【大阪・三重・名古屋5Dayモデルコース】KINTETSU RAIL PASSでお得にめぐる旅！〜大阪・名古屋からアクセス良好な三重満喫旅〜

旅の起点は近鉄電車「大阪難波」駅。奈良線準急に乗車して鶴橋駅へ、そこから大阪線急行に乗り換えて計約1時間20分ほどで赤目口駅に到着。赤目口駅からは三重交通バスに乗車、赤目滝バス停で下車すると最初の目的地、赤目四十八滝です。

古くから僧侶や忍者が修行の地として利用してきた霊地として知られる「赤目四十八滝」。滝川の上流、渓谷沿いにいくつもの滝が集まる人気の観光スポットです。散策には滝をめぐるように整備された約3.3kmの遊歩道を利用するのがおすすめ。「赤目五瀑」と呼ばれる代表的な5つの滝も、このルートで見ることができます。新緑や紅葉など季節ごとに異なる自然美に癒やされること間違いなしです！また門前界隈の「赤目小町」には飲食店や土産処もあるので、こちらもぜひ立ち寄りたいですね。

赤目四十八滝を散策する際に、赤目温泉でさっとひとっ風呂もおすすめです。「伊賀のかくれ宿 赤目温泉隠れの湯 対泉閣」は日帰り入浴も可能。美肌効果が高いとされる良質な湯に浸かって過ごすひとときは、まさに至福！赤目渓谷を望む渓谷露天風呂と、より一層渓谷を身近に感じながら湯浴みが楽しめるよう、大浴場と湯上りラウンジをリニューアル。

忍者が修行した場所でもある赤目四十八滝で、ぜひ挑戦したいのが「忍者修行体験」！ 遊歩道の入口付近にある「忍者の森」ではさまざまな忍者修行体験を実施。忍者の衣装に身を包み、忍者修行を体験します。忍者が修行した場所でもある赤目四十八滝で、ぜひ挑戦したいのが「忍者修行体験」！ 遊歩道の入口付近にある「忍者の森」ではさまざまな忍者修行体験を実施。忍者の衣装に身を包み、忍者修行を体験します。

体験開始30分前に受付を済ませると、忍者の衣装に着替えて修行スタート！忍者の里内に設置されているアトラクションを利用した20数種類の修行体験のなかから、忍びの道具を使用した体験など、修行を実施。修行を通じて、赤目四十八滝で伊賀忍者がどのような修行をしてきたのかなど、歴史や文化を学ぶこともできます。修行後には免許皆伝の書も授与！ 旅の貴重な思い出になること間違いなしです。

忍者修行体験を終え、赤目四十八滝を後に大阪へ戻ります。赤目滝バス停から赤目口駅へ。赤目口駅からは大阪線急行に乗車、鶴橋駅で奈良線に乗り換えて1時間15分ほどで大阪難波駅に到着。駅からは徒歩5分ほどで「お好み焼　美津の」です。

1945年の創業以来、長きにわたって愛され続けるお好み焼の老舗。ミシュランガイドでも8年連続ビブグルマンに選ばれた名店としても知られています。お好み焼の具材は、大阪の台所「黒門市場」を中心に仕入れるなどのこだわりも光ります。
こちらでいただくのは、一番人気の「山芋焼」。粉は使用せず山芋だけで生地を焼き上げています。また、豚やイカなど6種類の具材が入った看板メニューの「美津の焼」もおすすめです。

2日目は早めに活動開始！ 8時に大阪難波駅から奈良線に乗車、鶴橋駅で特急に乗り換えて約1時間10分の伊賀神戸駅へ。ここからは伊賀鉄道に乗り換えて約30分で伊賀鉄道上野市駅に到着、徒歩10分ほどで「伊賀流忍者博物館」です！

どんでん返しや隠し階段などの仕掛けがある「からくり忍者屋敷」や、実物資料の手裏剣など忍具を展示する「忍術体験館」など伊賀流忍者について学び・知ることができる博物館。からくり屋敷などを見学した後は、伊賀忍者特殊集団「阿修羅」による「忍術実演ショー」を見学。本物の忍具を使った迫力あるステージは圧巻です！

伊賀流忍者を体感したら、続いて訪れるのは歩いて10分ほどの場所にある「伊賀上野城天守閣」です。

1585年の築城後、築城の名手として知られる藤堂高虎が改修・拡張を手掛けた伊賀上野城は、その美しい姿から「白鳳城」とも呼ばれています。現在の天守は1935年に再建された復興天守閣。内部は伊賀の文化や歴史について知ることができる資料館になっています。春の桜も有名で、城と桜の日本らしい情緒ある風景を楽しむことができます。

忍者と城を満喫したらお腹もペコペコ！ 上野市駅から伊賀鉄道に乗って伊賀神戸駅へ。近鉄電車の大阪線急行に乗り換えて約30分の伊勢中川駅へ。ここで山田線に乗り継ぎ約10分の松阪駅へ。駅からは徒歩10分、「松阪まるよし 鎌田本店」で、お楽しみの松阪牛でランチタイムです♪

世界的に人気のブランド牛・松阪牛専門の精肉店と大衆食堂として、1961年に創業。品質はもちろん折り紙付きで、松阪牛を看板メニューのビフテキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどで堪能することができます。
併設する精肉店では、松阪牛惣菜や松阪牛チップスなどおみやげにぴったりの商品の販売もあるので、こちらもぜひ立ち寄りたいですね。

2日目最後に訪れるのは「なばなの里」。松阪駅からは山田線で約1時間10分の桑名駅で下車、路線バスを利用して約20分で到着します。
＊路線バスは冬期を中心に開催されるイルミネーション期間中は長島駅から運行。

春のチューリップや秋のコスモスなど、園内を季節の花々が彩る日本最大級の花のテーマパーク、なばなの里。世界各国の花々を集めた大温室「ベゴニアガーデン」では一年中花を鑑賞することができます。また、毎年10月中旬から5月下旬にかけて開催される日本最大級のイルミネーションイベントも、国内外から人気を集めています。
園内には和食はもちろん洋食や中国料理などのレストランがありグルメが充実するほか、日帰り温泉施設も併設するなど、多彩な楽しみ方が可能です。

3日目は爽やかな朝の空中散歩からスタート！ 桑名駅から名古屋線急行で近鉄四日市駅へ。湯の山線に乗り換えて計約55分、湯の山温泉駅で下車して三重交通バスに乗り換え、約10分の湯の山温泉・御在所ロープウエイバス停で下車。御在所ロープウエイの乗り場に到着！

標高1,212ｍの鈴鹿山脈の主峰・御在所岳に架かるロープウェイ。標高400ｍの山麓にある湯の山温泉駅から、標高1,180ｍの山上公園駅までを結んでいます。秋の紅葉や冬の樹氷をはじめ四季折々の絶景を鑑賞しながら、約15分間の空中散策を楽しむことができます。

続いて訪れるのは「癒やし」と「食」がテーマの複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」。湯の山温泉・御在所ロープウェイバス停から三重交通バスで15分ほどで到着します。

約49,000㎡の広大な敷地に、辻口博啓氏のスイーツと石窯パン、奥田政行氏のイタリアン、笠原将弘氏の和食に加え、温泉やホテルなどを備えています。
なかでも例年12月中旬から6月中旬頃までいちご狩りが楽しむことができる苺ハウスに注目！ 辻口シェフのスイーツでも使用される、減農薬、有機肥料栽培などこだわって栽培される22品種の苺を、自分で摘んで食べることができます。

続いて訪れるのはレーシングコースを有する「鈴鹿サーキット」。アクアイグニスから徒歩8分の湯の山温泉駅から湯の山線で近鉄四日市駅へ、名古屋線急行に乗り換えて約1時間、白子駅で下車。三重交通バスに乗り換えて約20分、鈴鹿サーキットバス停で下車します。

F1日本グランプリが開催されることでも知られる鈴鹿サーキットは、遊園地やホテル、レストランなども併設されており、テーマパークとしても人気のスポットです。遊園地には、レーシングコースを模した「プッチグランプリ」をはじめ鈴鹿サーキットならではのキッズが自ら操縦できるアトラクションが揃っているのも魅力的です。

鈴鹿サーキットで存分に遊んだあとは、3日目の宿泊先へ移動。バスで白子駅まで移動し、駅からは特急に乗車、約1時間30分で賢島駅に到着。駅からはシャトルバスが運行しているので、こちらを利用してホテルへ移動します。

2016年にG7伊勢志摩サミットの会場になったことでも知られる志摩観光ホテルは、「ザ クラシック」と「ザ べスイート」の2棟からなるホテルです。英虞湾に面する賢島に位置し、60もの大小さまざまな島が浮かぶ英虞湾を望む、眺望抜群の立地も魅力。ホテル内のレストランでは、伊勢の海の幸をふんだんに取り入れた料理をいただくことができます。

旅も大詰めの4日目は「横山展望台」から。賢島駅から志摩線で2駅の鵜方駅で下車。駅からはタクシーを利用して横山展望台に向かいます。

伊勢志摩国立公園内にある標高140ｍの横山に設置された展望テラスで、英虞湾の美しい海岸線を一望することができます。展望テラスにはテイクアウトスタイルのカフェ「横山天空カフェテラス ミラドール志摩」もあり、絶景を眺めながらのカフェタイムを楽しむことも。展望台下には伊勢志摩国立公園について紹介するビジターセンターもあるので、こちらもぜひ立ち寄りたいですね。

清々しい朝の絶景を楽しんだあとは、再びタクシーで鵜方駅へ戻り、鵜方駅から志摩線に乗って約35分の鳥羽駅へ。駅から徒歩10分で「鳥羽水族館」に到着です。

約1,200種25,000点の生きものを12のゾーンで飼育。飼育種類数日本一を誇る鳥羽水族館は、人魚伝説のモデルとなったジュゴンを見ることができる日本で唯一の水族館です。
「伊勢志摩の海・日本の海」のコーナーや、一風変わった生きものを集めた「へんな生きもの研究所」など多彩な展示のほか、アシカのショーなどのパフォーマンスも楽しむことができます。ラッコやアザラシなど生きものたちのお食事タイムを見ることもできるので、WEBサイトで時間をチェックして館内をめぐるのがおすすめです。

キュートな生きものたちに癒やされたあとはランチタイム！ 鳥羽駅前から出ているシャトルバスに乗って「海女小屋はちまんかまど」に向かいます。現役の海女さんたちとふれあいつつ、海の幸を存分に味わえる人気の施設です。

海に潜って貝や海藻などを採る、海女さん。2019年には日本遺産にも選ばれた伝統的な職業です。海女小屋はちまんかまどでは現役の海女さんの話を聞きながら、海女さんが炭火で手焼きしてくれる新鮮な魚介類をいただくなど、食事やティータイムを楽しむことができます。事前に予約をすれば海女さんの衣装を身につけることができる変身体験などもあり、海女文化に触れ、学ぶことができるのも魅力的ですね。

シャトルバスで鳥羽駅へ戻り、駅から徒歩10分の鳥羽水族館・ミキモト真珠島バス停から三重交通バスに乗車、夫婦岩東口バス停で下車すぐの、「夫婦岩」を訪れます。

二見興玉神社の参道から見ることができる夫婦岩は、「夫婦円満」の象徴ともされるパワースポット。二見浦の海岸に並ぶ、高さ9ｍの男岩と高さ4ｍの女岩の2つの岩が、大注連縄で結ばれている風景でも知られています。沖合700ｍの海中に鎮まる興玉神石と日の出を遥拝する鳥居とみなされており、古くから信仰を集めてきました。5〜7月には夫婦岩の間から日が登る様子を見ることができるので、朝日を目当てに旅のプランを組むのもおすすめです。

再び夫婦岩東口バス停から鳥羽駅まで戻り、近鉄特急に乗車。約1時間35分で近鉄名古屋駅に到着。駅に直結した地下街・エスカにある「ひつまぶし 稲生 エスカ店」でディナータイムです。

名古屋の名物グルメ「鰻のひつまぶし」の人気店。厳選した素材を使用、鰻は蒸さずに焼き上げているので、皮はパリッと香ばしく濃厚なタレとご飯がよくあいます。
ひつまぶしの食べ方は、３通り。まずはおひつの鰻とご飯をそのままで、２杯目はネギとワサビをちらしていただきます。最後に薬味の上からダシをかけてお茶漬け風に。それぞれ異なる味わいで楽しむことができるのも、ひつまぶしの醍醐味です！

旅の最終日は、日本人の心のふるさととしても知られる「伊勢神宮」へ。近鉄名古屋駅から特急で約1時間30分、宇治山田駅に到着。駅前からは三重交通バスで内宮前バス停で下車します。

「お伊勢さん」と呼ばれ、日本人に親しまれている伊勢神宮。2000年の歴史をもつ神域は、日本の歴史や自然、建築の原点が詰まっています。
三種の神器のひとつ宝鏡「八咫鏡」を御神体とし、皇室の御祖神とされる天照大御神を祀る内宮と、天照大御神の食事を司る神である、豊受大御神を祀る外宮があり、習わしとしては外宮、内宮の順に参拝するとされています。

伊勢神宮参拝後は徒歩すぐの場所に広がる「おはらい町」 とその中程にある「おかげ横丁」へ。土産物店や食事処など多彩な店舗が軒を連ね、おかげ横丁と呼ばれるエリアには江戸から明治期の伊勢路の建築物が移築・再現されており、情緒あふれる町並みを散策することができます。

おはらい町でぜひ訪れたいのが、1707年創業の老舗、赤福本店です。もっちりとしたお餅の上にこし餡がのった「赤福餅」はこちらの名物です。本店では、赤福餅のほかにも季節限定の赤福氷や赤福ぜんざいもあり、散策の一休みにもぴったりです。

名物の伊勢うどんをいただくなら、ふくすけへ。太くてもっちりとした柔らかい太麺に、コクのあるたまりしょうゆと天然だしとあわせた自家製タレがかかった、伝統的な伊勢うどんをいただくことができます。ほかに、松阪牛や天ぷらなどのトッピングも豊富に揃うのも魅力です。