郵便番号
- 930-0046
- 住所
- 富山県富山市堤町通り1-3-5
- 電話
- 076-425-1871
- 定休日
- 年末年始
- 時間
- 9:00〜18:00
- アクセス
- 市内電車「西町」電停から徒歩約2分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
「組子細工 タニハタ」で緻密かつ繊細な美に触れる
「組子細工」は、釘を使わずに木を幾何学的な文様に組み付ける日本の伝統的な木工技術。多くの職人が在籍する「組子細工 タニハタ」は高い技術力を誇り、「内閣総理大臣賞」をはじめ数々の賞を受賞している。
![組子職人が作業する現場も見学できる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042617_9cdb34d9_w1920.webp)
社内の随所に作品が飾られており、緻密な美しさに見とれるばかり。本来は和室の装飾に使われることの多い組子であるが、近年は海外のブランドショップや高級ホテルにも多く採用されていると言うのにもうなずける。
社内の見学を終えた後、最後に用意されているのは組子細工の体験。パズルのように木のパーツをはめていくのだが、コツをつかむまでなかなか苦労する。その分、うまくはまって文様が完成したときの爽快感は素晴らしい。
![素早い手付きで木と木を繋ぎ合わせる、職人技にも圧倒される](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042623_e9890c3c_w1920.webp)
![さまざまな組子のパターンが展示されている](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042634_5c7cafe8_w1920.webp)
![本社はショールームも兼ねており、組子の美しさに触れることができる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042639_eaec14f4_w1920.webp)
![組子細工でコースターを作る体験は、思わず夢中になる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042643_3ed5ee98_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 組子細工タニハタ
- 郵便番号
- 930-0816
- 住所
- 富山県富山市上赤江町1-7-3
- 電話
- 076-441-2820(代表)
- 定休日
- 土日祝
- 時間
- 10:30~12:00、13:30~15:00(工場見学は10名以上の団体のみ事前予約にて受付)
- 料金
- 1,000円
- アクセス
- 富山港線「下奥井」駅から徒歩約15分
- クレジットカード
- 不可
- 公式サイト
- 公式サイト
「秋水美術館」で日本刀の真の美しさに迫る
製薬会社のリードケミカル社が収集してきた、美術品を公開する美術館。なかでも日本刀のコレクション数は圧巻で、見ごたえがある。室町時代(1336〜1568年)、富山県は「宇多派」と呼ばれる刀工が活躍した刀剣の主要産地であった。企画展示として富山の刀工のコレクションも展示されることがあるので、こちらにも注目を。
![甲冑などの武具や日本画など、さまざまな日本美術が展示されている](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042649_73136c00_w1920.webp)
間近で日本刀を鑑賞すると、「刃文」と呼ばれる波のような模様の美しさに魅了される。日本刀は単なる武具というより美術工芸品としての側面も強く、現代まで大切に受け継がれてきたことが分かるはずだ。
![重要文化財を含む、約200振りの日本刀を所蔵している](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042653_9e996a17_w1920.webp)
![「刃文」と呼ばれる焼刃の形状こそが、日本刀の美の真髄。同美術館では計算を施した美しいライティングで、日本刀の魅力を最大限に引き出している](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042658_052bd666_w1920.webp)
![「秋水」とは「曇りのない研ぎ澄まされた日本刀」を意味する](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_042702_07597ab7_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 秋水美術館
- 郵便番号
- 930-0066
- 住所
- 富山県富山市千石町1-3-6
- 電話
- 076-425-5700
- 定休日
- 月・火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
- 時間
- 10:00〜17:00(最終入館16:30)
- 料金
- 大人800円、大学生以下無料
- アクセス
- 市内電車「大手モール」電停から徒歩約5分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
富山市ツアー中のディナーにおすすめの一軒
宿泊先のひとつである「ダブルツリーbyヒルトン富山」は、JR富山駅前という好立地。この近辺には魅力的な居酒屋や割烹料理店、レストラン、バーが連なっている。中心街の活気を感じつつ散策し、富山の美食を味わうのもおすすめだ。
「割烹 小川」北陸の旬の幸をコースで味わい尽くす
その日に水揚げされた富山の新鮮な海の幸や、地物の山の幸を中心に使用する会席料理でもてなしてくれる割烹料理店。見た目にも美しい盛り付けと、奥深い味わいは料理人の技を感じさせる。冬は富山名物の「ブリしゃぶ」や蟹料理なども楽しみ。
![富山湾で水揚げされた新鮮な海の幸を、贅沢に味わえる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043804_44013eb7_w1920.webp)
![この日は富山市内を流れる神通川でとれた、旬の鮎も提供された](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043832_b2d21aee_w1920.webp)
![ローストビーフなど、洋のエッセンスを感じさせる一品も](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043838_015dba80_w1920.webp)
![四季折々の旬の素材を楽しめる割烹料理店](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043842_d512d2e2_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- 割烹 小川
- 郵便番号
- 930-0002
- 住所
- 富山県富山市新富町2-4-7
- 電話
- 076-439-1988
- 定休日
- 日曜、祝日
- 営業時間
- 11:30〜14:00(LO13:30)、17:00〜22:00(LO21:30)
- 予算
- ランチ1,650円~、ディナー7,150円~
- アクセス
- JR「富山」駅から徒歩約10分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
+1泊は迷わずこちら!
アートと自然景観が魅力の「リバーリトリート雅樂倶」
もう1泊は都心を離れ、神通川の畔に建つ「リバーリトリート雅樂倶」に宿泊。館内に散りばめられたアートと自然景観に心が研ぎ澄まされる。
![2023年3月にリニューアルした本館のプレミアスイート「水紋」](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043848_4dbecb67_w1920.webp)
神通峡のほとりに佇む、スモールラグジュアリーホテル。館内のパブリックスペースや客室には洗練された現代アート作品が散りばめられており、心豊かに滞在できる。また、多くの客室がリバービューになっており、エメラルドグリーンの水を湛える美しい神通川を眺めながらゆったりとした時を過ごせる。
和洋2種類のダイニングを備えているのも特徴。いずれも地元富山の食材の滋味を活かしつつ、最高の一皿へと昇華させている。
![神通川を眺められるメインロビー](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043852_04fa5a1e_w1920.webp)
![「Trésonnier トレゾニエ」のディナーの一例。フレンチをベースとした、新しいスタイルの料理を味わえる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_043942_a6621ac3_w1920.webp)
![「和彩膳所 樂味」のディナーの一例。繊細な美しさを放つ器からも、アートを楽しめる宿ならではのもてなしを感じる](https://static.gltjp.com/glt/data/article/21000/20399/20230906_044029_111ba70a_w1920.webp)
基本情報
- 日本語名称
- リバーリトリート雅樂倶
- 郵便番号
- 939-2224
- 住所
- 富山県富山市春日56-2
- 電話
- 076-467-5550
- チェックイン
- 15:00
- チェックアウト
- 11:00
- 宿泊料金
- 1泊2食38,500円~
- アクセス
- JR「笹津」駅から徒歩約15分
- クレジットカード
- 可
- 公式サイト
- 公式サイト
まとめ
このツアーは「Team Travel Kuramoto」または、「Bespoke Japan travel」にて参加を受け付けている。2泊3日の行程で富山市の魅力を濃密に堪能し、誰よりも深く富山市の魅力を知ることができる特別なツアーをぜひ体験してほしい。
TEAM TRAVEL KURAMOTO CO., LTD.
- 日本語名称
- TEAM TRAVEL KURAMOTO CO., LTD.
- 郵便番号
- 541-0056
- 住所
- 大阪府大阪市中央区久太郎町4-2-9 新中央ビル3F
- 電話
- 06-6245-0878
- 公式サイト
- 公式サイト
Bespoke Japan Travel Co., LTD.
- 郵便番号
- 602-8242
- 住所
- 京都府京都市上京区皀莢町287 堀川新文化ビルヂング
- 公式サイト
- 公式サイト(英語)