【秋田1泊2日モデルコース】絶景と伝統文化に出会うフォトジェニック旅
東北地方の北西部、日本海側に位置する秋田県。
秋田県北西部から青森県の南西部にまたがる世界遺産「白神山地」をはじめ、雄大な自然を感じることができる、風光明媚な景色を楽しむことができます。
また、「男鹿のなまはげ」や「秋田の竿燈」など、重要無形民俗文化財の数日本一を誇るエリアでもあります。今回は秋田市を起点に、男鹿半島へのドライブ旅をご紹介します!
目次
Day1|秋田市内観光から男鹿半島へ
今回の旅の起点となるのは、新幹線の停車駅でもあるJR秋田駅。
1日目は秋田市内観光からスタートします。
「秋田市民俗芸能伝承館・旧金子家住宅」で秋田の豊かな民俗芸能にふれる
最初に訪れるのは、JR秋田駅から徒歩15分ほどの場所にある秋田市民俗芸能伝承館・旧金子家住宅。
秋田市民俗芸能伝承館は、東北三大祭りに数えられる秋田の夏の風物詩「秋田竿燈まつり」をはじめとする、秋田の民俗行事や伝統芸能の保存伝承を目的に開館。実物の竿燈も展示されており、その迫力には圧倒されてしまいます。
隣接する「旧金子家住宅」にも訪れます。こちらはかつての豪商の店舗兼住宅で、内部見学も可能。江戸時代後期の町家の特徴を色濃く残しており、幕末に建てられた土蔵など見どころも満載です。
国指定重要文化財を利用した郷土館「秋田市立秋田郷土館」を見学
秋田市民俗芸能伝承館・旧金子家住宅から徒歩5分。続いて訪れるのは1912年完成の旧秋田銀行本店を利用した資料館、秋田市立赤れんが郷土館です。
広大な吹き抜け空間が見事な建物内部の中心をなす営業室は、銀行時代に接客業務が行われていたそう。古い映画のセットに紛れ込んだかのようなフォトジェニックな空間が広がります。銀行当時の様子を見ることができるほか、新館には秋田に関する企画展示などもあります。
秋田の旬がずらり!「秋田市民市場」でランチタイム
お腹もすいてきたところで、お楽しみのランチタイム! 秋田市立赤れんが郷土館から徒歩15分ほど歩いたところにある秋田市民広場に向かいます。秋田中から新鮮な食材が集まる“食”のスポットで、プロの料理人も利用するお店も入る市場です。
市場内には回転寿司やラーメンなどのお店もあり、ランチの選択肢は多彩! 今回はご飯を購入して市場内の鮮魚店をまわり海鮮丼を作る「のっけ丼」をいただきます。
秋田の旬の美味に満足したら、10分ほど歩いて秋田駅まで戻ります。
駅周辺にあるレンタカーショップで車を手配して、男鹿半島へのドライブをスタート!
ドライブ途中に「道の駅 あきた港 ポートタワー・セリオン」に立ち寄り
男鹿半島へ向かう途中、秋田港のシンボルタワー道の駅あきた港 ポートタワー・セリオンに立ち寄ります。
総ガラス張りの全高143mのタワーは、1階には物産館「セリオンガーデン」、地上96mには展望カフェ「セリオンカフェ」も入っており、ドライブの立ち寄りにぴったり。地上100mの無料展望台から、これから訪れる男鹿半島をはじめ日本海や秋田市街地を一望。絶景に感動します!
無形文化財「なまはげ」で知られる男鹿半島へ!
道の駅あきた港 ポートタワー・セリオンを後に、秋田県北西部にある自然豊かな半島、男鹿半島へ向かいます。 ユネスコ無形文化遺産にも登録された「男鹿のナマハゲ」行事で知られる風光明媚な半島です。
男鹿半島は、三方を海に囲まれており、山から海への連続した風景美でも知られています。美しい風景はもちろん観光スポットも多いため、今回は男鹿温泉郷に宿泊して、ゆっくり男鹿半島ドライブを楽しみます。
「秋田のウユニ塩湖」とも呼ばれる絶景スポット「鵜ノ崎海岸」を散策!
道の駅あきた港 ポートタワー・セリオンから車を走らせること約40分。男鹿半島南部に位置する絶景スポット、鵜ノ崎海岸に到着!
約1.5kmのこちらの海岸は、「秋田のウユニ塩湖」とも賞される美しい景観が話題のスポット。遠浅の水面に映り込む、青空や夕陽が感動的な景色を見ることができます。干潮時であれば200mほど沖まで歩いていくこともできるので、タイミングがあえば散策してみるのもおすすめですよ。
なまはげづくしの温泉郷「男鹿温泉郷」が今晩の宿泊地
絶景に感動したらいよいよ本日の宿泊地へ。車で約30分の男鹿温泉郷へ向かいます。
男鹿半島の北側にある男鹿温泉郷は、美肌の湯としても知られる温泉が楽しめる温泉郷。宿で温泉にゆっくりと浸かって旅の疲れを癒やします。また、温泉郷内にある施設「男鹿温泉交流館 五風」ではなまはげと和太鼓を融合させた「なまはげ太鼓」の公演があり、人気を集めています。こちらもぜひ訪れたいですね。
Day2|2日目は男鹿半島を満喫!
男鹿温泉郷で疲れをしっかりとってリフレッシュしたら、2日目は男鹿半島を満喫します!
アジサイの名所として話題の寺院「雲昌寺」へ
2日目の最初に訪れるのは、宿から車で10分ほどの場所にある曹洞宗の寺院「雲昌寺」。
1624年開創といわれる古刹で、近年アジサイの名所として話題にもなっています。15年の歳月を費やし、現在では2,000株以上のアジサイが境内を彩る景観は圧巻! 例年6月上旬から7月中旬にかけてがシーズンで、辺りを青色に染める美しい光景を楽しむことができます。この時期にあわせて旅のプランを組み立てるのもおすすめです!
「男鹿真山伝承館・なまはげ館」でなまはげ行事を体験!
雲昌寺から車で約7分、続いて訪れるのは男鹿真山伝承館・なまはげ館です。ここでは、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「なまはげ」行事を体験します!
男鹿真山伝承館では、大晦日に行われる「なまはげ行事」の一連の流れを、目の前で体験することができます。体験後は、隣接する「なまはげ館」では、男鹿半島各地の面や衣装展示などを鑑賞。なまはげについてより知識を深めましょう。
真っ赤な外観がインパクト大! 「入道崎なまはげ御殿(ニュー畠兼)」でランチタイム
そろそろお昼時。ランチタイムは車で14分ほど走って、風光明媚な景観も魅力的な、男鹿半島の西北端・入道崎にある食堂へ!
真っ赤な外観が、なまはげの顔になっているインパクト大な食事処「入堂崎なまはげ御殿(ニュー畠兼)」。 「海鮮丼発祥の店」として知られるこちらでいただくのは、もちろん男鹿で穫れた新鮮な海の幸が盛りだくさんの「海鮮丼」。看板メニューの「時空を超えた海鮮丼」などバリエーションも多彩で、どれにするか迷っちゃうこと間違いなし!
食後は1階に併設されたお土産コーナーでお土産探しもバッチリ。
男鹿半島の最北端、「入道崎」から目の前に日本海が広がる絶景を一望!
海鮮丼でお腹を満たされたら、食後のお散歩に入道崎を散策。
入道崎はゆるやかな芝生の先に、高さ30mの絶壁と日本海の雄大な風景が広がる景勝地です。入堂崎の象徴、白黒の縞模様が特徴の「入堂埼灯台」は、日本でも数少ない登ることができる灯台。この高さ約28mの灯台から眺める男鹿半島と日本海のパノラマビューは感動モノです!
360度回転する展望台「寒風山回転展望台」で、男鹿半島の絶景をぐるり観賞
入堂崎の絶景をあとに、車で30分ほどのドライブで、今回の旅の最後の訪問地「寒風山回転展望台」へ向かいます。
男鹿半島の付け根に位置する標高355mの寒風山の頂上にある寒風山回転展望台は、4階が円形の回転展望台になっており、約13分間で1回転! 遮るものが何もない360度のパノラマ絶景を楽しむことができます。ほかにもレストランやみやげ店をはじめ各階にも展望ホールがあるので、こちらもぜひ立ち寄りたいですね。
秋田1泊2日モデルコースのスケジュール
Day1
- 9:25
- JR秋田駅スタート
- 10:15
- 秋田市民俗芸能伝承館・旧金子家住宅
- 11:00
- 秋田市立赤れんが郷土館
- 11:45
- 秋田市民市場
- 13:50
- JR秋田駅でレンタカーを借りて男鹿半島へドライブ!
- 14:30
- 道の駅 あきた港 ポートタワー・セリオン
- 15:30
- 鵜ノ崎海岸
- 17:00
- 男鹿温泉郷
Day2
- 9:30
- 雲昌寺
- 10:20
- 男鹿真山伝承館・なまはげ館
- 12:00
- 入道崎 なまはげ御殿(ニュー畠兼)
- 12:40
- 入道崎
- 14:00
- 寒風山回転展望台
まとめ
秋田県の絶景と伝統文化に出会うフォトジェニック旅はいかがでしたか?
今回は秋田市から男鹿半島へのドライブ旅をご紹介しましたが、秋田県にはほかにも「みちのくの小京都」と呼ばれる角館や秘湯で知られる乳頭温泉など魅力的な観光地がもりだくさん!
秋田県の旅行計画を立てる際は、【秋田旅行ガイド】色濃く残る伝統文化・風習を肌で感じようの記事もぜひ読んでみてくださいね。