新潟屈指のパワースポット!彌彦神社の観光ガイド
2,400年を超える長い歴史を持つ「彌彦神社」。
特に縁結びのご利益で知られる、新潟随一のパワースポットだ。歴史的建造物や自然景観など、見どころも盛り沢山。
新潟を観光するなら外せないスポットと言っても、過言ではない。
この記事では彌彦神社を観光するなら知っておきたい基本情報や見どころに加え、お勧めの観光シーズンや周辺の観光スポットまで詳しく紹介していこう。
彌彦神社ってどんなところ?
新潟県の中央部に位置する「弥彦山」の麓に建つ、「彌彦神社(やひこじんじゃ)」。
新潟で最も社格(神社の等級)が高い、新潟随一のパワースポット。
彌彦神社の祭神は「伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)」、別名「天香山命(あめのかごやまのみこと)」だ。
越後(現在の新潟県)を開拓した神様で、商売繁盛などのご利益があるとされている。
彌彦神社には様々な見どころがあるが、両部鳥居として日本一の大きさを誇る「大鳥居」は特に有名。
鳥居越しに眺める「弥彦山」からは、神聖な雰囲気を感じられるだろう。
境内には「御本殿」をはじめ、国指定有形文化財に指定された25点の建造物が点在。
境内を散策すれば、2,400年を超える歴史と紡がれる文化を感じられる。
「弥彦山」の山頂にある「御神廟(ごしんびょう)」も、忘れてはいけない見どころのひとつ。
彌彦神社を観光するなら、弥彦山と歴史的建造物が調和する景色、弥彦山から望む絶景も楽しもう。
彌彦神社の成り立ち
越の国(現在の福井県から山形県まで)を開拓した「天香山命」を、その子供である天五田根命(あめのいつたねのみこと)が祀ったのが始まりとされている。
崇神天皇(すじんてんのう)によって社殿が作られ、歴代の天皇や将軍によって社殿の修繕・拡張が繰り返された。
1912年に大火で多くの建物が焼失したが、1916年には失われた建物は全て再建された。
彌彦神社へのアクセス
新潟観光の移動拠点であるJR「新潟駅」から、彌彦神社へのアクセスを案内しよう。
国際線が充実している「新潟空港」からアクセスする場合は、空港から「JR新潟駅」行きのバスに乗車し、下記の経路を利用して約2時間で到着できる。
- 経路
-
1. JR新潟駅で「上越新幹線とき320号」東京行きに乗車
2. 燕三条駅で下車し、JR「弥彦線」に乗り換え
3. 終点の弥彦駅で下車し、神社まで徒歩約15分で到着 - 所要時間
- 約1時間30分
彌彦神社の参拝可能時間と入場料
宝物殿以外は年中無休・参拝はいつでも可能だ。
宝物殿の営業時間・定休日・入場料は、以下の表を参考にしてほしい。
- 営業時間
- 9:00 〜 16:00
- 定休日
-
月曜日
※1. 月曜日が祝日の場合は翌日休
※2. 1月と2月は休館 - 入場料
-
大人:300円
大学生・高校生:200円
中学生・小学生:100円
彌彦神社のお勧め観光シーズンは?
彌彦神社を観光するなら、春がお勧めのシーズンだ。
境内には桜の庭園「桜苑」があり、開花時期の異なる50種類以上の桜が植えられている。
ソメイヨシノや八重桜といった様々な桜を鑑賞でき、日本風情と共に桜を楽しめる。
絶対に外せない彌彦神社の見どころ5選
境内には歴史的建造物はもちろん、占いができる石など見どころが盛りだくさん。
境内から少し離れた場所にある、大鳥居や御神廟も見逃せないスポットだ。
ここからは彌彦神社の数多くある見どころの中でも、特に外せない見どころを厳選して紹介していく。
1. 大鳥居
彌彦神社へ向かう道中にある「大鳥居」。
大鳥居は両部鳥居という種類の鳥居で、日本一の大きさを誇る。
両部鳥居は、2本の本柱の前後にそれぞれ低い柱が設けられ、安定感ある造りが特徴。高さ30mと迫力があり、その大きさに驚くはずだ。
大鳥居は、1982年に彌彦神社の入口にある「一の鳥居」をモデルに建てられた。
大鳥居と一の鳥居の見比べてみるのも面白いだろう。
2. 御神廟
弥彦山の山頂にあり、祭神「天香山命」と姫神「妻戸大神(つまどのおおかみ)」が祀られている「御神廟」。
祭神と姫神が一緒に祀られていることから、縁結びのご利益があることで有名なパワースポットだ。
「御神廟」には神聖な雰囲気が漂っており、訪れる人を圧倒する魅力がある。
また、山頂からは日本海や越後平野などの雄大な景色をはじめ、全国夜景100選に選ばれた越後平野の美しい夜景が楽しめる。
登山道を通って山頂へ向かえるが、麓からロープウェイに乗って山頂へ向かうのがお勧めだ。
3. 重軽の石
持ち上げた時に感じる重さで吉凶を占える「重軽の石」。
心の中で願い事を念じながら持ち上げて、軽いと感じれば祈願は成就し、重いと感じたらまだ叶わないと言われている。
「重軽の石」は「火の玉石」とも呼ばれており、これから紹介する逸話が残されている。
かつて弘前藩2代目・津軽信枚(つがるのぶひら)が日本海を航海中に暴風雨に遭い、弥彦山に鳥居奉納を誓ったところ難破をまぬがれた。
その後、鳥居を奉納していなかったところ、城内を2つの火の玉が飛び回る怪奇現象が起きた。慌てて、鳥居とともに火の玉石も彌彦神社に奉納したという。
そんな逸話のある「重軽の石」を持ち上げて、願い事が叶うか試してみよう。
4. 御本殿・拝殿
壮大な「拝殿」は入母屋造(いりもやづくり)と呼ばれる、日本建築の伝統的な屋根が特徴だ。「拝殿」の奥には、神様が祀られる「御本殿」がある。
弥彦山を背に立つ「御本殿・拝殿」からは、神々しい雰囲気や強いパワーを感じられる。
1912年に「御本殿」を含めた社殿が焼失したが、5年の歳月をかけて再建された。
5. 随神門
随神門(ずいしんもん)」とは、神域に邪悪なものが入るのを防ぐ門番の神をまつる門のこと。
神域の入り口というだけあって、どっしりと構えるその立ち姿は迫力があり、気が引き締まる。
門の左右には彌彦神社を守る長気(おさげ)と長邊(おさべ)の兄弟神を奉祀している。
門を潜るときは神社を守る兄弟神にぜひ注目してみよう。
彌彦神社の門前町で食べ歩きも満喫
彌彦神社周辺には、弥彦ならではのグルメやお土産を購入できるお店が集まる「門前町」がある。
和スイーツなどの食べ歩きにピッタリなグルメはもちろん、うどんや海鮮料理などランチにピッタリなお店も多い。
食べ歩きグルメとしてお勧めしたいのは「白パンダ焼」。
パンダの形をした生地の中に餡が入っており、粒あんやチョコレートなど種類豊富な味が楽しめる。
彌彦神社と併せて巡りたい周辺観光スポット3選
ここでは彌彦神社と併せて観光してほしいスポットを紹介する。
いずれも彌彦神社とゆかりのあるスポットなので、一緒に観光することで一層楽しめるはずだ。
1. 弥彦山
新潟平野のほぼ中央部の日本海に面した弥彦山塊の主峰。
標高は634mで、東京スカイツリーと同じ。
弥彦山の弥彦駅から登山口まで徒歩でアクセスでき、表参道登山口から山頂まではおよそ1時間30分。
山道はきれいに整備されており比較的歩きやすいので、登山初心者や子ども連れにも向いている。
そのほか弥彦山ロープウェーや自動車専用道の弥彦山スカイラインもあり、気軽に頂上までアクセス可能。
2. 弥彦公園
大正7年(1918)に造園され、JR弥彦駅からもすぐの場所にある公園。
約4万坪にも及ぶ広大な敷地の中で日本らしい風情を感じさせる景色を楽しめ、地元住民から観光客まで幅広い層に愛されている。
トンネルや滝、渓流などエリアによって変化に富んだ景観が点在する中、特に人気なのが「もみじ谷」。
紅葉の名所として知られており、色づいた木々と朱塗りの観月橋が織りなす眺めはまさに絶景。
3. 湯神社
弥彦公園のはずれ、彌彦神社の境外にある末社。
弥彦温泉は「湯神社」の建つ場所で発見されたと伝わる。
温泉の神様としても伝わる 「大穴牟遅命(おおなむちのみこと)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が御祭神だ。
境内の石を拝借し、その石で病の部分を撫でると治るという言い伝えがある。
彌彦神社、弥彦公園と併せて足を伸ばしてみよう。
彌彦神社に関するよくある質問
Q
彌彦神社に祀られている神様は?
境内のお社では多くの神様を祀っていますが、主祭神は伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)別名、天香山命(あめのかごやまのみこと)です。
Q
彌彦神社のご利益は?
商売繁盛や縁結びのご利益があります。
Q
彌彦神社のお守りには、どんなご利益がある?
家庭の平安や病気の回復などのご利益があります。
まとめ
この記事では、彌彦神社の魅力や見どころを中心に、観光前に知っておきたい情報を紹介してきた。
この記事を参考にすれば、新潟屈指のパワースポット・彌彦神社のご利益を授かれるだけでなく、見どころも満喫できるはずだ。
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