劇場型アクアリウムで新体験! 「AQUARIUM✕ART átoa」の魅力とは?

劇場型アクアリウムで新体験! 「AQUARIUM✕ART átoa」の魅力とは?

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

従来の水族館とは異なり、アクアリウムを核として舞台美術やデジタルアートと融合した新感覚の都市型水族館「AQUARIUM ✕ ART átoa」。まるで美術館でアート鑑賞を楽しむかのように生きものたちを見て、感じて、体験することができる。
三宮駅周辺からは、神戸の街散策がてら徒歩でアクセスできるほか、ループバスで気軽にアクセスできるのもポイント。
今回は、ここにしかない体験プログラムや、没入感を味わえる展示が魅力の「AQUARIUM ✕ ART átoa」について詳しくご紹介!

AQUARIUM ✕ ART átoaへのアクセスは?

AQUARIUM ✕ ART átoaの最寄り駅は、JR三ノ宮駅、阪急・阪神神戸三宮駅、各線三宮駅など。そこから徒歩18分、または神姫バス ポートループまたは路線バス(ポートアイランド方面行き)に乗車して約8分、「新港町」バス停で下車。各所からのアクセスはこちら!

新幹線「新神戸」駅から

神姫バス ポートループ「新神戸駅前」から約22分、「新港町」下車。

神戸空港から

ポートライナー「神戸空港」駅から約18分、「三宮」駅で乗り換え。
神姫バス ポートループまたは路線バス「三宮駅前」から約8分、「新港町」下車。

大阪駅から

JR「大阪」駅から神戸線で約20分、「三ノ宮」駅で乗り換え。
神姫バス ポートループまたは路線バス「三宮駅前」から約8分、「新港町」下車。

新港町バス停からは徒歩1分
新港町バス停からは徒歩1分

幻想的な空間演出で訪れる人を魅了する館内展示

合計8つのゾーンでは、各ゾーンのテーマを象徴するシンボル水槽を配置。約60基の水槽もゾーンテーマを象徴したデザインが採用されている。それぞれまったく異なる展示と空間演出がされているので、最後までわくわく感が止まらない!

虹色に輝く魚群が没入感を与える「CAVE/はじまりの洞窟」

エントランスを抜けるとまず現れる幻想的な空間。洞窟を思わせる暗闇の中で、魚群をイメージした照明が、黄、赤、緑、虹色と色とりどりに変化する。光が壁面の多面鏡に乱反射し、床もリフレクションになった空間に身を置くと、まるで万華鏡の世界に迷い込んだかのような気分に。
暗闇の中でスクリーンのように浮かび上がる水槽には、グッピーやカーディナルテトラなどかわいらしい淡水魚のほか、実は臆病ものだと聞いて驚くピラニアナッテリーが元気よく泳いでいる。

壁一面に張り巡らされた鏡アート「アルタミラー」
壁一面に張り巡らされた鏡アート「アルタミラー」
カラフルでかわいらしい「グッピー」
カラフルでかわいらしい「グッピー」
見る角度によって色が変化する「カーディナルテトラ」
見る角度によって色が変化する「カーディナルテトラ」

海の中を漂うような「MARINE NOTE/生命のゆらぎ」

さわやかな海の香りが漂い青光が差し込む世界は、海中浮遊を体験しているかのよう。さまざまな円形水槽が点在する中、ひときわ目を引くのが「メガシリンダー」と呼ばれる円形水槽だ。施設内で最も大きい水槽で、海水の量はなんと50t! 熟した梅の色からその名が付いたとも言われるユメウメイロが群れを成すほか、ウシバナトビエイやドチザメなどさまざまな魚が優雅に暮らしている。1階のフードホール「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL & NIGHT FES」から見上げることができる水槽がこちら。
小さな水槽には、チンアナゴやタツノオトシゴなどの海水魚が展示されている。

ユメウメイロがトルネードを描く「メガシリンダー」
ユメウメイロがトルネードを描く「メガシリンダー」
全長40cmにもなる「チンアナゴ」の愛らしい姿が大人気!
全長40cmにもなる「チンアナゴ」の愛らしい姿が大人気!

水の世界を抜け出した樹海空間「ELEMENTS/精霊の森」

流木を集めた造形アート「永遠の樹」が展示され、天井から木漏れ日が降り注ぐ空間は、精霊たちが住む樹海をイメージ。両生類やは虫類、淡水魚をはじめ、水辺に暮らす個性豊かな生きものたちが出迎えてくれる。
日中には大きなアルダブラゾウガメがフロアを散歩する様子を見学できることも。水中を泳ぐアカハライモリや、巣穴にトイレや寝室、食料庫などを作って生活する様子を観察できるハダカデバネズミも必見!

生きた植物を展示する「凛音の泉」。訪れる度に成長する様子が楽しめる
生きた植物を展示する「凛音の泉」。訪れる度に成長する様子が楽しめる
おとぎ話のワンシーンのような空間
おとぎ話のワンシーンのような空間
世界で2番目に大きくなるリクガメの仲間「アルダブラゾウガメ」
世界で2番目に大きくなるリクガメの仲間「アルダブラゾウガメ」
お尻フリフリで泳ぐ姿が愛おしい「アカハライモリ」
お尻フリフリで泳ぐ姿が愛おしい「アカハライモリ」

絶景とかわいい動物が待つ「SKYSHORE/空辺の庭」

水と緑がある開放的な屋上フロアでは、ハンモックでじゃれ合うコツメカワウソや岩場で日向ぼっこをするフンボルトペンギンなどキュートな生きものに出会うことができる。カピバラがのんびりと餌を食べる姿を見れば、癒やされること間違いなし!
カピバラが泳ぎを楽しむこともある大きな水槽には、世界最大級の淡水魚と言われるピラルクが優雅に泳いでいる。
展望デッキ「ROOF TOP」からの眺めも必見。ハーバーランドやメリケンパーク神戸ポートタワーなど、神戸の街並みと海を一望しよう。

「カピバラ」は世界最大のげっ歯類
「カピバラ」は世界最大のげっ歯類
「カワウソ」の愛らしい様子はいつまで見ていても飽きない
「カワウソ」の愛らしい様子はいつまで見ていても飽きない
展望デッキ「ROOF TOP」から望む100万ドルの夜景が楽しめる夜もおすすめ
展望デッキ「ROOF TOP」から望む100万ドルの夜景が楽しめる夜もおすすめ

国内最大級の球体水槽「AQUA TERRA」を包む光のベールに感動!

無数の星に包まれた宇宙空間を表現する「PLANETS/奇跡の惑星」。宇宙のような空間「STAR LIGHT」の奥には、国内最大を誇る直径約3mの球体水槽「AQUA TERRA」が堂々と佇む。
ここでは、宇宙から深海へと誘うレーザーパフォーマンス「AQUA UNIVERSE」が10分間隔で上映。ミストとレーザーが織りなす光のベールに360度全方位が包まれる、正に“劇場型アクアリウム”を象徴する圧巻のエンターテインメントショーを体感できる。より没入感を楽しみたいなら、フロアに置かれたゆりかごの椅子に身を委ねよう。

プロローグの宇宙をイメージした空間「STAR LIGHT」
プロローグの宇宙をイメージした空間「STAR LIGHT」
幻想的なエンターテインメントショー「AQUA UNIVERSE」
幻想的なエンターテインメントショー「AQUA UNIVERSE」
「AQUA TERRA」にはサクラダイなど色鮮やかな魚を展示
「AQUA TERRA」にはサクラダイなど色鮮やかな魚を展示

四季の情景を映し出す和空間で、日本の美学「侘び寂び」を知る!

風光明媚な和の世界が広がる「MIYABI/和と灯の間」も、息を呑む映像美に魅了されるエリア。光の切り絵作家・酒井敦美さんによる切り絵作品を用いたオリジナルプログラムが、空間全体に映し出される。季節の移ろいや、「花咲案内魚」と名付けた四季の鱗を持つ魚が、移りゆく季節を経て「櫻龍」として成長していくストーリーは日本の情緒が凝縮された作品だ。
さらに、足元にはガラス床水槽「MINAMO」が広がり、まるで映像の一部のような約100匹の美しい錦鯉が泳いでいる。ガラスの上を歩けば、水面を歩いているかのような不思議な感覚に。

光の切り絵映像が空間を幻想的に彩る
光の切り絵映像が空間を幻想的に彩る
錦鯉のえさやり体験も可能。餌は生き物になぞらえたおみくじ付き
錦鯉のえさやり体験も可能。餌は生き物になぞらえたおみくじ付き

体験型アート作品で知的好奇心を刺激

「FOYER/探求の室」が2024年春にリニューアルされ、約2,500冊の書籍が並ぶ「atoa LAB」が誕生。「生命の誕生から進化」や「地球と大地」など7つのテーマで構成され、生きものの標本やサイネージなども設置されている。
オーバーハング型をした水槽「atoa sky」は健在。水深約7mの巨大水槽を見上げれば、太陽がキラキラと輝く水中をピラルクやレッドテールキャットフィッシュ、時にはカピバラが泳ぐ姿を観賞できる。
葛飾北斎の名作「赤富士」を連想させる「蛸富士」にも注目。迷路アートになっているので、ぜひ挑戦してみよう!

小さな子どもや外国人も楽しめるように絵本や写真集も多数
小さな子どもや外国人も楽しめるように絵本や写真集も多数
ピラルクを観賞できる「atoa sky」
ピラルクを観賞できる「atoa sky」

額縁にアートな仕掛けが施された「GALLERY/探求の回廊」。絵の中の魚が自分の洋服の色に擬態する「デジタルアート」、生きもののお尻の臭いを嗅ぐ「香り」、生きものの鼓動を聞く「音」、など、五感を通して生きもののことを学べる仕組みになっている。

絵画が飾られる美術館のような空間
絵画が飾られる美術館のような空間
顔を近づけるとペンギンのお尻の臭いが噴射される
顔を近づけるとペンギンのお尻の臭いが噴射される

生きものたちとの触れ合い体験も充実

約100種3,000点の生きものを展示しており、魚類だけではなく、哺乳類やは虫類など幅広い生きものに出会える「AQUARIUM ✕ ART átoa」では、さまざまな体験プログラムを実施。ゾウガメやピラルクへの餌やり体験のほか、飼育員によるペンギンやの給餌解説を毎日開催している。餌やり体験は定員があるので、興味のある人は早めに訪れよう。

ペンギンの餌についてスタッフが丁寧に解説
ペンギンの餌についてスタッフが丁寧に解説
レタスや小松菜をあげるゾウガメの餌やり体験
レタスや小松菜をあげるゾウガメの餌やり体験
ピラルクがダイナミックに餌を食べる様子は必見
ピラルクがダイナミックに餌を食べる様子は必見

「átoa café」や1階フードホールでひと休みしよう!

「SKYSHORE/空辺の庭」に併設するガーデンカフェスタンド「átoa café」は、ひと休みにぴったりのスポット。チョコまんやエクレア、フライドポテト、クッキーなどかわいいカワウソモチーフのおやつが目白押しだ。クラッシュゼリーが入ったドリンクなどユニークなものも。爽やかな海風が吹き抜けるベンチに座って、神戸の景色を眺めながらくつろぎの時間を過ごそう。

テイクアウトスタイルの「átoa café」
テイクアウトスタイルの「átoa café」
手のりカワウソまんなどカワウソモチーフのグルメがずらり
手のりカワウソまんなどカワウソモチーフのグルメがずらり

また、1階には9つの店舗がそろうフードホール「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL & NIGHT FES」がスタンバイ。バーカウンターの真上にある「MARINE NOTE/生命のゆらぎ」の巨大水槽を眺めながら食事が楽しめる。フードホールは入館料なしで利用できる。

頭上を優雅に泳ぐ魚たちを眺めながらお酒が楽しめるフードホールの特等席
頭上を優雅に泳ぐ魚たちを眺めながらお酒が楽しめるフードホールの特等席

「átoa LAB SHOP」や「ミュージアムショップ」でオリジナルグッズをゲット

「FOYER/探求の室」にある「atoa LAB」の書棚と一体化するように存在する「átoa LAB SHOP」。商品は書籍と同様にディスプレイされていて、ここだけでもアートを感じることができる。「AQUARIUM✕ART átoa」の仲間がモチーフになったスタイリッシュなアイテムをぜひおみやげに。

図書館のような空間に溶け込むショップ「átoa LAB SHOP」
図書館のような空間に溶け込むショップ「átoa LAB SHOP」
「SKYSHORE/空辺の庭」住む7匹のフンボルトペンギンがアクリルキーホルダーに
「SKYSHORE/空辺の庭」住む7匹のフンボルトペンギンがアクリルキーホルダーに

入館料なしで入場できるミュージアムショップでも、「AQUARIUM✕ART átoa」の生きものをモチーフにしたオリジナルグッズを多数販売。飼育員監修のかわいいぬいぐるみのほか、カピバラモチーフのピロークッションや生きものを刺繍したタオルハンカチといった実用品、大人気のハダカデバネズミをリアルに再現したスイートポテトなどの食品など。ここでしか買えないアイテムを、旅の思い出に買って帰ろう。

「AQUARIUM✕ART átoa」に入館しなくても入場可能
「AQUARIUM✕ART átoa」に入館しなくても入場可能
贈り物にもよろこばれそうなおみやげばかり
贈り物にもよろこばれそうなおみやげばかり

また、「AQUARIUM✕ART átoa」館内には、1階ミュージアムショップでは販売していないアイテムが当たる「ぬいぐるみくじ」を実施。外れなしのくじなので、こちらもぜひチャレンジを。

ペンギンやカワウソのぬいぐるみが当たる
ペンギンやカワウソのぬいぐるみが当たる

まとめ

初めて出会う空間演出に、思わず長居してしまいそうな「AQUARIUM ✕ ART átoa」。
2025年3月からは、大人1名につき幼児1名が無料になる、子ども連れに嬉しいサービスもスタート。
カップルやグループ、女子旅で訪れれば盛り上がること間違いなし。ファミリーならグッとお得に楽しめるのも魅力だ。