ユニークなお店でグルメとショッピングを満喫!日本の商店街35選

ユニークなお店でグルメとショッピングを満喫!日本の商店街35選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

新しい商業施設やショッピングスポットにはない魅力を持つ「商店街」。
地域に根付き、地元の人々に愛され続ける商店街だからこそ、その地域の特性や特色をより深く感じられる場所だ。
グルメとショッピングを楽しめるのはもちろんだが、観光地に並ぶようなグルメやお土産だけでなく、その地域の人々に本当に愛されているものに出会えるのも魅力。
この記事では、日本各地に点在する商店街の中でも、特に人気の商店街を紹介しよう。
商店街に足を運べば、きっとその地域の魅力をより深く知ることができるだろう。

商店街ってどんなところ?

通りに沿ってたくさんの店舗が並ぶ場所のことを商店街と呼ぶ。
日本に現存する商店街の多くは、19世紀末から20世紀半ばに自然に誕生した。
精肉店、八百屋、魚屋、電気店などの専門店や個人経営のお店が並び、大型量販店やチェーン店とは異なる、その地域ならではの商品が揃っている。
また、商店街は食べ歩きグルメが充実していることが多く、買い物を楽しむだけでなく、地元の味を堪能できるのも魅力だ。
さらに、商店街は店主や地元の人々と交流できる場所でもあり、訪れると温かい雰囲気を感じられるだろう。

商店街ごとに独自の特色があり、それぞれ異なる雰囲気や品揃えを楽しめる。
例えば、地元の伝統工芸品や老舗が並ぶ商店街、店員さんとコミュニケーションを取り値引きして買い物自体を楽しむ商店街、日本のサブカルを体験できるお店が並ぶ一角のある商店街など、商店街の特色は多種多様だ。
昔ながらの雰囲気を残す商店街も多く、レトロな景観や独特の空気も楽しめるだろう。
最新の複合商業施設もいいが、日本の地域性や人々の温かさを感じられる商店街を観光プランに取り入れてみてほしい。

地元の人々が運営し、地元の人々が利用する商店街
地元の人々が運営し、地元の人々が利用する商店街

観光プランに組み込むべき北海道の人気商店街3選

日本最北部に位置する北海道。雄大な自然が織りなす絶景と様々なご当地グルメを目的に、多くの人々が日々訪れている。
そんな北海道で訪れるべき、人気の商店街を紹介しよう。
北海道観光で訪れることの多い、札幌・小樽・旭川にあるため、観光プランにも組み込みやすいはずだ。

1. 【札幌】狸小路商店街

145年以上の歴史を持つ北海道最古の商店街の一つ、「狸小路商店街」。札幌の中心部に位置し、東西約900メートルに渡っておよそ200店が軒を連ねる。アーケードで繋がれているため、悪天候の日でもショッビングや散策、食事が楽しめるのもうれしい。
古くからこの地に根差した商家や工芸店、土産物屋などが並び、レトロな雰囲気が満ちている。

トレンドから北海道の名産・特産まで。何でもそろうレトロな商店街
トレンドから北海道の名産・特産まで。何でもそろうレトロな商店街

2. 【小樽】小樽堺町通り商店街

小樽運河に面した大通りから1本入った場所にある堺町通りは、明治から昭和初期にかけて大きく発展を遂げた小樽のメインストリート。
メルヘン交差点から日銀通りまで続く約1,300mの商店街には当時建てられた石造りの洋館や倉庫が今も数多く残り、ノスタルジックな雰囲気の中で散策とショッピングを楽しめる。

レトロな町並みとショッピングを楽しめる小樽のメインストリート
レトロな町並みとショッピングを楽しめる小樽のメインストリート

3. 【旭川】平和通買物公園

JR旭川駅から約1㎞続く歩行者天国の大通りは「平和通買物公園」と呼ばれ、旭川のメインストリートとして賑わっている。1972年に日本初の恒久的歩行者天国として開設され、大型店や各種専門店、美容室や飲食店に至るまでさまざまな店舗が軒を連ねる。
冬まつり期間中には、氷彫刻世界大会の会場にもなっており、ロマンチックで幻想的な光景が広がる。

グルメとショッピングを満喫できる日本初の歩行者天国
グルメとショッピングを満喫できる日本初の歩行者天国

東北地方の商店街ならココ!宮城の人気商店街3選

日本列島の北部、青森や宮城など6県から成る東北地方
冬の雪深い景色や春の桜、秋の紅葉など、四季折々の絶景と色濃く受け継がれる伝統文化が魅力の地域だ。
東北地方で随一の都市である仙台を中心に、東北各地にも商店街は点在している。
その中でも規模が大きく、見どころが多い人気の商店街を紹介しよう。

1. 【宮城】南三陸さんさん商店街

平成24(2012)年に仮設商店街としてオープンした商店街。平成29(2017)年に本設商店街として現在の場所に移転した。
店舗の設計は日本を代表する建築家の隈研吾。美人杉と呼ばれる南三陸杉がふんだんに使われ、温かみを感じる空間が演出されている。
震災やコロナ禍といった危機を乗り越えて、飲食店や鮮魚店など計28店舗が営業をしている。

南三陸町復興のシンボル
南三陸町復興のシンボル

2. 【宮城】サンモール一番町商店街

東北初となるアーケード街の南の入口として1954年に誕生。伊達政宗公や政宗公の兜、伊達氏の家臣である支倉常長などのモチーフに彩られたアーケードを歩けば、「映画館のまち」として多くの人が行きかった往時の賑わいが偲ばれる。
7月には「一番町三社まつり」として、商店街にある野中神社、えびす神社、和霊神社の神輿が商店街を練り歩き、街全体がお祭りムードに。8月には全国各地から約200万人が訪れる「仙台七夕まつり」の会場として、美しい吹き流しが商店街を彩る。

昔ながらの面影が残る、活気あるアーケード商店街
昔ながらの面影が残る、活気あるアーケード商店街

3. 【宮城】ハピナ名掛丁商店街

仙台駅から最も近いアーケード街。駅前通りから愛宕上杉通りを越え、隣接する「クリスロード商店街」まで続く商店街にはさまざまなお店が立ち並ぶ。
天井を覆うアーケードがあることで雨や雪などの荒天時や炎天下でも快適にショッピングや街歩きを楽しめるのはもちろん、駅の西口に広がるペデストリアンデッキ(歩行者専用高架橋)で仙台駅と連結しており、アクセスも便利。

「仙台七夕まつり」の飾りも必見、仙台駅に一番近いアーケード街
「仙台七夕まつり」の飾りも必見、仙台駅に一番近いアーケード街

全国的な知名度・人気を誇る関東地方の人気商店街6選

本州東部、日本の首都である東京をはじめとする、1都6県から成る関東地方
その中でも東京は、全国でも有名・人気の高い商店街が多い場所だ。
東京といえば、世界の最先端の流行や技術の集まる都市というイメージがあるかもしれないが、昔ながらの雰囲気や街並みを残すスポットも多い。
東京という街の歴史を感じるためにも、これから紹介する商店街にも足を運んで欲しい。
東京の商店街を中心に、関東地方の人気商店街を紹介していこう。

1. 【東京】戸越銀座商店街・ほっとスポット戸越銀座

東急池上線「戸越銀座駅」から東西に広がる全長約1.3kmの商店街。生鮮三品を扱う店舗からカフェ、パン屋、銭湯まで約400件が軒を連ねている。
商店街としては都内一の長さを誇り、関東大震災の折に瓦礫となった銀座通りのレンガを譲り受けたことや、繁華街「銀座」の賑わいにあやかりたいとの思いから「戸越銀座」という名称が付けられ、日本各地に点在する「〇〇銀座」の元祖とも言われている。

全長1.3km、都内随一の長さを誇り、約400件が軒を連ねる商店街
全長1.3km、都内随一の長さを誇り、約400件が軒を連ねる商店街

2. 【東京】谷中ぎんざ

昭和20年頃に自然発生的に生まれたという長い歴史をもつこの商店街には、精肉店や八百屋、魚屋電気店といった昔ながらの個人商店はじめ、地元の人以外も楽しめるドーナツショップや雑貨屋など様々なお店が60軒ほど全長170メートルほどの短い通りに集まっている。

「夕やけだんだん」の階段を降りると広がる。古き良き時代の雰囲気が漂う商店街
「夕やけだんだん」の階段を降りると広がる。古き良き時代の雰囲気が漂う商店街

3. 【東京】砂町銀座商店街

1932年、当時日本一の商店街と言われていた銀座通り商店街にあやかり、「砂町銀座」と名付けられた。
戸越銀座商店街、十条銀座商店街と並び三大銀座商店街に数えられている。全長約670mの通りにはクリニックや生鮮食品店から、惣菜店、保育園まで約130もの店舗が所狭しと軒を連ねる。

昭和レトロな町並みに約130もの店舗が並ぶ活気溢れる商店街
昭和レトロな町並みに約130もの店舗が並ぶ活気溢れる商店街

4. 【神奈川】横浜元町ショッピングストリート

150年以上前にさかのぼる横浜開港当時、外国人御用達の店が集まって発達した商店街。
西洋風の洗練された雰囲気が漂う全長600mのメイン通りには、アパレルや雑貨店、インテリアショップやアクセサリー店などバラエティ豊かな高感度ショップが軒を連ねる。
洗練されたカフェやレストランも多いので、休憩しつつ、ゆっくりショッピングが楽しめるのも魅力。

異国情緒たっぷりのストリートでショッピングを満喫
異国情緒たっぷりのストリートでショッピングを満喫

5. 【東京】アメ横商店街

JR上野駅からJR御徒町駅間の、約500mの距離に約400店の店が並ぶ商店街で、「アメ横」の愛称で親しまれている。
食品や菓子、衣類、雑貨、宝飾品などさまざまな業種の店が集まる。
一年中、安売りが行われているのもポイントで、活気があり、散策するだけで東京の昔ながらの下町を凝縮したような雰囲気が楽しめる。

食べ物から衣料品まであらゆるものが揃う人気商店街
食べ物から衣料品まであらゆるものが揃う人気商店街

6. 【東京】巣鴨地蔵通商店街

「おばあちゃんの原宿」として親しまれる巣鴨地蔵通商店街だが、近年では老若男女問わず楽しめる名所として注目されている。
全長約780mの商店街には、和菓子はもちろん、洋菓子、パン屋、茶舗、煎餅屋、仏具屋など、多彩なジャンルの約200店舗が軒を連ねる。

江戸時代から続くおもてなしの心を大切にした、古き良き商店街
江戸時代から続くおもてなしの心を大切にした、古き良き商店街

中部地方の観光をよりディープに楽しめる商店街3選

本州中部、日本のシンボルとも言える富士山が位置する山梨・静岡など、5県から成る中部地方
東京や大阪と並ぶ大都市として知られる、愛知県名古屋市も中部地方だ。
雄大な山々の景色と名古屋のグルメと併せて、これから紹介する商店街も巡ってみよう。
そうすれば、より深く観光する場所の地域性を感じられるはずだ。

1. 【静岡】熱海平和通り商店街

高温の天然温泉が豊富に湧出し、全国屈指の温泉地でもある熱海市。
その玄関口である、JR熱海駅からすぐの駅前商店街。
熱海・伊豆・静岡の名産品をはじめ、温泉まんじゅうといったお菓子が買えるお土産物店を中心に、熱海グルメが味わえる食事処など、さまざまな店舗が軒を連ねている。

JR「熱海」駅からすぐ。買い物のほか、手湯も楽しめる商店街
JR「熱海」駅からすぐ。買い物のほか、手湯も楽しめる商店街

2. 【愛知】大須商店街

若宮大通、伏見通、大須通、南大津通の4つの通りに囲まれた区域に広がる、名古屋最大の商店街。飲食店や古着店、雑貨店、家電販売店などありとあらゆるジャンルの約1200店や施設がひしめき合っており、独特の雰囲気を醸している。
東京の秋葉原、大阪の日本橋とともに「日本三大電気街」にも数えられており、家電販売店やパソコンショップも多数。

老舗から“オタク系”のショップまで混在する、名古屋最大の商店街
老舗から“オタク系”のショップまで混在する、名古屋最大の商店街

3. 【長野】なわて通り

JR松本駅から徒歩10分の場所にある、個性的な店舗が長屋風に軒を連ねる商店街。女鳥羽川の土手から始まり、「縄のように長い土手」から「縄手(なわて)」と呼ばれるようになった。
明治12(1879)年に建立された四柱神社の参道として発展し、松本城から近いこともあり、観光客の姿も多い。

カエルの石像がお出迎え、個性的な店舗が長屋風に軒を連ねるレトロな商店街
カエルの石像がお出迎え、個性的な店舗が長屋風に軒を連ねるレトロな商店街

北陸地方の個性豊かな商店街3選

日本海に面する、新潟・富山・石川・福井から成る北陸地方
特に石川県の「金沢」や、世界でも有数の山岳ルート「立山黒部アルペンルート」が観光地・観光スポットとして有名だ。
ただ、北陸地方の魅力はそれだけではない。日本海で獲れた新鮮な魚介を使った料理など、様々なグルメを楽しめる。
これから紹介する商店街に足を運べば、北陸のグルメと共に、その地域の歴史と文化を感じられるだろう。

1. 【新潟】沼垂テラス商店街

信濃川の河口近くにあり、古くから港町として栄えた町・沼垂(ぬったり)。かつての賑わいが消え、シャッター通りと化していた旧沼垂市場の長屋を改装して2015年に誕生したのが「沼垂テラス商店街」だ。
昭和レトロな街並みとスタイリッシュな店舗によるギャップが独特の雰囲気を生み出し、幅広い年齢層に支持されている。

旧市場のレトロな長屋を再生させた、新しくも懐かしい商店街
旧市場のレトロな長屋を再生させた、新しくも懐かしい商店街

2. 【石川】竪町商店街

金沢の中心を通る430mの道に、約200のユニークなお店が軒を連ねる「竪町商店街」。
北陸最大級のファッション街として知られていた歴史もあり、現在も商店街の中心はアパレルショップやアクセサリーショップ、雑貨屋だ。
もちろん、買い物の休憩にピッタリなスイーツショップやカフェ、ランチやディナーを楽しめる飲食店もある。
クリエイターやアーティストを応援するイベントも開催されており、足を運べばクリエイティブな空間やアイテムに出会え、感性を刺激される体験ができるだろう。
人気観光スポット「金沢21世紀美術館」の玄関口といえる場所にあるため、美術館に足を運ぶ前後に訪れてほしい。

感性を刺激する個性的なショップの並ぶ竪町商店街
感性を刺激する個性的なショップの並ぶ竪町商店街

3. 【富山】総曲輪通り商店街

富山県最大のアーケード商店街「総曲輪通り商店街」は、富山市の中心部に位置する。
長さ260mの商店街には、若者に人気のセレクトショップや歴史ある老舗店舗が約40も並び、さまざまな世代に親しまれている。
近年、大規模商業施設「総曲輪フェリオ」が建設され、さらに多くの人々で賑わうようになった。
11時から22時まで車両通行禁止のため安心して歩けるのも嬉しいポイントだ。
併設された「グランドプラザ」では、冬季のスケートリンクや各種イベントが開催され、多くの市民や観光客が訪れている。

アーケードがあるため、天気が悪い日でも快適に散策・買い物ができる
アーケードがあるため、天気が悪い日でも快適に散策・買い物ができる

関西地方の観光プランに加えるべき人気商店街5選

大阪・京都を筆頭に、人気観光地が集まる関西地方
全国的に有名な観光スポットが多い地域だけに、商店街を巡る予定のある方は少ないかもしれない。
ただ、都市として長い歴史を持ち、その歴史を継承し続ける地域だからこそ、地域に根付いた商店街は多い。
また、ショッピングを楽しめる商店街も多いのも、関西地方の特徴だ。
関西観光のプランに、ぜひこれから紹介する商店街も組み込んでほしい。

1. 【京都】錦市場、京都錦市場商店街振興組合

錦市場は京都のメインストリート、四条通りから北にあたる錦小路通にある。
この場所で魚店が繫盛し、1615年に江戸幕府からのお墨付きを得てさらなる発展を遂げたことがはじまり。
「京の台所」の名称で親しまれていて、京野菜、琵琶湖の川魚、鱧、ぐじ、笹カレイ、湯葉、生麩、漬物などの食材がずらり。京都ならではの食材は、ほぼここで揃う。

京都ならではの食材すべてが揃う! 400年以上、京都グルメを支えてきた市場
京都ならではの食材すべてが揃う! 400年以上、京都グルメを支えてきた市場

2. 【京都】新京極商店街

京都市中心部の三条通から四条通までの間約500mを南北に通る新京極通。地元客や観光客、修学旅行生で連日賑わう新京極商店街は、2022年に開通から150年を迎えた日本で2番目に歴史のある商店街。
アーケードが設けられ、雨天時も快適にショッピングを楽しめる商店街には、ファッションの店や土産物店、映画館などバラエティ豊かな店舗が軒を連ねる。

ショッピングから御朱印巡りまで楽しめる京都市中心部の商店街
ショッピングから御朱印巡りまで楽しめる京都市中心部の商店街

3. 【大阪】心斎橋筋商店街

大阪市の中心部にある長堀通の南側から宗右衛門町通まで、南北に約580mに渡って続く商店街。
コスメショップやアパレル店、ドラッグストアやアクセサリーショップ、100均ショップや楽器店などさまざまなショップが道の両側にずらりと軒を連ねる。
老舗百貨店・大丸心斎橋店や有名アパレルブランドの大型店などもあり、ショッピングが楽しめるエリアとして、連日多くの客が訪れ、大阪随一のにぎわいをみせる。

大阪中心部を南北に貫く熱気あふれる商店街
大阪中心部を南北に貫く熱気あふれる商店街

4. 【兵庫】神戸・三宮センター街

神戸の交通網が集まり、神戸のハブ的な役割を担っている三宮センター街。
三宮センター街はフラワーロードから鯉川筋まで、ほぼ東西に結ぶ大型アーケード商店街となっており、ファッション、インテリア、雑貨にグルメなど幅広いジャンルのショップが並ぶ。

神戸の中心にあり観光の拠点でもある三宮エリアの商店街
神戸の中心にあり観光の拠点でもある三宮エリアの商店街

5. 【滋賀】夢京橋キャッスルロード

国宝指定の天守を持つ彦根城からすぐ近くの商店通り。彦根城のお堀にかかる京橋からちなみ、この名称で親しまれている。
通りは江戸時代の城下町をイメージ。道路幅は6メートルと余裕をもった広さで、彦根城旧中堀に架かる京橋から南西へ伸び、約350メートルまで町並みが続く。
通りには、食事処やスイーツ店、みやげ物屋などが多く軒を連ねており、この彦根ならではのメニューも用意されている。

江戸時代の城下町をイメージしたOLD NEW TOWN
江戸時代の城下町をイメージしたOLD NEW TOWN

中国地方ならココ!世界遺産と併せて巡れる広島の人気商店街3選

日本最大級の砂丘、「鳥取砂丘」で有名な鳥取をはじめ、世界遺産の「厳島神社」のある広島など、見どころの多い5つの県から成る中国地方。南側では瀬戸内海が織りなす、穏やかな絶景を満喫できる。
中国地方にも魅力的な商店街は多く、人気が高い商店街は広島に集まっている。
広島の世界遺産と併せて商店街を巡り、よりディープにその地域を楽しもう。

1. 【広島】宮島表参道商店街

宮島名物の店が立ち並ぶ、島で一番賑やかな通りが「宮島表参道商店街」。
嚴島神社」の大鳥居へと続く約350mのアーケード商店街に土産物店や民芸品の店、宮島グルメが味わえる食事処などが軒を連ねる。
宮島らしいお土産やグルメの店がぎゅっと集まっているので、宮島を訪れたらまずこの商店街を歩いてみるのがおすすめ。

宮島を訪れたらまず歩きたい、賑やかなメインストリート
宮島を訪れたらまず歩きたい、賑やかなメインストリート

2. 【広島】尾道本通り商店街

尾道市の観光スポットが点在する海と山の間を、平行に1.6km続く「尾道本通り商店街」。
一番街、中商店街、本町センター街、中央街、尾道通りの5つの商店街で構成されており、約400店の、それぞれ特徴ある店がならぶ。
古民家をゲストハウスに改装した「あなごのねどこ」や、尾道市重要文化財に指定されている尾道商業会議所記念館などもあり、レトロな雰囲気が漂うのが特徴だ。

レトロな雰囲気が漂い、思わず撮影したくなるスポットも多い商店街
レトロな雰囲気が漂い、思わず撮影したくなるスポットも多い商店街

3. 【広島】呉中通商店街(れんがどおり)

呉市の中心部にある全長約420mのアーケードの商店街。
レンガで舗装されており、地元の人からは「れんがどおり」と呼ばれ親しまれている。
商店街には、呉を訪れたら食べておきたい名物グルメが食べられる飲食店も多い。グリンピースが入っているのが特徴の、肉じゃが発祥の店や、魚カツの一種でピリ辛の「がんす」、細うどんや呉冷麺などそのラインアップは多彩。

ご当地グルメやスイーツ店が揃う、通称「れんがどおり」と呼ばれる商店街
ご当地グルメやスイーツ店が揃う、通称「れんがどおり」と呼ばれる商店街

四国地方の観光プランに組み込みやすい商店街3選

日本南西部に浮かぶ島で、その名の通り、徳島・香川・愛媛・高知の4つの県から成る四国地方
瀬戸内海の絶景や手付かずの自然を満喫できる秘境、歴史ある「道後温泉」など、本州とは異なる魅力に溢れる地域だ。そんな四国にも商店街は息づいている。
これから紹介する商店街は、人気観光スポットからアクセスしやすい場所にあるため、観光プランに組み込みやすいはずだ。

1. 【香川】高松丸亀町商店街

香川県高松市の中心商業地区の真ん中に位置する全長470mの高松丸亀町商店街。総延長2.7kmの「高松中央商店街」のうちの一つで、400年以上の長い歴史を持つ商店街である。
高さ約20メートルの高い位置にガラスのアーケードが架けられ明るく開放的な雰囲気。天候を気にせずにショッピングを楽しむことが可能。

ガラスのアーケードが架かる、お洒落で開放的な商店街
ガラスのアーケードが架かる、お洒落で開放的な商店街

2. 【愛媛】道後商店街 (道後ハイカラ通り)

道後温泉本館の建物に隣接し、「道後ハイカラ通り」の愛称で親しまれている道後商店街
伊予鉄道の路面電車の終点・道後温泉駅から、道後温泉本館を結ぶ、約250mのL字型アーケード。
沢山の土産店や飲食店などが軒を連ねており、道後温泉に入った後は、そのまま浴衣姿で散歩するのも温泉街ならではの楽しみ。

日本最古の温泉として知られる「道後温泉」と合わせて楽しみたい商店街
日本最古の温泉として知られる「道後温泉」と合わせて楽しみたい商店街

3. 【愛媛】大街道商店街

松山市の中心部に位置する「大街道商店街」は、全長483m、幅15m、天井の高さ13mを誇る巨大なアーケードで覆われた商店街だ。
自動開閉式の3段ドーム型アーケードが設置されており、天候に左右されず快適に散策できるのが特徴。
通りには百貨店の「松山三越」や複合商業施設「アエル松山」をはじめ、多彩な飲食店やお土産店が並び、買い物やグルメを楽しむには最適なスポット。
また、柱に施された愛媛の象徴である「みかん」や「石鎚山」をモチーフにしたデザインも見どころだ。
南北に広がる他の商店街ともつながり、松山の活気を体感できる場所となっている。

自動開閉式の3段ドーム型アーケードが特徴の大街道商店街
自動開閉式の3段ドーム型アーケードが特徴の大街道商店街

九州地方の人々にも愛される商店街3選

四国よりもさらに南西部に浮かぶ、7つの地域で構成される島が九州地方だ。
福岡を筆頭に、魅力的なご当地グルメも自然豊かなスポットもあり、多様な魅力で溢れる地域だ。
観光客の多い地域ではあるが、地元に愛されている商店街も数多く残っている。
よりディープに九州を楽しみたいなら、これから紹介する商店街にも足を運んでほしい。

1. 【熊本】下通アーケード

熊本市の中心部を通町筋から南北に通り抜ける「下通アーケード」。
路面電車の電停やバスターミナルと近接し、JR熊本駅からのアクセス良好なうえ、熊本のシンボルで「日本三名城」のひとつである熊本城へも徒歩圏内の好立地で、昼夜を問わず多くの地元客・観光客で賑わいを見せる繁華街だ。

全長500を超える熊本県内最大のアーケード
全長500を超える熊本県内最大のアーケード

2. 【福岡】魚町銀天街

福岡県北九州市にある魚町銀天街は、日本初のアーケード商店街として広く知られている。1951年に完成したこのアーケードは、雨の日も風の日も快適に買い物が楽しめる場所として、長く地元の人びとに愛されてきた。
商店街には約120の店舗が並び、カラオケ店やファッション、ドラッグストア、100円均一ショップなど、さまざまなジャンルの店が揃う。

日本初のアーケード商店街として知られる、地元の人に愛され続ける商店街
日本初のアーケード商店街として知られる、地元の人に愛され続ける商店街

3. 【宮崎】油津商店街

地元で愛された喫茶店をリノベーションした「ABURATSU COFFEE」や和食、中華、鉄板焼きなど何でも食べられる「あぶらつ食堂」、「ABURATSU GARDEN」など、再開発の際に新たに誕生したスポットが商店街を盛り上げている。また、ITベンチャーなどこれまでになかった業種も誘致し、新しい形のにぎわいが生み出されている。

商店街再生のモデルケース!
商店街再生のモデルケース!

本州とは異なる魅力を満喫!沖縄の人気商店街3選

日本の最南端、本州よりも少し離れた場所に浮かぶ沖縄。
透明度の高い海と広く青い空、亜熱帯植物が織りなす美しい景色、本州とは異なる沖縄独自の文化や歴史を残すスポットが魅力だ。
商店街も本州の商店街とは雰囲気が少し異なり、沖縄らしさを感じられるだろう。
沖縄の地域をより深く楽しみたいなら、これから紹介する商店街にもぜひ足を運んでほしい。

1. 【那覇】那覇市国際通り商店街

那覇市の中心街にあり、沖縄を代表するメインストリート「那覇市国際通り商店街」。
約1.6kmの通りには、飲食店や土産物店をはじめ、デパートやカフェ、雑貨店、ホテルなど約600もの店舗が軒を連ね、国内外から訪れる多くの観光客で賑わっている。

約600の店舗などが軒を連ねる那覇市のメインストリート
約600の店舗などが軒を連ねる那覇市のメインストリート

2. 【那覇】那覇市第一牧志公設市場

色鮮やかな魚や大地のエネルギーを感じる島野菜、さまざまな部位の豚肉など、沖縄ならではの食材が並ぶウチナーンチュ(沖縄の人)の台所。
仮設とはいえ、多彩な品揃えや昔ながらの相対売り、おばあなど店員さんの快活な姿は以前のまま。市場で買った魚や肉を2階の食堂で調理してもらって食べられる、「持ち上げ」のシステムも健在だ。

個性豊かな沖縄食材が所狭しと並ぶ、ウチナーンチュの台所
個性豊かな沖縄食材が所狭しと並ぶ、ウチナーンチュの台所

3. 【恩納村】おんなの駅なかゆくい市場

沖縄本島の中部に位置する恩納村(おんなそん)にある産直市場。
地元産の新鮮な島野菜や旬のフルーツはもちろん、恩納村や沖縄の土産物をはじめ、ここでしか買えないオリジナル商品も充実。
さらに、沖縄ならではのローカルフードやB級グルメが楽しめるフードコートも併設されている。

地元産野菜や果物のほかグルメや土産物も充実
地元産野菜や果物のほかグルメや土産物も充実

日本の商店街に関するよくある質問

Q

商店街の多い都道府県はどこ?

A

経済産業省の調査結果によると、東京・神奈川・長野・京都は特に商店街が多い地域です。参考:概要(24/65)|商業統計 - 経済産業省

Q

日本最大級の商店街はどこ?

A

大阪の天神橋筋商店街、東京の戸越銀座商店街、名古屋の大須商店街は日本最大級といえる規模の商店街です。

まとめ

この記事では、日本各地の人気商店街を地域ごとに紹介してきた。
人気観光地にある商店街や人気観光スポットの近くにある商店街も多く、観光プランに組み込みやすいはずだ。
日本観光をよりディープに楽しみたい方は、ぜひ紹介してきた商店街へ足を運んでほしい。
日本のことをもっと知りたい方は、日本を観光する上で知っておくべき情報を網羅的に紹介している、こちらの記事もぜひ参考にしてほしい。