展望室だけじゃない!伝統文化やグルメなども楽しめる京都タワーの観光ガイド

展望室だけじゃない!伝統文化やグルメなども楽しめる京都タワーの観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

京都駅前に佇み、地元の人や観光客を温かく迎える「京都タワー」。
展望室からは京都の街並みや夜景はもちろん、京都を代表する国宝・世界遺産も一望でき、季節や時間帯で変わる景色を堪能できる。
その他にも、グルメ・ショッピングを楽しめる施設や、京都の文化を体験できる施設も入っている。
見どころ盛りだくさんの「京都タワー」を存分に楽しむために、各フロアの魅力や見どころを詳しく紹介しよう。

目次

京都タワーってどんなところ?

京都市下京区に位置し、京都駅中央口の目の前にそびえ立つ、ロウソクのような形が特徴の「京都タワー」。
地上131mの「京都タワー」は、高さ31mのビルの上に100mのタワーが建つ構造。
京都市内で一番の高さを誇り、高さは当時の市の人口が131万人だったことに由来する。
「京都タワー」最大の魅力は、展望室から京都の市街地を360度見渡せることだ。
世界遺産や国宝にも指定された歴史ある建物など、京都タワーでしか見られない景色を堪能できる。
また、夜になると光り輝く京都の街並みを見られ、昼間の景色とは違ったロマンチックな雰囲気を味わえる。
ホテルや様々な飲食店、商業施設「KYOTO TOWER SANDO」も入っており、グルメ・ショッピング・伝統工芸なども楽しめる。

京都タワーはいつできたの?

東京オリンピックが開催された1964年に完成した「京都タワー」。
京都市の産業・文化・観光の発展に貢献することを目指し建設された。
白くほっそりとしたシルエットは、海のない京都の街を照らす灯台をイメージして作られた。
2014年の開業50周年に向けて改修工事を実施し、エレベーターには京都を代表するお寺をイメージした金色と銀色で、京都の名所や京都三大祭のシルエットが描かれている。

京都駅の目の前にある、京都のランドマーク
京都駅の目の前にある、京都のランドマーク

京都タワーのマスコットキャラクター「たわわちゃん」

京都タワー開業40周年を記念して、2004年に誕生したマスコットキャラクター「たわわちゃん」。
おっとりした性格にもかかわらず、ダンスが得意という意外な一面を持ち合わせている。
毎週土曜日・日曜日と祝日の14時〜15時の間に京都タワー5階展望室に行けば、「たわわちゃん」に会える。

京都タワー5階の展望室へ「たわわちゃん」に会いに行こう
京都タワー5階の展望室へ「たわわちゃん」に会いに行こう

京都タワーへのアクセス

京都観光の移動拠点でもある、「京都駅」から「京都タワー」へのアクセスを紹介しよう。
京都駅中央口を出ると目の前に京都タワーが立っているので、すぐわかるはずだ。

経路
1. 京都駅中央口のエスカレーターを降りて右手に進む
2. 京都タワーが見えるので、そのまま京都タワーを目指して進むと到着
所要時間
徒歩約2分

京都タワーの営業時間と入場料

京都タワーの営業時間と入場料は、以下の表を参考にしてほしい。
展望室以外は入場料無料なので、気軽に入れるのも嬉しいポイントだ。

営業時間(展望室)
10:00 〜 21:00
(最終営業時間 20:30)
展望室の入場料
・大人:900円
・高校生:700円
・小〜中学生:600円
・幼児(3歳以上):200円

京都タワーのお勧め観光シーズンは?

京都タワーは1年中楽しめるが、季節を絞るなら春と秋がお勧め。
京都タワーを背景に桜と紅葉を楽しめるスポットを探して、京都の街を散策するのも楽しいはずだ。

京都ならではの趣ある景観と京都タワーのコラボレーションを楽しもう
京都ならではの趣ある景観と京都タワーのコラボレーションを楽しもう

【施設別】京都タワーの魅力と見どころ

京都タワーの魅力は、展望室から京都の街並みを見渡せるだけではない。
ほかにも、京都ならではの体験ができる商業施設や、美しい夜景を見ながら食事できるレストランなど、様々な施設が入っている。ホテルもあるため、観光拠点にすることも可能。
多言語に対応したインフォメーションセンターもあるので、外国人観光客でも安心だ。
ここからは京都タワー内の施設を、その魅力と共に紹介しよう。

風情ある街並みを一望できる「京都タワー展望室」

タワーの展望室4階・5階にある「京都タワー展望室」では、地上100mの景色が楽しめる。
360度ガラス張りのため、高い建物の少ない京都の街並みをすみずみまで見渡せる眺めの良さが魅力。
清水寺、東寺などの京都を代表する国宝・世界遺産も一望できる。
昼間の景色が素晴らしいのはもちろんだが、視界を遮ることなく遠くの方まで光り輝く、美しい夜景も魅力のひとつ。
また、展望室には京都市街で一番高いパワースポット「たわわちゃん神社」があり、京都で最も空に近い神社として人気スポットとなっている。
「京都タワー展望室」を訪れたら、「たわわちゃん神社」でお参りしてみよう。

展望室から美しい京都の街並みを眺めてみよう
展望室から美しい京都の街並みを眺めてみよう

京都の夜景を眺めながらお酒が飲める「スカイラウンジ「空」-KUU-」

タワーの展望室3階にあるカフェバースカイラウンジ「空」-KUU-。
上品な照明で統一された店内には、大人の空間が広がる。
360度ガラス張りのため、京都の美しい夜景を見ながら、お酒や抹茶ケーキなどのデザートが楽しめる。
カップルシートとカウンター席はもちろん、BOX席とテーブル席もあり、様々なシーンで利用できる。

眼下に広がる夜景を見ながら幻想的なひと時を(写真はイメージです)
眼下に広がる夜景を見ながら幻想的なひと時を(写真はイメージです)

京都のシンボルに宿泊できる「京都タワーホテル」

京都タワービルの2階・4階〜7階・9階部分にある「京都タワーホテル」は、京都駅から徒歩約2分という便利な立地で宿泊できる。
客室は「和」とモダンが織りなす、落ち着いた雰囲気が特徴的。
広々とした空間で快適に過ごせるファミリールームや、観光中の休憩に使える日帰り専用の部屋など、用途に合わせて客室が選べるのも嬉しい。
特にお勧めの部屋は、京都タワーをイメージしてデザインされた部屋だ。
「京都タワー」の形状、配色などをベースに窓や内装がデザインされているため、客室の中でも「京都タワー」を感じられる。
京都駅のすぐ近くという立地であるため、京都観光の拠点にもピッタリだ。

京都のランドマーク、「京都タワー」の真下に滞在できるホテル
京都のランドマーク、「京都タワー」の真下に滞在できるホテル

和食を中心に様々な料理を味わえる「タワーテラス」

京都タワービルの3階にある、和洋多彩な料理が味わえる新しいビュッフェスタイルのレストラン。
モダンな雰囲気が広がる店内で、京都の一般家庭で作られる日常的なお惣菜「おばんざい」や漬物などの和食はもちろん、「宇治茶 祇園辻利」のお茶や抹茶スイーツなども楽しめる。
スクランブルエッグやパンといった定番の洋食はもちろん、アジアン・エスニックコーナーでは、ベトナム料理の「フォー」など、バリエーション豊富な料理を味わえるのも魅力のひとつだ。

和食の様々な料理をビュッフェスタイルで味わおう(写真はイメージです)
和食の様々な料理をビュッフェスタイルで味わおう(写真はイメージです)

外国人専用の観光案内所「関西ツーリストインフォメーションセンター京都」

「タワーテラス」と同じフロアには、「関西ツーリストインフォメーションセンター京都」も入っている。
英語・中国語・韓国語に対応した外国人専用の観光案内所。
京都・大阪など関西の観光情報を教えてもらえるだけでなく、ホテルやレストランの予約、乗車券の購入など、旅行を様々な形でサポートしてくれる。
困ったことがあれば、関西ツーリストインフォメーションセンター京都で相談してみよう。

日本語が苦手でもホテルやレストランを予約できるのは嬉しい
日本語が苦手でもホテルやレストランを予約できるのは嬉しい

3つのテーマで京都を楽しめる施設「KYOTO TOWER SANDO」

京都タワービルの地下1階〜地上2階まである「KYOTO TOWER SANDO」は、フロアごとに食事・お土産・体験の3つのテーマで分かれている。
地下1階には、京都で人気の飲食店が約18店舗も入っている。
フロア内は自由に飲食でき、1度に複数のお店の料理が楽しめる。
1階は老舗の和菓子はもちろん、八ッ橋や漬物、抹茶スイーツ、雑貨などの京都らしい逸品が集まるお土産エリア。
多彩な品ぞろえで、贈る相手に合わせて様々なお土産が選べる。
2階のワークショップでは、和菓子づくりや伝統工芸の体験、着物レンタルなど京都ならではの体験ができる。
自分で作った作品をお土産に持って帰ったり、レンタルした着物で京都の街を散策したりと、日本と京都の文化をたっぷり体験しよう。

伝統工芸に挑戦すれば、楽しい旅の思い出になるだろう
伝統工芸に挑戦すれば、楽しい旅の思い出になるだろう

夜はライトアップされた美しい京都タワーを楽しもう

京都タワーは基本的に日没〜24時の間、毎日ライトアップされている。
普段は白色の光だが、啓発活動時や季節のイベントに応じて、ピンクやグリーンなどにも変化する。
京都タワーの色が変わっていたら、それは何かのメッセージということ。
京都タワーから見る夜景だけでなく、ライトアップされた京都タワーも外からじっくり眺めてみよう。

外からライトアップされた京都タワーをゆっくり眺めて楽しもう
外からライトアップされた京都タワーをゆっくり眺めて楽しもう

京都タワーの周辺観光スポット3選

展望室からの美しい風景とグルメ・ショッピングを満喫したら、京都タワー周辺の歴史ある建物も観光してほしい。
世界最大級の木造建築や多数の国宝・重要文化財を有するお寺など、見どころの多い観光スポットを3つに絞って紹介しよう。

1. 東本願寺

京都駅からも近い烏丸六条にある東本願寺。
正式な名称を「真宗本廟」といい、慶長7年(1602)、徳川家康が教如上人に寄進した土地に建立された真宗大谷派の本山だ。
烏丸通に面した御影堂門をくぐると目に飛びこんでくるのが、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の御真影を安置する「御影堂」。
世界最大級の規模を誇る木造建築で、正面の長さ76m、側面の長さ58m、高さ38m、堂内の畳の数は927枚とそのスケールは圧巻。

真宗大谷派の本山
真宗大谷派の本山

2. 東寺

延歴13(794)年の平安京遷都の2年後に西寺とともに造られた寺院。
西寺は平安時代末期に荒廃したが、東寺の建物は何度も焼失しながら再建が繰り返された。豊臣秀頼による金堂や、徳川家光による五重塔などが残り、いずれも国宝に指定されている。
入口の正面にある講堂は室町時代に再建されたもので、曼荼羅を構成するように平安時代から江戸時代にかけて作られた国宝や重文の21体の仏像がずらりと並ぶ。

東海道新幹線から見える五重塔は京都のシンボル
東海道新幹線から見える五重塔は京都のシンボル

3. 佛光寺

真宗佛光寺派の本山。浄土真宗の開祖として知られる親鸞聖人が、越後への流罪を赦免されて京都に戻り、1212年に山科で結んだ草庵を起源とする。
1320年には寺基を現在の京都国立博物館あたりに移し、多くの人びとの信仰を集めるようになった。
しだれ桜の名所としても知られ、春には幻想的な雰囲気を楽しめる。

繁華街の近くにある真宗佛光寺派の本山
繁華街の近くにある真宗佛光寺派の本山

京都タワーに関するよくある質問

Q

京都タワーの観光にかかる時間は?

A

展望室から市内を一望するだけなら30分程度、グルメやショッピングも楽しむなら1時間程度は見ておきましょう。

Q

京都タワーの高さは?

A

高さは131mです。

まとめ

地上100mの展望台から広がる京都の絶景を楽しめるだけでなく、夜景を眺めながら本格的な料理やお酒を味わったり、京都の文化を体験したり、お土産選びを楽しめたりと、「京都タワー」だけでも1日中遊び尽くせるほど、見どころ満載だ。
京都旅行に来て、まずは「京都タワー」でランチを食べて、観光へ出かける。
夜になったら京都タワーに戻って本格的な料理を楽しみ、展望室のバーで美しい夜景を見ながらお酒を堪能して、そのままホテルの客室で宿泊するといった楽しみ方も可能だ。
「京都タワー」を拠点に京都の魅力的なスポットを巡ってみるのもお勧めだ。
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