人気観光スポット・楽しみ方がわかる！最初に読むべき鳥取旅行ガイド

モデルコース１日目はJR鳥取駅からスタート。
鳥取駅から「ループ麒麟獅子バス」に乗って約20分で「鳥取砂丘」に到着する。

鳥取市の日本海側に、東西16km、南北2.4kmにも広がる日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」。
特別保護地区、そして国の天然記念物にも指定されている鳥取県を代表する観光名所だ。
時間によって変わりゆく風景と、自然が砂丘に生み出す造形美だけでなく、パラグライダーやサンドボードなどのアクティビティーも楽しもう。
砂丘の砂で熱して作った砂たまごや、きめ細かい砂で栽培したらっきょうなどのご当地グルメも楽しめるので忘れずに。

鳥取砂丘の景色とアクティビティを満喫したら、歩いて約３分の「鳥取砂丘 砂の美術館」へ。
砂像を専門に展示する世界初の美術館で、「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれた、茶圓勝彦氏がプロデュースし、各国から砂像彫刻家を招いて世界最高レベルの砂像が見られる。
テーマは毎年変わり、会期が終わると砂像は全て元の砂へ戻るため、期間内しか見られないのが特徴。
その時にしか出会えないアートを満喫しよう。砂像が撮影可能なのも嬉しいポイントだ。

鳥取砂丘 砂の美術館を楽しんだら、最寄りのバス停「砂の美術館前』からJR鳥取駅へ。
鳥取駅周辺には飲食店が多いので、ランチを食べていこう。
お勧めは鳥取の名物グルメである、牛骨ラーメン。
牛骨から出汁を取った、甘く牛の旨味が詰まったスープを味わおう。

ランチを食べたらJR倉吉駅から電車に乗って、JR倉吉駅へ。
JR倉吉駅からバスに乗り、「赤瓦・白壁土蔵」で下車。そこから徒歩５分で「倉吉白壁土蔵群」に到着する。
倉吉白壁土蔵群は、江戸時代（1603年〜1868年）から大正時代（1912年〜1926年）にかけて建築された古い商家と土蔵が玉川沿いに並ぶ、国重要伝統的建造物群保存地区。
江戸時代には陣屋（行政の拠点）を中心に武家屋敷が建てられた歴史あるエリアで、小京都とも呼ばれる美しい町並みが魅力だ。
周辺には酒蔵や醤油蔵などの醸造所が多く「かおり風景百選」「美しい日本の歴史的風土100選」にも選定されている。
風情たっぷり感じられる街歩きを楽しもう。

倉吉白壁土蔵群を歩き疲れたら、バス停「赤瓦・白壁土蔵」に戻って、「三朝温泉観光商工センター前」へ向かおう。
バス停を降りたら、「三朝温泉」に到着する。
「三晩宿泊して三回朝を迎えると、あらゆる病が治癒する」という言い伝えが名前の由来の「三朝温泉」に。
高濃度のラドンが含まれる、世界でも有数の放射能泉。日本遺産第1号に認定された古い温泉地として知られている。
三朝川の両岸には情緒あふれる温泉宿の間に駄菓子屋や酒造店、喫茶店などが立ち並び、昔ながらの湯治場の雰囲気が漂う。
温泉街を散策しつつ、１日目の宿「三朝館」に。
三朝館は1000坪もの日本庭園風呂が自慢の、源泉かけ流し温泉宿。
館内にある12の湯処でゆっくり温泉に浸かり、地産地消にこだわった旬の会席料理を味わって、体力を回復しよう。

２日目はJR倉吉駅からスタート。
JR倉吉駅からJR山陰本線に乗って、由良駅へ。由良駅から徒歩約20分で、「青山剛昌ふるさと館」に到着する。

青山剛昌ふるさと館は、世界25ヵ国で発刊されている人気コミック『名探偵コナン』の原作者・青山剛昌の記念館。
青山剛昌ふるさとのある北栄町で生まれた青山氏の子供時代から大学時代、漫画家として活躍するまでの歴史のほか、「名探偵コナン」に関するさまざまな資料を展示する。
館内では、代表作の『名探偵コナン』が誕生するまでのストーリーがわかる展示や、名探偵コナンの原画、マンガ制作のプロセスなどを楽しめる。
ここでしか買えないレアなオリジナルみやげが豊富にそろっているので、お土産を買うのも忘れずに。

青山剛昌ふるさと館でコナンの世界に浸ったら、徒歩でJR由良駅に戻ろう。
JR由良駅から電車に乗理、JR米子駅で乗り換えてJR境港駅へ。
駅からタクシーで「境港水産物直売センター」に向かおう。
日本海に面した境港は、海の幸に恵まれている日本屈指の水揚げ港。
境港の境港水産物直売センターでは、「松葉ガニ」や「紅ズワイガニ」、「本マグロ」など新鮮な海の幸を味わえる贅沢ランチを楽しもう。
水産物の販売店が軒を連ね、購入した海産物をその場で食べられるイートインスペースもある。

境港水産物直売センターで腹ごしらえしたら、歩いて約20分の「水木しげる記念館」へ。
水木しげる記念館は、『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみ、水木しげる先生の出身地・境港市にある記念館。
到着するとまず「ゲゲゲの玄関」で水木しげる先生や鬼太郎の像がお出迎え。
中に入り、順路を進むとまずは水木先生の作品「水木しげる　漫画ワールド」が紹介されている。
その他にも、水木しげる先生の人生と漫画や妖怪に対する思いはもちろん、妖怪についての知識を深められる展示が盛りだくさん。
妖怪と水木しげるの世界に浸ってみよう。

水木しげる記念館から境港駅までの約800mの道は、「水木しげるロード」となっている。
道を歩けば鬼太郎と目玉おやじ、ねずみ男といった、水木しげる先生の漫画で登場したキャラクターをはじめ、177体の妖怪ブロンズ像がお出迎えしてくれる。
道中には、パワースポットとして人気の妖怪神社をはじめ、９体の妖怪たちが寛ぐ河童の泉、お土産ショップや飲食店もたくさんあるので、妖怪探しと兼ねて訪れよう。
日が暮れるとライトアップされた怪しい妖怪ブロンズ像も楽しめる。