福岡・博多から1時間!自然の織りなす絶景と古代ロマンを巡る旅へ【壱岐島観光ガイド】

福岡・博多から1時間!自然の織りなす絶景と古代ロマンを巡る旅へ【壱岐島観光ガイド】

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

「壱岐島」は、絶景とパワースポットあふれる長崎の離島。
福岡から高速船で約1時間、長崎空港・佐賀県・唐津からもアクセス良好な場所にある。
壱岐島の魅力と定番観光スポット、お勧めグルメなどを紹介していくので、ぜひ観光プランに壱岐島を加えてほしい。

壱岐島ってどんなところ?

福岡と九州最北端の離島・対馬の間にある、長崎に属する離島が「壱岐島」だ。
周囲約168km、人口約2万4千人の島は、多様な魅力で溢れている。
その中でも特に知っておくべき魅力は”絶景”だ。
雄大な自然が広がる島内には、バリエーション豊かな絶景スポットが点在。
透明度の高い海や白い砂浜、奇岩や断崖絶壁などが織りなす景色を見に、多くの観光客が訪れている。
また、長い歴史を持つ島としても有名。日本神話の中では5番目に生まれた島とされ、日本の弥生時代(3世紀末)に書かれた中国の書物には、壱岐島に存在した国の名前も登場する。
島内には280基もの古墳があり、その歴史の長さを窺える。
古くから日本の神々とのゆかりが深い場所でもあり、島内には150以上の神社が存在し、いたるところにパワースポットがある。

マリンブルーやエメラルドグリーンに輝く様々なビーチを有する日本ロマンの島「壱岐」
マリンブルーやエメラルドグリーンに輝く様々なビーチを有する日本ロマンの島「壱岐」

壱岐島へのアクセス

壱岐島へのアクセスは、飛行機か船どちらかとなる。起点となる場所は、長崎空港、佐賀県・唐津の3つだ。それぞれのアクセスは、以下の表を参考にしてほしい。
福岡からは高速船でたったの1時間、コスパも良くお勧めの行き方だ。長崎空港からは飛行機で30分と短いが、1日に2便のみなので時間は要チェック。

起点 移動手段 所要時間
福岡 ・高速船(博多港 - 郷ノ浦港・芦辺港)
・フェリー(博多港 - 郷ノ浦港・芦辺港)
・高速船:最短約1時間5分
・フェリー:最短約2時間10分
長崎 飛行機(長崎空港 – 壱岐島空港) 約30分
佐賀 フェリー(唐津東港 - 石田町印通寺港) 約1時間40分

船と飛行機を使ったアクセスを検討している方は、以下のリンク先も確認しておこう。

壱岐島内の移動手段

島内の公共交通手段はバスのみ。1日フリー乗車券もあるため、観光プランに合わせて活用しよう。
ただ、バスの本数が少ないため、効率的に移動したいならタクシーかレンタカー(要国際免許)の利用がお勧め。
島内の景色をゆっくり楽しみながら移動したい方は、レンタサイクルやEVスクーター(要国際免許)のレンタルサービスの利用も検討してみよう。

壱岐島のお勧め観光シーズンは?

壱岐島はどの季節に訪れても楽しめるが、美しいビーチで海水浴やマリンアクティビティを満喫できる夏がお勧め。
静かにゆっくり過ごしたいなら、散策しやすい春と秋に訪れよう。

絶対に外せない壱岐島の定番観光スポット5選

壱岐島に数ある観光スポットの中から、定番といえるスポットを厳選してご紹介。
これから紹介する観光スポットを中心に巡れば、壱岐島の魅力を満喫できるはずだ。

1. 辰ノ島

壱岐島の最北端に位置する「勝本港」の沖に浮かぶ「辰ノ島」。
絶景が多い壱岐島の中でも、特に美しい景色を見られる無人島だ。
透明度の高いエメラルド色の海、白い砂浜、木々と調和した断崖絶壁や岩穴など、非日常的な絶景を堪能しよう。
4月〜11月に定期運行する「辰の島観光渡船」に乗れば、海上から様々な絶景を眺められるのでお勧めだ。

エメラルドグリーンの海に心奪われる、絶景の楽園「辰ノ島」
エメラルドグリーンの海に心奪われる、絶景の楽園「辰ノ島」

2. 小島神社

壱岐島にある150以上もの神社の中でも、壱岐のモンサンミッシェルと称され、特に有名な「小島神社」。
海に浮かぶ小さな島にある神社だが、干潮前後の数時間だけ海から参道が現れる。
参道に建つ鳥居と、その先には小さな島が広がる景色は神秘的。その様子を写真に収めようと多くの人々が訪れている。

干潮時のみ海が割れて参道が現れる壱岐のモンサンミッシェル「小島神社」
干潮時のみ海が割れて参道が現れる壱岐のモンサンミッシェル「小島神社」

3. 猿岩

壱岐島の南西に位置する黒崎半島の先端には、「猿岩」と名付けられた、高さ45mの奇岩がある。
「そっぽを向いたサル」に見えることから、その名前が付けられた。
夕方の猿岩越しに夕陽が海に沈んでいく景色も美しい。

壱岐随一の観光名所、高さ45mのお猿さん「猿岩」
壱岐随一の観光名所、高さ45mのお猿さん「猿岩」
夕暮れ時の猿岩も幻想的だ
夕暮れ時の猿岩も幻想的だ

4. 鬼の足跡

牧崎公園内にある、「大きな鬼が鯨を捕るために踏ん張ってできた足跡」と伝わる景勝地。周囲110mにも及ぶ大穴は迫力満点。
春分・秋分の時期には、大穴と海を繋ぐ穴から夕陽が沈む絶景を眺められる。
周辺には「微笑むゴリラ岩」と呼ばれる奇岩もあるので、併せて観光していこう。

大迫力の景色が広がる周囲110mの大穴・鬼の足跡
大迫力の景色が広がる周囲110mの大穴・鬼の足跡
陽気なゴリラのように見える「微笑むゴリラ岩」
陽気なゴリラのように見える「微笑むゴリラ岩」

5. 壱岐イルカパーク&リゾート

天然の入江を仕切って作られた、海浜公園「壱岐イルカパーク&リゾート」。
施設内の「イルカの入り江」では、イルカを間近で観察できるだけでなく、一緒に泳いだり、遊んだりできる体験プログラムが充実。
SUP体験やカヤック体験もでき、壱岐島の美しい自然の中で思いっきり遊べる公園だ。

イルカと触れ合える体験プログラムが充実
イルカと触れ合える体験プログラムが充実

身体も心も癒やされる「湯本温泉郷」

壱岐島の北西岸に位置する「湯本温泉郷」。
1700年の長い歴史を持つ湯本温泉郷には、風情あふれる温泉街が広がり、温泉施設や温泉旅館が点在している。
最大の特徴は基準値の約15倍の高濃度温泉。しかも、全ての温泉施設は自家源泉かつ源泉かけ流し。
湯本湾の夕日を眺めながら温泉に浸かれば、身体も心も癒やされること間違いなしだ。

1700年の歴史を誇る「湯本温泉」
1700年の歴史を誇る「湯本温泉」
眼前に広がる湯本湾が一面茜色に染まる景色は絶景
眼前に広がる湯本湾が一面茜色に染まる景色は絶景

壱岐島を代表する3つのグルメ

壱岐島の魅力は絶景とパワースポットだけではない。海鮮・牛肉・お酒と心惹かれるグルメも多い。
壱岐島を観光するなら、これから紹介するグルメもぜひ堪能してほしい。

1. 海産物

壱岐島の海産物は評判が高く、なかでも特にウニは絶品。
生うに丼や郷土料理である「うにめし」など、様々なバリエーションの料理で味わってみよう。
その他にも、ほのかな甘みが広がるケンサキイカや脂たっぷりの寒ブリ、牡蠣など、様々な海の幸を食べられる。

玄界灘にもまれ、身の引き締まったイカやブリなどのお刺身はここでしか味わえない絶品
玄界灘にもまれ、身の引き締まったイカやブリなどのお刺身はここでしか味わえない絶品
うにの炊き込みご飯「うにめし」も見逃せない
うにの炊き込みご飯「うにめし」も見逃せない

2. 壱岐焼酎

麦焼酎の発祥地である壱岐には7つの蔵元があり、壱岐で作られた麦焼酎「壱岐焼酎」は、麦の香りと米麹の甘みが調和した独特の味わいが特徴。
まろやかな味わいの熟成された麦焼酎もお勧め。
その他にも、日本酒やクラフトビール、クラフトジンなど様々な種類のお酒を楽しめる。

500年の歴史を持つ麦焼酎発祥の地「壱岐」の壱岐焼酎
500年の歴史を持つ麦焼酎発祥の地「壱岐」の壱岐焼酎

3. 壱岐牛

壱岐島で生まれ育った「壱岐牛」は、1年に約900頭しか出荷されない希少な黒毛和牛。
ミネラル豊富な牧草で育った壱岐牛はとても柔らかく、その脂はコクとキレがあり、口に入れた瞬間に芳醇な香りが広がる。壱岐牛も忘れずに味わってほしい。

ミネラル豊富、良質な脂をまとう幻の和牛「壱岐牛」
ミネラル豊富、良質な脂をまとう幻の和牛「壱岐牛」

壱岐島観光のよくある質問

Q

壱岐島の観光にはレンタカーが必須?

A

島内を循環するバスやタクシーがあるため、必須ではありませんが、レンタカーを借りた方が効率的に移動できます。

Q

壱岐島にはどこからアクセスできる?

A

長崎・福岡・佐賀から、飛行機や船でアクセスできます。

まとめ

アクセスしやすい離島でありながら、絶景とパワースポットに溢れ、温泉で癒され、絶品グルメも味わえる壱岐島。
長崎・福岡・佐賀を観光する予定があれば、ぜひ観光プランに加えてほしい。