絶景とアイヌ文化を堪能!釧路の人気観光スポット7選

絶景とアイヌ文化を堪能!釧路の人気観光スポット7選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

2つの国立公園を有し、多様な自然景観と希少な動植物に出会える北海道の「釧路」。
この記事では釧路の人気観光スポットを中心に、お勧めの宿泊施設やショッピングスポットなど、釧路観光を満喫するために知っておくべき情報をお伝えする。
記事を参考にすれば、釧路の魅力を思う存分満喫できるはずだ。

目次

釧路ってどんなところ?

日本の最北にある北海道の南東に位置し、太平洋に面する釧路。北海道の中では比較的積雪が少ない地域だ。
釧路の魅力といえば、2つの国立公園で見られる広大な景観。
日本最大の湿原が広がる「釧路湿原国立公園」と、日本最大のカルデラ地形を有する「阿寒摩周国立公園」では、多様な自然景観に出会える。
国立公園内には希少な動植物が生息しており、特別天然記念物であるタンチョウやマリモなどの姿を観察できる。
北海道の先住民族であるアイヌ民族の文化が色濃く残る地域としても知られており、アイヌ文化に触れられる工芸品店や博物館がある「阿寒湖アイヌコタン」は人気の観光スポットとなっている。
漁場と酪農地帯のある釧路は、様々なグルメを味わえるのも魅力のひとつ。
旬を迎えたカニやサンマなどの海産物は絶品。釧路が発祥とされる炉端焼きや釧路ラーメンなど、ご当地グルメにも挑戦してみよう。

広大な自然景観が広がる釧路の国立公園
広大な自然景観が広がる釧路の国立公園

釧路のおすすめの観光シーズンは?

釧路を観光するなら秋がお勧め。
気候的にも観光しやすく、国立公園内の山々が鮮やかな赤やオレンジに染まる美しい紅葉を楽しめるからだ。
トロッコ列車などに乗車して、山々や湖が紅葉で彩られた絶景を眺めるのもお勧め。
国の特別天然記念物であるタンチョウに出会いたいなら冬がお勧め。
タンチョウは2月頃が求愛時期にあたり、「タンチョウの舞」と称される求愛行動が見られるかもしれない。
生息地である「釧路湿原」ではタンチョウのほか、オオワシやエゾシカが見られることもある。

釧路の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月):ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
  • 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
  • 秋(9月 - 11月):コート、ジャケット、セーター
  • 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋

釧路への移動方法は?

釧路には空港があるため、東京から釧路まで飛行機で約1時間45分。
大阪からは飛行機を乗り継いで3時間30分ほどだ。
北海道の人気観光地である、札幌函館・小樽からはいずれも約2時間かかる。

釧路観光の主要交通手段

釧路を観光するなら、バスと電車が主な交通手段になる。
交通手段が充実しているとはいえないが、電車の車窓から見える釧路の大自然はとても美しく思い出に残るはずだ。
効率的に移動したいなら、レンタカーを利用するのがお勧めだ。

多様な自然景観とアイヌ文化を満喫!釧路の人気観光スポット7選

釧路には2つの国立公園があり、美しく雄大な自然景観を楽しめる観光スポットが盛りだくさん。
博物館などの文化施設もあるため、釧路の自然・歴史文化を資料で学ぶことも可能。
釧路を訪れるなら、これから紹介する人気観光スポットへ足を運んでみてほしい。

1. 幣舞橋

釧路市の中心街にある釧路川河口付近にかかる幣舞橋は、長さ約124.0mの橋。
釧路の北大通と釧路市大町の両エリアを結んでいる。世界三大夕日の一つを見られる名所として広く知られており、空全体が真っ赤な夕日に染まる光景は圧巻。

世界三大夕日が見られる橋
世界三大夕日が見られる橋

2. 釧路市丹頂鶴自然公園

国の特別天然記念物の鶴・タンチョウの保護・増殖を目的に、1958年にオープンした公園。
一時は絶滅の危機に瀕していたタンチョウの人工ふ化にも成功し、優れた飼育技術を誇る施設としても知られている。
屋根のない自然に近い形のケージ内でつがいごとに飼育されていて、10数羽のタンチョウの暮らしぶりを間近に観察できる。

野生に近い姿のタンチョウに出会える、特別な場所
野生に近い姿のタンチョウに出会える、特別な場所

3. 釧路市動物園

1975年にオープンした、広さ47.8haの面積を誇る北海道最大級の動物園。
ライオン、トラ、キリン、ホッキョクグマといった大型動物から、レッサーパンダ、カワウソ、ウサギなどの小型動物が50種近く展示されている。
また、タンチョウ保護増殖センター、国内唯一のシマフクロウ保護育成センターが併設されていて、希少な動物たちの繁殖研究にも力を入れている。

広さは北海道イチ!北の大地で暮らす動物たちに会いに行こう
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4. 阿寒湖

阿寒湖は北海道の中では、5番目に大きい淡水湖であり、まりもの生息地として知られている。
まりもは世界各国の淡水湖に生息しているが、阿寒湖のまりもは直径15センチ以上の綺麗な球状の形をしているのが特徴であり、世界的な価値を持っている。

まりもが生息することで知られる、道東を代表する観光地
まりもが生息することで知られる、道東を代表する観光地

5. 釧路市立博物館

1936年に創立の、釧路エリアの豊かな自然と歴史について学べる場所。
現在の博物館は1983年に開館。国の天然記念物に指定されている春採湖(はるとりこ)が見渡せる高台にあり、訪れるとまず建物のユニークな造形に目を奪われる。
横長で階段状の形は、北海道を代表する鳥・タンチョウが羽ばたく姿をイメージして作られた。

釧路についてより深く知ることで、旅の思い出も深まる場所
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6. 釧路湿原国立公園

日本最大の湿原を有し、周りの丘陵地を含め、その面積は28,788haにもおよぶ。
釧路湿原は、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に日本で初登録、国の天然記念物にも指定された、手つかずの自然が多いエリアだ。
春は草花が芽吹き、夏は生い茂る緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、一年を通じて季節ごとの景色を観賞できる。

広大な北の大地に広がる、手つかずの自然を大満喫!
広大な北の大地に広がる、手つかずの自然を大満喫!

7. 阿寒湖アイヌコタン

アイヌ民族の文化・歴史の発信を行う北海道有数の集落(コタン)。
現在も人々が暮らす生きたコミュニティで、受け継がれた伝統を守りつつ独自の発展を遂げている。
アイヌ信仰「全てのものに魂が宿る」の意識のもと、「6(触れ合う・つくる・解き放つ・自然と生きるなど)」の精神を体現。
敷地内では、アイヌゆかりの民芸品が並ぶギャラリーや歴史を伝える屋内劇場のほか、アイヌの食文化も体験できる飲食店など見どころに尽きない。

アイヌ文化と歴史に触れてみよう
アイヌ文化と歴史に触れてみよう

釧路の大自然を肌で感じられる!くしろ湿原ノロッコ号

国際的に重要な湿地、ラムサール条約に登録されている釧路湿原をゆっくりと走る観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に乗車すれば、北海道の豊かな大自然をダイレクトに感じられる。
運行ルートは、釧路駅から塘路駅までの約45分間。
車窓からは緑の絨毯のような湿原、うねり流れ流れる釧路川、さらに運が良ければタンチョウ、エゾシカ、エゾオオワシ、キタキツネといった野生動物の姿を見られる。

ゆらゆら列車に揺られながら、北海道の豊かな自然を大満喫!
ゆらゆら列車に揺られながら、北海道の豊かな自然を大満喫!

買い物もグルメも楽しめる!釧路の定番ショッピングスポット2選

買い物やお土産選びはもちろん、グルメも満喫できる釧路のショッピングスポットを紹介しよう。
釧路が誇る新鮮な海産物も堪能できるので、ぜひ足を運んでみてほしい。

1. 釧路和商市場

道東・釧路の台所といえば、まず名前が挙がる市場。1954年設立と、釧路で最も老舗の市場で、北海道三大市場の一つとも称される。
魚介類を中心に雑貨や果実店など約40以上の店舗が、この市場に集結。
新鮮な食材を手に入れるため、プロの仕入れ業者から今晩のおかずを求める一般市民まで、多くの人たちで活気づく。

その場でチョイスし盛り付けるオリジナル海鮮丼が楽しめる市場
その場でチョイスし盛り付けるオリジナル海鮮丼が楽しめる市場

2. 釧路フィッシャーマンズワーフMOO

釧路川河口に架かる幣舞橋に隣接して建つ複合商業施設。MOO(ムー)は「Marine Our Oasis」の頭文字を取った造語であり、ウォーターフロントのシンボルとして多くの人に親しまれている。
館内には海産物や銘菓などの土産店に観光案内所、そして屋台風の居酒屋が並ぶ「港の屋台」がある。

釧路川に隣接する釧路を代表する複合施設
釧路川に隣接する釧路を代表する複合施設

目的・好みによって選ぼう!釧路のお勧め宿泊施設3選

釧路観光の移動拠点となる、JR釧路駅から徒歩でアクセス可能な宿泊施設と、釧路の大自然を堪能できるロケーションが魅力の宿泊施設を紹介しよう。
いずれも絶品のグルメを堪能できるほか、客室などからは釧路が誇る自然美や街並みを楽しめる。
釧路を観光するなら、紹介する宿泊施設に泊まってみてほしい。

1. ANAクラウンプラザホテル釧路

「ANAクラウンプラザホテル釧路」はJR釧路駅から徒歩15分、釧路川のほど近くに位置する。
釧路湾に沈む夕陽を眺めながら食事を楽しめるレストランや、オリジナルスイーツを味わえるカフェなど、ワンランク上の食事体験ができる点が魅力。
釧路で獲れた食材を活かしたメニューの数々はどれも絶品だ。
客室はもちろん、施設全体が高級感と清潔感に溢れており、ホテルで過ごす時間も旅の思い出になるはずだ。

快適な釧路ステイが実現できる宿泊施設
快適な釧路ステイが実現できる宿泊施設

2. 釧路プリンスホテル

JR釧路駅から徒歩10分圏内に位置する、利便性も抜群の好立地。
インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラと並び「世界三大夕日」の一つに数えられる、「釧路の夕日」を一望できるロケーションが魅力のホテルが「釧路プリンスホテル」だ。
市内最高層の建物で、客室は6〜14階スタンダードフロア、15・16階の高層階フロアがあり、「ツインルーム」「ダブルルーム」からは太平洋を一望できる。

世界三大夕日の一つ「釧路の夕日」を望むロケーションが魅力のオーシャンビューホテル
世界三大夕日の一つ「釧路の夕日」を望むロケーションが魅力のオーシャンビューホテル

3. あかん遊久の里 鶴雅

北海道で5番目に大きい淡水湖で道東を代表する観光地、阿寒湖の南側湖畔に佇むリゾートホテル。
全域が阿寒摩周国立公園に含まれており、ホテルからは湖の青と森の緑の対比が素晴らしいレイクビューが望め、暖かい時期にはカヌーやサイクリングといったアクティビティ、湖面が凍る冬期はわかさぎ釣りなどが楽しめる。また、夜は一面にきらびやかな星を見られる。

アイヌ文化を取り入れた非日常の空間が体験できる宿泊温泉リゾート
アイヌ文化を取り入れた非日常の空間が体験できる宿泊温泉リゾート

釧路観光に関するよくある質問

Q

釧路の名物グルメは?

A

炉端焼きや釧路ラーメン、スパカツなどが名物グルメです

Q

釧路は車がなくても観光できる?

A

公共の交通機関だけでも観光は可能ですが、車があった方が便利でしょう

まとめ

多様な自然景観・希少な動植物との出会いなど、釧路でしか出来ない体験ができる人気観光スポットを中心に紹介してきた。
また、記事で紹介したショッピングスポットや宿泊施設も観光プランに入れることで、より釧路観光の満足度が高まるはずだ。
北海道を巡る予定がある方は、数ある観光スポットの中から魅力的なスポットを厳選して紹介している、こちらの記事もチェックしてほしい。