世界遺産と大自然を満喫！レンタカーなしの奥日光１泊２日モデルコース

モデルコースの出発地点は、日光の玄関口となる「東武日光駅」から。
東京の「東武浅草駅」から特急スペーシアで約２時間の場所に位置する。
駅から次のスポットには、世界遺産めぐりバスに乗車して約10分程度だ。

ひとつ目のスポットは、世界遺産「日光の社寺」を構成する文化財である「日光山輪王寺」。
日光山輪王寺の「三佛堂」は日光山最大の規模を誇る木造建造物であり、千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三体の仏像がまつられている。

日光山輪王寺から10分ほど歩くと、日光で最も有名な観光スポット「日光東照宮」に到着。
世界遺産「日光の社寺」散策のメインともいえるスポットで、国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の豪華絢爛な社殿群を見られる。

次のスポット「日光二荒山神社」までは、日光山輪王寺から歩いて約15分。
日光二荒山神社は、日光連山の主峰・日光三山を神体山として祀る神社。福の神・縁結びのご利益でも知られる。
日光山内の入り口を飾る木造朱塗りの美しい橋「神橋」は、二荒山神社の建造物。

日光二荒山神社で参拝を終えたら、東武日光駅の方面に歩いて戻り、約15分で「日光湯波巻 全 – ZEN」に到着。
ここでは、栃木県日光市名産の日光湯波でご飯と地元の食材を巻き込んだ日光湯波巻をいただこう。
ランチには、一番人気のとちぎ和牛と山葵の湯波巻がメインの「日光湯波巻御膳」がお勧め。

ランチを食べたらバスに乗って、日光の最も有名な滝である「華厳ノ滝」へ。
中禅寺湖の水が、高さ97メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝であり、自然の迫力と、造形美を楽しめる。

再びバスに乗り、バス停「竜頭の滝」で下車。
下車したらすぐに、中禅寺湖に注ぐ湯川にある「竜頭ノ滝」が見えてくる。
男体山の噴火によってできた溶岩の上を210メートルにわたって流れ落ち、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる滝で、奥日光三名瀑のひとつ。

再びバスで移動し、バス停「湖畔前」で降りれば、「亀の井ホテル 奥日光湯元」へ到着。
「NIKKO PASS ALL AREA」を利用すれば、竜頭の滝から「湯元温泉バス停」に行くことが可能。湯元温泉バス停からホテルまでは徒歩4分だ。
ホテルは「湯ノ湖」のすぐそば、奥日光の大自然に囲まれた場所にある。

朝食も亀の井ホテル 奥日光湯元のビュッフェレストランで。
約70種類の和洋のビュッフェが用意されてあり、夕食と同じく栃木県産の食材を使った料理を朝から贅沢に味わえる。
お勧めは日光の名物である、らっきょうや大根などの漬物「たまり漬け」。
日光湯葉とこんにゃくを柚子胡椒で和えた「湯波と蒟蒻の柚子胡椒和え」、日光の高原で作られた牛乳とブランド卵「日光御養卵」を使って、目の前で焼き上げたフレンチトーストなどもお勧めだ。

朝食を堪能し、チェックアウトを済ませたら、10分ほど歩いて「湯ノ湖」へ向かおう。

奥日光の火山群である「三岳」の噴火によって川が堰き止められて出来た「湯ノ湖」。
三方が山に囲まれた、周囲約３kmの静謐で神秘的な雰囲気が漂う湖。
湖畔沿いのハイキングコースを次のスポットである「湯滝」に向かって、歩いてみよう。

湯ノ湖のハイキングコースを40分ほど歩くと、高さ70メートル、長さ110メートルの滝「湯滝」に到着。華厳ノ滝・竜頭ノ滝と並ぶ、奥日光三名瀑のひとつだ。
滝の側面には遊歩道が設けられており、落ち口、滝壺、そして側面の三面から滝の姿を見られる。

湯滝の観賞を終えたら、観瀑台から続く「戦場ヶ原」の自然研究路へ。
自然研究路からは、ラムサール条約に登録されている湿原や日光連山を望める。
自然研究路はアップダウンが少なく、初心者でも気軽にハイキングでき、小さな子供連れのファミリーも多いので安心してほしい。

自然研究路を１時間ほど歩いたら「赤沼茶屋」へ到着。
赤沼茶屋では、「山菜蕎麦」や「ゆば蕎麦」、「肉うどん」など様々な種類の蕎麦やうどん、「カツ重」や「牛丼」といったご飯ものなど、豊富なメニューが揃っている。
休憩がてら、ランチを食べていこう。

次は赤沼茶屋の最寄りのバス停からバスに乗って、「中禅寺湖」へ向かおう。
男体山のふもとに広がるのどかな湖畔からは、四季折々の景色が広がる。
遊覧船に乗って水上から美しい景色を楽しもう。

中禅寺湖の湖畔を40分ほど歩いていくと、波穏やかな中禅寺湖と山々の緑が織り成す美しい景色が一望できる眺望が自慢の「英国大使館別荘記念公園」に到着。
ここまでの観光で、疲れていたらタクシーを利用しよう。
公園のシンボル的存在の英国大使館別荘の２Fにあるティールームで、本格的なスコーンと紅茶のセットを楽しみつつ、中禅寺湖を眺めながら旅の思い出を振り返ろう。