北海道観光の初日に訪れたい苫小牧の人気スポット10選
北海道の空の玄関口である「新千歳空港」がある「苫小牧」。
目的地へ向かう前に、まずは苫小牧を観光してみよう。
苫小牧の雄大で美しい自然景観と、新鮮な海産物を使用したグルメの数々を見逃すのはもったいない。
記事で紹介する苫小牧の人気観光スポットやショッピングスポットを、北海道観光の初日に巡ってみよう。
目次
苫小牧ってどんなところ?
日本の最北にある北海道の中央部、太平洋に面した場所に位置する苫小牧。
国際的な貿易港であると共に海の玄関口でもある「苫小牧港」と、国際定期便も就航する空の玄関口である「新千歳空港」を有しており、北海道観光の出発地点となることが多い。
そんな苫小牧の魅力は、動植物、特に野鳥の宝庫と称される「ウトナイ湖」をはじめ、「樽前山」などの美しい自然景観。
自然を肌で感じられるアクティビティも充実しており、都会では味わえない体験ができる。
日本最大級の工業基地もあり、産業拠点としても有名だ。
それだけでなく、様々なグルメも楽しめる。
日本一の漁獲量を誇るホッキ貝は、肉厚な歯応えと甘味が特徴。ホッキ貝を使った「ホッキカレー」はぜひ味わってみてほしい。
その他にも、丁寧に燻製された「王子サーモン」や、独特の酸味が特徴のハスカップで作ったジャムを使用した「よいとまけ」など、現地の食材を使ったご当地グルメを満喫しよう。
苫小牧のおすすめの観光シーズンは?
苫小牧を訪れるなら、涼しくて過ごしやすい夏がお勧め。
ただ、ウトナイ湖は紅葉の名所として知られており、湖と紅葉のコラボレーションを楽しめたり、湖畔の紅葉に染まる観察路を散策したりできるため、秋もお勧めの季節だ。
また、紅や黄金色に染まる木々が絨毯のように広がる、樽前山の紅葉も美しい。
苫小牧の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月):ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
- 夏(6月 - 8月): 半そで、長袖シャツ、薄手のセーター
- 秋(9月 - 11月):コート、ジャケット、セーター
- 冬(12月 - 2月): ダウンジャケット、コート、厚手のセーター、マフラー、手袋
苫小牧への移動方法は?
「苫小牧」へ訪れるには、「苫小牧港」などを目的地とするフェリーも選択肢に入るが、基本的には飛行機の利用がお勧め。
国際線も有する「新千歳空港」があるため、直行便のある台湾や中国からのアクセスも良好だ。
東京から苫小牧には、飛行機と電車で約2時間45分。大阪からも同じく飛行機と電車で2時間20分ほど。
北海道の中心都市である「札幌」や、人気観光地である「函館」「小樽」からは電車でアクセス可能。
所要時間は以下の表を参考にしてほしい。
- 札幌から苫小牧
- 約1時間
- 函館から苫小牧
- 約3時間
- 小樽から苫小牧
- 約2時間
苫小牧観光の主要交通手段
苫小牧を観光するなら、主な交通手段はバスになる。
ただし、移動距離が長い場合は電車の利用も視野に入れよう。
自由度や効率を求めるのであれば、レンタカーがお勧め。
樽前山など、自然豊かな「苫小牧」は公共の交通機関ではアクセスしづらいスポットもある。
苫小牧の美しい自然に触れられる人気観光スポット7選
代表的な観光スポットである樽前山やウトナイ湖をはじめ、「苫小牧」には美しい自然に触れられる場所が多い。
雄大な自然景観のほか、四季折々で変化する華やかな植物の数々も魅力的だ。
苫小牧を訪れるなら、これから紹介する人気観光スポットへ訪れてほしい。
1. ノーザンホースパーク
数々の名競走馬育成で知られる「ノーザンファーム」を母体とする、自然や馬とのふれあいを楽しめる体験型テーマパーク。
パーク内で暮らす馬は引退した競走馬やポニーなど約80頭。
観光ひき馬や観光馬車、体験乗馬レッスンといった馬とのふれあいやポニーによるエンターテインメントショー、資料館・ギャラリーの展示やきゅう舎の見学などで馬に対する理解を深められる。
2. 樽前山
北海道の玄関口、新千歳空港からも約1時間で行ける、標高1,041mの活火山「樽前山(たるまえさん)」。
プリンのようなユニークな形の溶岩ドームが特徴的で、国内でも珍しい三重式火山と言われる。
北海道の南西部に位置、「生きた火山の博物館」とも呼ばれる支笏洞爺国立公園内にあり、本格的な登山が楽しめるスポットとしても人気が高い。
3. ウトナイ湖
苫小牧市の中央部から車で約25分の場所にある、周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖。
美々川(びびがわ)や勇払川、オタルマップ川がそそぎ、湖畔には原野や湿原など豊かな自然が形成されている。
特にバードウォッチングの聖地として有名で、1981年には日本初のバードサンクチュアリに指定、1982年には国設ウトナイ鳥獣保護特別保護地域に指定された。
4. イコロの森
イコロはアイヌ語で「宝物」という意味。北海道の“宝物”である自然の美しさを体感できる場所だ。
テーマごとに11のガーデンが造られている。樹々に包まれる「ウッドランドガーデン」、寒さに強い品種を揃えた「ローズガーデン」といったように、エリアごとで異なる雰囲気に浸れる。
5. 樽前ガロー
北海道苫小牧市に、自然が生んだ美しい景色を眺められる場所がある。
それは、1979年に苫小牧市の自然環境保全地区に指定された樽前山麓の林の中にある渓谷「樽前ガロー」だ。
1年を通じて、シーズンごとの美しい景色を見られるが、特に新緑の季節を迎える6月は格別。
6. 錦大沼公園
樽前丘陵の先端に位置する、雄大な自然に囲まれた総合公園。
錦大沼と錦小沼の周辺に整備された公園は総面積236haと広大で、芝生広場や樹木園、ハナショウブ園などが整備されている。
また、園内には温浴施設やオートキャンプ場もあり、カヌーやパークゴルフ、アスレチック遊具など自然の中で遊べる施設も充実している。
7. 緑ケ丘公園
北海道最大の港町・苫小牧市で地域の人びとに親しまれている公園。
豊かな自然に恵まれ、さまざまなアクティビティが楽しめる。
園内は芝生広場が広がっていて、ピクニックをしてリラックスタイムを過ごしたくなる。
たくさんの鳥たちが暮らす池もあり、ボートに乗って楽しめる。
ご当地グルメも堪能できる!苫小牧の定番ショッピングスポット3選
苫小牧には数々の名産品がある。
これから紹介するショッピングスポットでは、お土産にピッタリな名産品のほか、北海道や苫小牧を象徴するグッズなども購入できる。
それだけでなく、苫小牧のグルメも堪能できるため、ぜひ観光の合間に足を運んでみてほしい。
1. 道の駅 ウトナイ湖
水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約、ラムサール条約に登録されているウトナイ湖。その湖畔に「道の駅 ウトナイ湖」がある。
展望台やレストランの他にアンテナショップを併設、白くて丸々とした姿が愛らしく、SNSを中心にファン急増中の野鳥シマエナガのグッズが豊富。北海道にのみ生息している鳥なので、旅行中、実物にも会えるかもしれない。
2. 三星 苫小牧本店
1898年創業の老舗スイーツ店。ブルーベリーに似た、爽やかな酸味が特徴のハスカップを使ったスイーツをメインに、北海道産のバターや小麦など地元の素材にこだわったオリジナル商品を豊富に販売している。旅のお土産購入にぴったりのお店だ。
3. 海の駅 ぷらっとみなと市場
北海道の海の玄関口・苫小牧港の近くにある「海の駅ぷらっとみなと市場」では、新鮮な魚介類、旬の野菜や果物がずらりと並ぶ。
昔ながらのローカルな雰囲気満点の、地域の人びとの食生活を支えている市場だ。
イートインできる飲食店もあり。「わがまま丼 苫小牧食堂」では、自分好みの海鮮丼を作れる「わがまま丼」が人気。
とろけるようなサーモン、プリッとした甘味のあるエビ、弾けるイクラなど、好きな魚介を乗せてオリジナル丼を完成させよう。
苫小牧観光に関するよくある質問
Q
苫小牧の名物グルメは?
ホッキカレーや王子サーモン、銘菓のよいとまけなどです
Q
苫小牧は車がなくても観光できる?
市街地などエリア次第では可能ですが、スポットによっては車が必須の場合があります
まとめ
この記事では苫小牧で人気の観光スポットや、定番ショッピングスポットなどを紹介してきた。
苫小牧の魅力である、湖や山々が織りなす雄大で美しい自然と、新鮮な海産物を使用したグルメを満喫しよう。
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