火山が生み出した絶景・グルメを満喫!洞爺湖の観光ガイド

火山が生み出した絶景・グルメを満喫!洞爺湖の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本で3番目に大きいカルデラ湖である「洞爺湖(とうやこ)」は、世界中からも注目を集める観光地だ。
雄大な自然と火山が作り出した美しい湖が印象的で、絶景・アクティビティのほか、北海道ならではのグルメ・温泉もたっぷりと堪能できる。
この記事では、初めて訪れる人でも楽しめるように「洞爺湖」の見どころや魅力を中心に紹介していく。
お勧めの人気スポット・宿泊施設・飲食店といった旅行に役立つ情報もまとめているので、ぜひ最後まで読んでほしい。

目次

洞爺湖ってどんなところ?

「洞爺湖」は北海道の南西部、洞爺湖町と壮瞥町(そうべつちょう)にまたがる円形の湖。
約11万年前の噴火によって誕生したカルデラ湖で、屈斜路湖(くっしゃろこ)・支笏湖(しこつこ)に次ぎ、日本で3番目の大きさを誇る。
面積は約70平方km、最大水深は約180mにも及び、湖の中でも日本で9番目に大きい。
ちなみに、アイヌ語で湖・岸を意味する「トヤ」が「洞爺湖」の語源だ。
湖の中央には、噴火活動で溶岩ドームが変化した4つの島(大島・弁天島・観音島・饅頭島)が浮かび、総称で「中島」と呼ばれている。
周辺は「支笏(しこつ)洞爺国立公園」に指定され、洞爺湖有珠山ジオパークとして、2008年に「日本ジオパーク」、2009年に日本初の「世界ジオパーク」に登録された。
※ジオパーク:地球科学的な価値を持つ遺産・エリアなど
そんな「洞爺湖」の魅力は何と言っても自然環境に恵まれた美しい景観だ。
「日本百景」「新日本旅行地100選」をはじめ、数々の選定や指定を受けており、自然を体感できる透明度の高い水面と美しい山々のコントラストは特に素晴らしい。
また、100年以上の歴史を持つ「洞爺湖温泉」も見どころのひとつ。
足湯や手湯も多く、湖の景色を眺めながらの入浴を楽しめる。

湖に浮かぶ中島と水面に映る美しい空
湖に浮かぶ中島と水面に映る美しい空

洞爺湖へのアクセス

北海道の玄関口・「新千歳空港」を起点にした、「洞爺湖」へのアクセスを以下の表にまとめた。
電車・バスともに直行便がないため、乗り継ぎが必要となる。
なお、JR特急北斗は良くて1時間に1本かつ終発の時間帯も早いので、必ず事前に時刻表を確認の上、乗り遅れには注意してほしい。
予算に余裕があれば定額タクシー、免許をもっているならば気楽に移動できるレンタカーの利用も検討しよう。

経路
1.「新千歳空港」から「新千歳空港駅」まで徒歩(5~6分)で移動
2.「新千歳空港駅」からJR快速エアポート号・札幌行などに乗車し、「南千歳駅」で下車
3.「南千歳駅」からJR特急北斗・函館駅に乗車し、「洞爺駅」で下車
4.「洞爺駅」からバス停「洞爺駅前」まで徒歩数分で移動
5.「洞爺駅前」から道南バス・東町行などに乗車し、「洞爺湖温泉」で降車
6.「洞爺湖温泉」から徒歩で「洞爺湖」に到着
※洞爺湖の場所でルート・時間が変わる可能性あり
※宿泊施設によってはJR洞爺駅からの送迎バスサービスあり
所要時間
約2時間15分

四季折々の楽しみ方ができる洞爺湖

珍しい地形の湖、北海道らしい自然の美しさを兼ね備えた「洞爺湖」は季節を問わず満喫できるのが魅力だ。
四季折々の景観・アクティビティ・イベントがあるため、自身にとって調整しやすい時期に訪れて問題ない。
楽しみ方も多彩なので、目的や好みによってベストシーズンも変わるだろう。
ここでは、季節ごとの見どころについて紹介していく。
内容を参考に「洞爺湖」の良さを最大限に味わってほしい。

新緑が芽吹き、桜と梅に彩られる春の洞爺湖

長い冬を超えて、4月下旬から5月上旬にゆっくりと春の訪れを迎える「洞爺湖」。
新緑の息吹とともに湖畔が彩り始め、温暖な気候で心地よく過ごせる。
咲き誇る花々と静かな水面の「洞爺湖」との絶妙なコントラストが人々を魅了する。
見どころには「壮瞥公園」・「洞爺湖畔」・「浮見堂公園」を筆頭に、名所が満載のお花見スポットを挙げたい。
例年5月上旬に見頃を迎え、桜だけでなく梅も見られるのが特徴だ。
散策やサイクリング、マラソンなど、様々な形で「洞爺湖」の自然美を堪能できる。
また日本文化に興味がある人は、コスプレ・展示を楽しむ「洞爺湖温泉マンガアニメフェスタ」もお勧め。

春の訪れを知らせる桜彩る洞爺湖
春の訪れを知らせる桜彩る洞爺湖

大自然を感じられるアクティビティが満喫できる夏の洞爺湖

北海道の大自然を肌で感じられるアクティビティの多さが、夏の「洞爺湖」の魅力。
公園での気軽な水遊びのほか、SUP・モーターボート・キャンプなど本格的なアウトドアにも挑戦できる。
なかでも、水に浮いたような気分を味わえるクリアカヌー(クリアカヤック)をお勧めしたい。
開放感に包まれながら湖上の景色と透明度が高い湖の両方を楽しめるため、他とはひと味違った面白い体験になるはずだ。
子供や初心者でも簡単に乗れるのもポイント。
また、洞爺湖汽船のクルージングで「中島」に上陸するのは、夏季運航コース限定なので覚えておこう。

美しい風景を満喫できる湖畔のキャンプ
美しい風景を満喫できる湖畔のキャンプ

紅葉に彩られる美しい秋の洞爺湖

秋の「洞爺湖」は、カルデラ湖特有の円形の湖面に彩られた景色が映える。
周囲の山々や森が黄・オレンジとグラデーションに染まっていき、ダイナミックな地形が鮮やかに色づく。
やはり注目は10月中旬に見頃を迎えるモミジ・カエデ・ナナカマドなどの真っ赤な紅葉。
全体を見渡せる「有珠山噴火記念公園」・「月浦展望台」といった絶景スポットはもちろん、軽い散策や湖畔を一周するドライブでも十分に満喫できる。
すっかり冷え込んでくるため、温泉巡りもお勧め。
洞爺湖温泉街には無料の足湯や手湯が点在しており、街歩きをしながら温泉を楽しむのも悪くないだろう。
秋の味覚が続々と旬を迎えるので、グルメを堪能したい方にもイチオシの季節だ。

湖周辺を彩る色とりどりの紅葉が見どころ
湖周辺を彩る色とりどりの紅葉が見どころ

幻想的な空間に静寂な時間が流れる冬の洞爺湖の楽しみ方

冬の「洞爺湖」は雪に覆われた湖や山々が、静寂で美しい風景を一面に作り出す。
寒い季節だからこそ味わえる、温かい食事や温泉に浸かって過ごす時間は、特別なことをせずともスペシャルだ。
冬ならではのクリアな空気の中で眺める「有珠山」・「昭和新山」らの雄大な景色も一層映える。
もちろん、ふかふかの新雪の上を歩き白銀の世界を楽しむスノーシュー、レアな雪上乗馬などアクティビティも盛りだくさん。
雪の滑り台が作られる「とうや雪まつり」、澄み切った星空に輝く「洞爺湖温泉冬花火」といった限定イベントの多さも魅力だ。
ほとんどの日が氷点下の極寒なので、しっかりとした防寒対策を忘れないように。

早朝の洞爺湖畔から望む羊蹄山のモルゲンロートの絶景
早朝の洞爺湖畔から望む羊蹄山のモルゲンロートの絶景

洞爺湖の絶景と歴史を満喫できる人気観光スポット9選

「洞爺湖」には魅力的な名所が多く、何度訪れても楽しめる。
なかでも、外せない人気観光スポットを9カ所に絞り紹介していく。
いずれも北海道ならではの美しい自然と景観が広がるお勧めの場所だ。
「洞爺湖」を観光する際は、これらのスポットを巡るプランを計画しよう。

1. サイロ展望台

「洞爺湖」の西海岸、標高170mの高台にある道内屈指の絶景スポット。
湖を間近で見られる場所のひとつで、周囲には「中島」・「有珠山」・「昭和新山」などの壮大なパノラマビューが広がる。
フォトスポットとしても人気で特に朝日や夕陽は感動的な美しさを魅せる。
春~秋はヘリコプターで上空から満喫する「洞爺湖スカイクルージング」、冬はソリ遊び・スノーラフティングができる「雪場広場」と、季節ごとに楽しめるのもポイント。
また施設内には、地元の特産品を扱うショップや展望レストラン・カフェが併設され、食事・買い物も可能だ。
クリーミーな舌触りが特徴の「洞爺湖キャラメルプリン」は、同展望台オリジナル商品でお土産にもピッタリ。

展望台からの壮大な自然の絶景を楽しもう
展望台からの壮大な自然の絶景を楽しもう

2. とうや湖ぐるっと彫刻公園

北海道の自然が織り成す壮大なキャンバスに、“生の賛歌”をテーマにした野外アートギャラリー。
外周約43km「洞爺湖」をぐるりと囲むように、58基もの彫刻作品が並んでいる。
多彩な作品が湖畔のあちこちに点在し、四季折々の風景や天気・時間帯とともに変化する表情が何とも魅力的だ。
アート作品群は素材(ステンレス・大理石など)も様々で、人や動物といった具象的なものから創造力をかき立てる抽象的なものまで、個性あふれる作風が多く見応えがある。
きっと、自身の心を揺さぶるお気に入りと出会えるだろう。
風が吹き抜ける湖畔をゆっくりと散策しながら、自然と芸術の調和を楽しんでほしい。

散策しながら芸術に触れてみよう
散策しながら芸術に触れてみよう

3. 有珠山ロープウェイ

今も火山活動をしている活火山「有珠山」。有珠山ロープウェイに乗れば、スイス製のゴンドラから昭和新山、洞爺湖、羊蹄山、そして有珠山の大自然のパノラマを楽しめる。
片道7分の遊歩道を歩いた先の「火口原展望台」からは、1977年の噴火口・銀沼大火口や太平洋につながる噴火湾を一望できる。

片道6分の空中散歩!活火山「有珠山」の大自然のパノラマが楽しめる
片道6分の空中散歩!活火山「有珠山」の大自然のパノラマが楽しめる

4. 西山山麓火口散策路

2000年の有珠山噴火の痕跡を整備し、火山活動の教材的役割を担う散策路。
水没した建物のほか、被害を受けた施設、変形したアスファルトといった、災害当時の姿をありのままに残す。
枕木を並べたおよそ1.8kmの遊歩道を散策すると、今も水蒸気を上げる火口や地熱帯、地殻変動によって変形した道路など、地球のダイナミズムを間近に感じられる。(現在は噴火による危険はない)
周辺にはガイドがおり、噴火の歴史や地域への影響を聞くことも可能だ。
また、展望台から見渡す景観が綺麗で観光地としても人気が高い。
自然の脅威と美しさを同時に体感できる貴重なスポットだ。
※観光期間:4月下旬~11月上旬まで

散策路から見られる災害当時のままのとうやこ幼稚園
散策路から見られる災害当時のままのとうやこ幼稚園

5. 中島・湖の森博物館

洞爺湖のシンボル「中島」に位置する生き物をテーマにした博物館。
遊覧船のみで上陸可能で、洞爺湖温泉街から30分ほどでアクセスできる。
「洞爺湖」を取り巻く豊かな自然環境と、そこに生息する多様な動植物を標本やジオラマを通じてわかりやすく伝えている。
“ジオパーク情報ゾーン”・” 洞爺湖と中島の自然ゾーン”・” 中島散策情報ゾーン”の3つの展示エリアに分け、様々な視点から学べるのも特徴だ。
世界ジオパーク認定の自然・文化の素晴らしさを感じられるだろう。
また博物館にはテラス付きのカフェも併設されており、絶景を眺めながらリラックスするのもお勧め。
※開館期間:4月下旬~10月末まで

船で20分の中島桟橋から徒歩でアクセス可能
船で20分の中島桟橋から徒歩でアクセス可能

6. 洞爺湖ビジターセンター

洞爺湖温泉から徒歩2分の場所にある無料のビジターセンター。
自然・火山、地域の生態系・動植物に関する情報発信のほか、パネル・標本・写真などで「洞爺湖」の成り立ちや自然環境を展示している。
「洞爺湖」の理解を深める窓口のような場所と考えると良いだろう。
隣接する火山科学館では、有珠山の噴火の歴史やメカニズム、防災の方法を映像・実物資料・模型を通じて学べる。
巨大な三面スクリーン(上映時間13分)では、噴火当時の様子を大迫力の映像と音響で体験ができるので、一緒に足を運んでほしい。
また、観光案内・地図をはじめ、旅行に役立つ生の情報も手に入るため、最初に立ち寄って活用しよう。

洞爺湖や周辺の観光スポットを知りたいなら立ち寄るべきスポット
洞爺湖や周辺の観光スポットを知りたいなら立ち寄るべきスポット

7. 洞爺湖汽船

遊覧船に乗って心地よい風を感じながら「洞爺湖」のパノラマビューを楽しむクルージング。
最大310名収容の”エスポアール号”をはじめ、”羊蹄”・”幸福”らの内装も素敵な船が安全かつ快適な湖上の旅へ連れて行ってくれる。
出航後は周囲の山々・水面に映る木々・穏やかな波といった様々な景色が広がるため、ずっと見ていても飽きずあっという間に時が経つだろう。
夏季(30分に1便)と冬季(1時間に1便)でコースが分かれており、どちらも風情ある景色を堪能できる。
夏季の期間は「大島」に上陸でき、絶景以外にもトラッキング・カフェで休憩・お花見など、自然と触れ合えるアクティビティが盛りだくさん。

四季折々の景色を楽しめる洞爺湖の絶景クルージング
四季折々の景色を楽しめる洞爺湖の絶景クルージング

8. 金比羅火口災害遺構散策路

洞爺湖温泉街近くにあり、2,000年の有珠山噴火の歴史を今に伝える貴重な場所。
熱泥流により被害を受けた公共施設「やすらぎの家」や、「桜ヶ丘団地」といった数々の残骸が当時のままの状態で保存されている。
倒壊し沈んだその悲惨な姿は生々しい痕跡が色濃く見られ、自然災害の力を身に染みて感じられるだろう。
楽しむような場所ではないが、噴火の脅威・火山との共存など、自身の考えや価値観に訴えるものがあるはずだ。
散策路を進むと洞爺湖有珠山ジオパーク内の「金比羅ルート」を歩いて、火口群周辺の噴火直後の生態系も観察できる。
海浜植物が生育を始めており、自然の回復力と適応の過程が伺える。
※観光期間:4月下旬~11月上旬まで

金比羅火口災害遺構のひとつ桜ケ丘団地3号
金比羅火口災害遺構のひとつ桜ケ丘団地3号

9. 洞爺湖温泉

明治時代に四十三山(よそみやま)の噴火活動によって誕生した温泉。
豊富な湯量を誇り、ホテルや旅館の数は北海道随一。現在は年間300万人以上の観光客が訪れる北海道を代表する人気温泉地に。
湖畔沿いに宿泊施設が立ち並び、客室や露天風呂から季節によって表情を変える幻想的な洞爺湖や蝦夷富士の別名をもつ美しい羊蹄山を眺めながら贅沢な湯あみが楽しめる。

神秘的な洞爺湖のほとりに湧く名湯でのんびり
神秘的な洞爺湖のほとりに湧く名湯でのんびり

グルメも満喫したいなら訪れるべき洞爺湖畔の人気飲食店3選

洞爺湖旅行で食事にもこだわりたい人にお勧めの飲食店を3店舗紹介する。
魅力・特徴・系統が異なるもののいずれも超人気店なので、心もお腹も満足させてくれるだろう。
味はもちろん、記憶に残る素敵な時間を過ごせるため、ぜひ立ち寄ってほしい。

1. 望羊蹄

洞爺湖畔にある“望羊蹄(ぼうようてい)”は、1946年創業の老舗洋食レストラン。
かつて店から見えた羊蹄山が名前の由来となっている。
当時の面影を今に残す外観は趣深く、店内には歴史を感じさせる落ち着いた空間が漂う。
78年経った現在も昔から変わらぬ懐かしい味を提供し続けており、オールドファンがたくさんいる魅力的な飲食店。
「天体のメソッド」というアニメの聖地としても有名で聖地巡礼に訪れるお客さんも多い。
メニューも豊富に揃うが、同店名物の「ハンバーグステーキ」がお勧め。
アツアツの鉄板に乗ったハンバーグと酸味が効いたデミグラスソースの相性が抜群で、溢れんばかりの肉汁が食欲をそそる逸品は格別に美味しい。

人気のハンバーグは味わうべき逸品だ(※写真はイメージです)
人気のハンバーグは味わうべき逸品だ(※写真はイメージです)

2. 洞爺湖本店レストラン 仙堂庵

“仙堂庵”は、洞爺湖温泉街の東側に位置する和食レストラン。
味も値段もスタンダードで観光客にとって全体的に利用しやすいのが特徴。
地元や旬の食材にこだわったメニューを提供しており、噴火湾でとれた新鮮なホタテを使用した料理と美しい盛り付けに定評がある。
特にサクサクの「ホタテ天丼」、もちもちの「ホタテおこわ」は多くの人々に愛される人気メニューだ。
同店最大の魅力は洞爺湖畔に面した絶景のロケーション。
窓から眺めるレイクビューは最高で、天気が良ければ「洞爺湖」がとても綺麗に目の前を埋め尽くす。
当面の間、営業時間を11時~15時(L.O14時30分)に短縮しているので注意しよう。

ホタテおこわは絶品メニューのひとつ(※写真はイメージです)
ホタテおこわは絶品メニューのひとつ(※写真はイメージです)

3. 岡田屋

80年以上の歴史を持つ“岡田屋”は、スイーツ自慢の老舗食事処。
レトロな店構えにどこか懐かしみのある店内でのどかな時間を過ごせる。
名物は北海道産の大福豆を使用した「白いおしるこ」だ。
真っ白な見た目が印象的で、上品な甘さがモチモチの白玉と絡み合って美味しい。
老若男女を問わず食べやすいさっぱりとした味わいもポイント。
暑い夏はエネルギー補給にピッタリな冷たいおしるこ、寒い冬は身体に染み渡る温かいおしるこを頼むのがお勧め。
また、「にしん丼」・「カツカレー」などの食事メニューのほか、「どら焼き」・「黒豆せんべい」といったお土産も豊富に取り揃えている。
温泉街から徒歩圏内とアクセスにも優れるため、「洞爺湖」に訪れたら立ち寄ってみよう。

見た目も味もやさしい白おしるこ(※写真はイメージです)
見た目も味もやさしい白おしるこ(※写真はイメージです)

絶好のロケーションが魅力!洞爺湖畔のお勧め宿泊施設3選

「洞爺湖」を最大限に満喫するには、1泊2日以上がベストだ。
観光時はこれから紹介する宿泊施設にぜひ泊まってほしい。
いずれも観光拠点となる利便性はもちろん、質の高いサービスや絶景を楽しめる居心地の良い空間があるため、滞在中も特別な体験ができるだろう。

1. ザ レイクビューTOYA 乃の風リゾート

“ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート”は、「洞爺湖」まで徒歩数分の好立地にあるリゾートホテル。
全客室がレイクビューになっており、目の前には「洞爺湖」が、正面には羊蹄山・蝦夷富がそびえる絶景が広がる。
スタイリッシュで洗練された内装デザイン、充実のバスアメニティは旅行にふさわしい非日常感を演出する。
滞在中も飽きさせない館内施設の存在も注目ポイント。
リラクゼーションスパ・文庫本カフェ・スポーツ観戦バーなどジャンルも幅広く、どんな層でも楽しめるだろう。
見どころに尽きないが、最上階の天空露店風呂・展望大浴場をはじめ、ロウリュ付きのサウナ・昭和の銭湯を再現した「昭和乃湯」ら温泉は特に魅力的だ。

静かで美しい景色と温泉を満喫しよう
静かで美しい景色と温泉を満喫しよう

2. 洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス

創業80年を迎える老舗リゾートホテルの“洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス”。
「洞爺湖」のほとりに佇んでおり、遮るものがなく窓の向こう側から湖の眺望を楽しめる。
最上階の大浴場「星の湯」にあるインフィニティ露天風呂・ガラス張りの展望風呂など、温泉越しの絶景も素晴らしい。
寝湯で寝転がりながら「洞爺湖ロングラン花火大会」を鑑賞するのもお勧め。
また、同ホテルでは地元北海道の食材を活かしたバラエティ豊かな料理を味わえるのも魅力だ。
勢ぞろいのシェフたちが実演を行う活気に満ちたライブキッチンには、和食・洋食・中華の約90品が用意され、季節ごとの味覚・アルコール類を存分に食べられる。

洞爺湖畔の温泉街にはホテルが立ち並ぶ
洞爺湖畔の温泉街にはホテルが立ち並ぶ

3. ザ・ウィンザーホテル洞爺

“ザ・ウィンザーホテル洞爺”は、第34回北海道洞爺湖サミットの主会場になったことでも知られるリゾートホテル。
「洞爺湖」や内浦湾の壮大な景色を望める、ポロモイ山(標高625m)の小高い丘に位置する。
一部ではブルガリ製のアメニティを提供しているため、ゴージャスな滞在がかなうだろう。
情緒豊かな数寄屋造りの温泉「山泉」のほか、ミシュラン星付きのレストランを含む多彩な料理にも定評がある。
様々なアクティビティ体験ができるのも同ホテルならではの魅力だ。
定番のゴルフ・テニスをはじめ、ガイド付きのスノースクート・ガーデンキャンドルなど、多種多様に揃っており、ホテル内だけでも充実の時間を過ごせる。

風格あるホテルならではの豪華なロビー
風格あるホテルならではの豪華なロビー

洞爺湖を観光するなら参加すべき2つのイベント

「洞爺湖」では地元民・観光客が賑わう様々なイベントが年間を通して開催されている。
ここでは、特に人気な2つのイベントを紹介するので、観光のタイミングが合えばぜひ参加してほしい。

1. 洞爺湖ロングラン花火大会

「洞爺湖ロングラン花火大会」は、洞爺湖畔で開催される「洞爺湖」の名物イベント。
例年4月末~10月末の毎晩20時45分から、およそ20分間に約450発もの大輪の花火が華やかに打ち上がる。
壮大なスケールで夜空を彩る美しさはもちろん、水面に映る神秘的な光景も趣があって素晴らしい。
湖上を2kmにわたって移動しながら放たれるため、温泉街近くであればどこからでも鑑賞可能だ。
ホテルの客室・遊歩道・温泉・クルーズ船など、見る場所・角度で色々な花火を満喫できるのも魅力と言える。
お気に入りのスポットを探して楽しめば、忘れられない旅行の思い出になるだろう。

間近で打ちあがる湖上花火大会は見ごたえあり
間近で打ちあがる湖上花火大会は見ごたえあり

2. イルミネーショントンネル

冬の風物詩でお馴染みの「イルミネーショントンネル」は、例年11月頭~4月下旬(日没から22時まで)に温泉街の中心部「にぎわい広場」で行われる光の祭典。
赤・白・青・緑の約40万個のLED電球と電飾が全長70mほどの道を彩り、冬色に染まった幻想的な世界を創り出す。
煌めくイルミネーションに包まれながら、自分たちだけのロマンティックな空間を散策できるのが魅力だ。
また、トンネルの真ん中には直径9mの光のドームと「TOYA」の立体文字モニュメントがあり、絶好のフォトスポットになっている。
カップルデートや子供連れの家族が楽しめる一大スポットとして、地元民だけでなく観光客からの人気も高い。

幻想的な光の回路を楽しめるイルミネーショントンネル
幻想的な光の回路を楽しめるイルミネーショントンネル

洞爺湖観光に関するよくある質問

Q

洞爺湖ではどんなアクティビティが楽しめる?

A

乗馬・ハイキング・カヌー・スノーシューなど、季節ごとに様々なアクティビティが楽しめます。

Q

洞爺湖の紅葉の見頃は?

A

10月中旬から10月下旬にかけて例年見頃を迎えています。

Q

洞爺湖の桜の見頃は?

A

5月上旬から5月中旬にかけて例年見頃を迎えています。

まとめ

どこを切り取っても美しい景観が広がる「洞爺湖」の見どころや、周辺の人気スポットを中心に紹介してきた。
「洞爺湖」は札幌からも約2時間とアクセスも良好で、どのタイミングで訪れても素敵な思い出が作れるお勧めの観光地だ。
自然・グルメ・アクティビティをはじめ、楽しみ方も無限大なので様々な体験を通じて魅力を全身で味わってほしい。
観光名所・ショッピングエリアなど、北海道旅行を満喫するために欠かせない情報を幅広くまとめた、こちらの記事も合わせてチェックしよう。