最短・最安の移動方法がわかる！関西国際空港から京都までの交通ガイド

国際線、国内線の定期便が多数就航、年間約2,800万人の旅行客が利用する西日本の玄関口・関西国際空港。
京都湾内泉州沖約5kmの人工島にあり、世界初となる完全人工島の海上空港としても有名だ。空港コードの「KIX」からキックスの愛称で親しまれている。
現在は2025年の「京都・関西万博」開催に向けて、第1ターミナルビルの大規模なリノベーション工事を実施中。
国内線エリアを1か所に集約し、国際線エリアを拡大。混雑緩和やスムーズな手続きを実現する最新のシステムが導入されるほか、セキュリティチェック後の商業エリアをより魅力的にリニューアル予定。

関西国際空港から京都市内へアクセスする場合は、どの方面へ行くにしても基本的には京都駅経由のルートとなる。
京都駅へは「JR関西国際空港線 特急はるか」もしくは「空港リムジンバス」を利用すれば乗り換えをせずに早く行ける。
以下の表の通り、どちらも大きな違いはないため、後述の内容を参考に自身にあった方を選んでほしい。

京都駅へのアクセスは在来線を利用するのが最も安くなる。
関西国際空港からの最安ルートを以下の表にまとめた。
ただ、駅からの徒歩移動と乗り換えが２回あり、道や土地に不慣れの訪日旅行客は迷いやすいので注意が必要だ。
荷物が多い場合は移動だけでもそれなりに体力を消耗してしまう。
そのため、旅行全体を考えると上述の「JR関西空港線 特急はるか」もしくは「空港リムジンバス」をお勧めしたい。

タクシーも関西国際空港から京都の主要スポットへのアクセスにおける選択肢のひとつ。
第１・２ターミナルに複数のタクシー乗り場があり、京都駅までは約１時間30分・40,000円前後で行ける。※22時から５時に乗車した場合は深夜割増料金（20%）が追加される
時刻表・時間帯を気にせずにホテルや観光スポットといった、指定の場所に直接向かえるのがタクシーを使う最大のメリット。
他者との接触もほぼないため、移動中のストレスも最小限に済むはずだ。
ただし４人で乗車したとしても、１人あたり10,000円近くの計算になり、コストパフォーマンスを考えると微妙だろう。
観光時期によっては渋滞に巻き込まれる可能性もあるので、時間・予算に余裕がなければお勧めできない。

関西国際空港から京都の主要駅である、嵯峨嵐山駅・京都河原町駅までのアクセスと所要時間・費用も紹介しよう。
以下の表には、初めて訪れる人にもわかりやすいように所要時間と費用のバランスを考えたルートを記載している。
時間帯によっては最も早い・最も安いルートも存在するので、大阪・京都の交通期間に詳しい方や、状況次第では他の方法を選ぶと良い。

「ICOCA（イコカ）」とは、JR西日本が発行する交通系ICカードのひとつ。
お金をあらかじめカードにチャージしておくと、公共交通機関の乗降時は読み取り部分へワンタッチすれば自動精算されて通過できる。
空港リムジンバス・大手商業施設・対応の自動販売機でも使えるので、１枚あると観光時の利便性が上がるだろう。
特に関西国際空港から京都の主要駅まで在来線を乗り換えて行く場合は、切符の計算・購入の手間が省けるため、移動がとても効率的になる。
「ICOCA」はJR関西空港駅を含むJR西日本対象のみどりの窓口・自動券売機などで、１枚2,000円（デポジット500円含む）で購入が可能だ。
なお、首都圏で流通の「Suica」・「PASMO」も同様に利用できるので、既に所有の方はそれらを使おう。

関西国際空港から京都の主要都市へのアクセス方法について、目的・交通機関別の乗車時のメリット・デメリットとともに紹介してきた。
関西国際空港は交通機関の充実だけでなく、外国人向けの案内カウンターや掲示板もあるので、初めて訪れる人も過度な心配は不要だ。
旅行の予算やスケジュール、メンバーの意見などを踏まえて、自身にピッタリな移動方法を選んでほしい。
京都の主要観光スポットを効率的に巡るために知っておきたい交通手段・お得なチケットをまとめた、こちらの記事も合わせて参考にしよう。