
車窓からの絶景も見どころ!九州を満喫する2泊3日の列車旅
自然豊かで、温泉もあり、美味しい食べ物も多い九州は、人気の旅先のひとつ。
そんな九州には、絶景を楽しめる座席や車窓、ご当地名物を味わえる駅弁、子どもの遊び場付きなど、移動そのものが楽しくなる「観光列車」 が数多く運行している。
ローカル線や特急、新幹線の指定席も利用でき、短期間の滞在でも効率よく、お得に九州を周遊できるのが魅力だ。
本記事では、2泊3日で観光列車を満喫するモデルプランをご提案。
移動時間も旅の一部として楽しめる、特別な鉄道旅を計画してみよう。
目的地までの移動も満喫できる!九州4県を周遊する列車旅
観光列車を利用すれば2泊3日で九州4県を効率よく周遊できる。
また単なる移動ではなく車中での絶景や食事なども旅に彩りを添えてくれる見どころだ。
福岡・長崎・熊本・佐賀県の4県を網羅するモデルコースを紹介する。

1日目 博多から長崎、せせらぎを感じる嬉野温泉へ

武雄温泉駅からは観光列車「ふたつ星4047」に乗り継ぎ、西九州の美しい海沿いの風景を堪能しよう。
車内では、佐賀牛を使った「ふたつ星弁当」や「4047弁当」などのご当地グルメも味わえる。
(弁当は要事前予約)


長崎駅に到着したら、観光を楽しもう。
稲佐山の山頂展望台から長崎の街並みを一望したり、グラバー園や出島を訪れて異国情緒を感じたりするのもおすすめだ。

夜は西九州新幹線「かもめ」で嬉野温泉へ。
駅併設の「フェアフィールド・バイ・マリオット・佐賀嬉野温泉」で、旅の疲れを癒したい。


宿からは無料送迎バスで温泉街へアクセスでき、日本三大美肌の湯である嬉野温泉や、名物の温泉湯豆腐を楽しみたい。

2日目 嬉野温泉から大自然を体感できる熊本へ
翌朝は西九州新幹線・長崎本線を乗り継いで新幹線で熊本へ。
熊本駅からは観光列車「特急あそぼーい!」に乗り換え、阿蘇へ向かう。

「特急あそぼーい!」は、大人も子どもも楽しめる仕掛けが満載の列車だ。
展望パノラマシートや大きな窓のカウンターベンチなど、車窓からの景色を存分に堪能できる工夫が施されている。
3号車にはボールプールや和室、絵本コーナーもあり、子連れには特におすすめだ。

阿蘇に到着後は、雄大な自然が広がる「草千里ヶ浜」へ。
四季折々の景観が美しく、夏は青々とした草原、冬は幻想的な雪景色が広がる。
広大な草原では放牧された馬とのふれあいや乗馬体験のほか、熱気球やパラグライダーなどのアクティビティも体験可能だ。

宿泊は「フェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇」。
阿蘇五岳を見渡せる「道の駅阿蘇」に隣接し、草千里ケ浜や阿蘇中岳の火口などの大自然を眺めることができる。

夕食は、周辺に点在する阿蘇名物の「あか牛丼」を堪能しよう。

3日目 熊本から日本文化を堪能できる博多
阿蘇の雄大な景色を後にし、熊本駅へ向かう。
ここからは、レトロな雰囲気が漂う観光列車「特急A列車で行こう」に乗車し、三角駅へ。
ジャズが流れる落ち着いた車内で、旅の余韻に浸りながらくつろぐひとときを過ごしたい。


三角駅に到着すると、駅舎越しに穏やかな海が広がる。
駅のすぐそばにある「三角港フェリーターミナル」へ足を運べば、海と空が溶け合うパノラマビューを満喫できる。
潮風を感じながら、旅の思い出を振り返るのもいいだろう。

再び列車を乗り継ぎ、博多駅へ。
最後の立ち寄り先として訪れたいのが「博多町家ふるさと館」。
明治・大正時代の博多の暮らしや文化を学び、博多人形や張子の絵付け体験ができる。
旅の締めくくりに、日本ならではの思い出作りはいかがだろうか。

まとめ
美しい眺望の宝庫で、それらを移動しながら楽しめる列車が揃う九州エリア。
周遊するなら移動時間も特別な体験となる鉄道旅を、ぜひ楽しんでほしい。
そして宿泊はアクセスが良く快適な「フェアフィールド・バイ・マリオット」を利用して、九州の魅力を堪能しよう。