雄大な自然と触れ合う体験ができる!親子旅行にお勧めの札幌観光スポット13選
北海道札幌市は自然と都市が調和した、四季折々の楽しみ方ができる街。
動物園や科学館など、子供と一緒に学びながら遊べるスポットも豊富で、広大な自然の中でのんびり過ごせるのも魅力だ。
ただ、冬の寒さ対策など、子供と一緒に観光するからこそ、押さえておくべきポイントもある。
この記事では、親子で札幌観光を満喫するためのポイントや、お勧めの観光スポット、宿泊施設、モデルコースを紹介していく。
記事を参考にプランを立てれば、札幌の魅力を親子で存分に体感できるだろう。
親子で札幌観光を満喫するために押さえておくべきポイント
札幌は自然豊かな観光スポットが多く、四季折々の美しさを楽しめる街だ。
そんな札幌を満喫するために、押さえるべきポイントを紹介しよう。
冬の厳しい寒さから子供を守るための防寒対策
冬の札幌は思った以上に寒さが厳しい。
子供は体温調節の機能が未熟なため、しっかりとした防寒対策が必要だ。
そのため、服を脱いだり着たりしやすくするために、重ね着させてほしい。
インナーには吸湿性と保温性のある素材を選び、その上にセーターやフリースを重ねると良いだろう。
アウターには防風・防水性のダウンジャケットを選び、耳当てや帽子で頭部を守ろう。
足元は厚手の靴下と防寒ブーツで冷えを防ぎ、雪遊びには撥水加工のスキーウェアや防水パンツがあると安心だ。
しっかりと重ね着すれば、寒さを気にせず快適に札幌観光を楽しめるだろう。
レンタカーで移動を快適に
小さな子供と一緒に札幌観光を楽しむなら、レンタカーの利用がお勧めだ。
荷物が多くなりがちな家族旅行では、車での移動が何かと便利。
車内というプライベートな空間が確保できるため、子供が泣いたり騒いだりしても、周囲を気にせず移動できる。
札幌郊外の観光スポットなど、公共交通機関ではアクセスしにくいスポットへの移動も、レンタカーならスムーズだ。
レンタカーを利用できない場合は札幌駅周辺を中心に観光する
レンタカーを利用しないなら、移動拠点となる札幌駅周辺に宿泊し、地下鉄や市電での観光を楽しもう。
公共交通機関だけでも「大通公園」「円山動物園」「モエレ沼公園」など、子供が楽しめるスポットへアクセスできるため、安心してほしい。
荷物が多い場合はタクシーを併用するほか、ベビーカー対応の観光スポットや手荷物配送サービスを活用し、快適な旅を楽しもう。
子供が飽きない観光スポットを選ぶ
静かな環境や長時間座っていることが多いと飽きてしまう子供と観光する場合、遊びや学びがあるスポットや、運動できるスポットを取り入れることが重要ポイント。
札幌には自然豊かな公園が多く、特に「大通公園」と「円山公園」には、広大な敷地と豊富な遊具があり、体を使って遊ぶには最適。
また、雨や雪の日でも安心して遊べる、屋内施設をプランに入れておくと良いだろう。
札幌の地下鉄や市電は、通勤・通学時間帯を避ければ比較的混雑せず、乗り物好きな子供にも楽しい移動手段になるだろう。
さらに、「さっぽろ雪まつり」など季節ごとに大規模なイベントが多く、子供と一緒に参加できるイベントを観光プランに加えると、より楽しい思い出が作れるだろう。
親子で楽しめる札幌の観光スポット13選
札幌には、親子で楽しめる魅力的な観光スポットも多い。
自然と触れ合える公園や様々な生き物と出会える動物園、遊びながら学べる施設も多い。
雪や雨の日でも遊べる屋内施設も多いので、事前にチェックしておこう。
札幌に数ある観光スポットの中でも、特に親子で観光したいスポットを厳選して紹介するので、ぜひ観光プランに入れてほしい。
1. 白い恋人パーク
札幌を代表する銘菓として知られる「白い恋人」。
白い恋人パークは、「白い恋人」などの製造ラインが見学できるのはもちろんのこと、チョコレートの歴史を学べるコンテンツや、自分だけの白い恋人作りが楽しめるお菓子のテーマパーク。
おままごとやゲームなどを楽しめる「ガリバータウン・ポッケ」もあり、大人から子供まで楽しむことができる。
2. 札幌市円山動物園
1950年に東京の上野動物園の移動動物園が札幌で開催され、その好評を得て翌年北海道で初めて開園したのがこの「円山動物園」。
目玉になっているひとつは、水中トンネルからホッキョクグマの泳ぐ姿を観察できる「ホッキョクグマ館」。
プールはホッキョクグマとアザラシに分かれており、タイミングが良ければアザラシを狙うホッキョクグマの様子を見ることができる。
3. モエレ沼公園
札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園。
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
モエレ沼公園を象徴する建築物のひとつに「ガラスのピラミッド」がある。
4. 大通公園
札幌市の中心部に位置する大通公園。
ライラックやハルニレなど92種、約4,700本の木々に囲まれているほか、寛ぎの場として芝生や噴水なども用意されており、オフィス街の憩いの場として観光客や市民に愛されている。
大通公園は、さっぽろライラックまつり、YOSAKOIソーラン祭りなどイベントの開催会場としても知られており、なかでもさっぽろ雪まつりは国内外から毎年約200万人が足を運ぶ一大イベントとして人気を博している。
5. 北海道開拓の村
広大かつ自然豊かな野幌森林公園に隣接する野外博物館。
その名の通り、明治から昭和初期という北海道開拓の時代に建てられた各地の建造物を移築復元・再現し展示している。
54.2haの敷地内では市街地・漁村・農村・山村の4エリアに分かれており、52棟の建造物が建ち並ぶ。
体験学習棟での伝統遊具作りをはじめ、染物店や新聞社など建物にちなんだ数々の体験も好評。
6. AOAO SAPPORO
札幌市中心部にある複合施設「moyuk SAPPORO」の4階から6階に広がる都市型水族館「AOAO SAPPORO」。
3フロアにわたる多彩な展示エリアには、約250種・4,000点の生物が展示されている。
なかでも陸場の形状を変化できる世界初の展示システムを導入した、ペンギンの展示は人気が高い。
生き生きと暮らす、キタイワトペンギンを間近で観察してみよう。
豊かな植生と水生生物が織りなす美しい水中景観を見られる「ネイチャーアクアリウム」も見どころのひとつ。
小さな生物のありのままの姿を観察できるだけでなく、「禅の精神」も感じられるだろう。
子連れでも安心して過ごせるように、授乳室やキッズスペースのあるベビールームが完備されているのも嬉しいポイントだ。
7. サッポロテイネ スノーランド
札幌市西部に位置する、テイネ山の山頂に広がるスキー場「サッポロテイネ」。
その敷地内にある「サッポロテイネ スノーランド」は、ファミリーで楽しめる雪のアクティビティが豊富だ。
そり遊びや雪でお城や雪だるまを作るなど、小さな子供でも安心して遊べる。
雪の上を歩きやすくする「スノーシュー」を履いて、周辺を散策することも可能。
例年、12月中旬から3月中旬までオープンしているが、オープン日や閉鎖日はその年の天候や雪の状況によって変動するため、詳細は公式サイトで確認してほしい。
8. 藻岩山
札幌の中心部から公共交通機関で約20分、今なお原始林が保護されている標高531mの山。アクセスの良さも手伝って、地元民らの憩いのスポットとしても愛されている。
山頂へは片道約1~2時間ほどの行程で、ビギナー向けの5つの登山コースを用いるのが便利。コース内は野鳥がさえずり、多彩な樹木&花々、リスやキタキツネなどの小動物との出会いも楽しみだ。
9. 国営滝野すずらん丘陵公園
北海道で唯一の国営公園である滝野すずらん丘陵公園。
400ヘクタールの規模を誇る敷地内は4つのゾーンに分かれており、色とりどりの花畑、大型遊具、3つの滝、そして、散策が楽しめる森がある。
また、冬になると「滝野スノーワールド」と名前を変えて冬季営業。さまざまな雪遊びを楽しむことができる。
10. サッポロさとらんど
札幌市街地から少し離れた場所にある、都市と農業をつなぐ田園テーマパーク「サッポロさとらんど」。
子供用の施設やアトラクション、野菜の収穫体験、バターづくり体験、馬や山羊などと触れ合える牧場で、北海道を支える酪農と農業をより身近に感じられる。
親子で札幌観光するなら、プランに入れておきたい施設だ。
11. サンピアザ水族館
大型ショッピングセンター「サンピアザ」に隣接し、JR・地下鉄の駅からも近い都市型水族館。
施設はコンパクトながら展示の見ごたえはたっぷりで、工夫をこらした展示スペースで約200種10,000点の生きものを飼育している。
展示スペースは2フロアで、1階には北海道の海に生息する魚や、サンゴ礁の海水魚、甲殻類などを展示。
12. 中島公園
札幌中心部に位置しながら、豊かな緑に囲まれた中島公園。
年間を通して四季折々の景色に出会えるため、多くの観光客が集まる札幌市内でも人気の公園である。
春には桜や藤の花、夏にはキショウブの花が咲き誇る。また、秋には紅葉を楽しめるのも魅力。
13. さっぽろ羊ヶ丘展望台
春には若草色の牧草、夏にはラベンダー畑がお出迎え。秋には紅葉を楽しめ、冬には真っ白な雪の絨毯が広がる。四季折々の雄大な風景が広がる、絶好のフォトスポットとなっている。
「少年よ、大志を抱け」の名言で知られる北海道開拓の父「ウィリアム・スミス・クラーク博士」をモデルにした「クラーク博士像」も、人気の撮影スポットの一つ。
親子で泊まるならココ!札幌のお勧め宿泊施設3選
主要観光スポットへのアクセスが良好で、子連れでも安心して過ごせる宿泊施設を厳選してご紹介。
また、家族で充実したホテルステイができる宿泊施設も合わせて紹介する。
どのホテルもファミリールームがあり、キッズアメニティも充実。
親子で札幌観光を計画している方は、ぜひこれから紹介するホテルをチェックしてみてほしい。
1. シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ
札幌市の郊外にあるリゾートホテル。スパやプールなど充実したファミリー向け設備で人気があり、温泉が楽しめる露天風呂のほか、大浴場では7つの浴槽や3つのサウナを用意。
1年を通して利用できる屋内プールに加え、夏には屋外プールもオープンする。
客室は家族揃って眠れるワイドベッドのファミリールームやスタイリッシュなデザイナーズルームなど多彩なタイプから選択が可能。
2. ラ・ジェント・ステイ札幌大通
地下鉄「大通駅」より徒歩5分の位置に建てられた「ラ・ジェント・ステイ札幌大通」。
客室は、シンプルで使い勝手の良いデザインで旅の目的に合わせて利用できるように、さまざまなタイプが用意されている。
親子で泊まるなら、最大5名で宿泊できるファミリールームがお勧め。
キッチンや洗濯機、大型テレビの設置など、家族で快適に過ごせる施設が整っている。
キッズアメニティや子供用のスリッパ、部屋着、踏み台などの貸出があるのも嬉しい。
3. ホテルマイステイズプレミア札幌パーク
札幌市の中心部にある「ホテルマイステイズプレミア札幌パーク」。
地下鉄南北線「中島公園」駅から徒歩2分と、アクセスも抜群だ。
ホテル内には天然温泉を完備しており、広々とした空間と上質なデザインの客室で旅の疲れを癒やせる。
ベビーベッドやおむつバケツなど、子供用備品の無料貸出はもちろん、最大4名まで宿泊できるファミリータイプの部屋「ベビー/キッズルーム」も魅力のひとつ。
小さな子供が遊べる全天候型キッズパークがあるのも、親子での宿泊にお勧めしたい理由だ。
親子で札幌観光するなら参考にすべき2Dayモデルコース
札幌の観光プランに悩んでいる方にお勧めしたい、2Dayモデルコースを紹介しよう。
このモデルコースでは、札幌の雄大な自然や様々な動物と触れ合い、子供の好奇心を満たすスポットを巡る。
車を使わなくともアクセスしやすいスポットを選んでいるため、レンタカーが利用できない方でも安心してほしい。
- 1日目
- 大通公園→さっぽろテレビ塔→円山動物園→白い恋人パーク→ラ・ジェント・ステイ札幌大通
- 2日目
- モエレ沼公園→サッポロさとらんど→札幌市青少年科学館
親子で札幌を観光する際によくある質問
Q
子供と札幌を観光するならどの時期がお勧め?
気候が穏やかな春や秋は観光に最適ですが、スノーアクティビティが楽しめる冬もお勧めです。
Q
札幌に室内で子供が遊べるスポットはある?
テーマパークや水族館など室内で楽しめるスポットは充実しています。
まとめ
この記事では、親子で楽しめる札幌の観光スポットや宿泊施設、観光を満喫するためのポイントなどを紹介してきた。
札幌ならではの四季折々の魅力を感じながら、家族で充実したひとときを過ごしてほしい。
札幌の魅力をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみよう。