
【福岡・熊本ドライブ旅】うきはの風情と阿蘇の絶景を巡る!2泊3日モデルコース
豊かな自然やグルメなど、エリアごとに違った魅力を楽しめる九州地方。
今回は九州地方の中でも福岡県南部に位置し、古くから「名水の郷」としても知られる自然豊かなうきは市と、世界最大級のカルデラと牧野が広がる熊本県阿蘇市をフィーチャー。
九州地方の魅力を知りたい方にぴったりのドライブで贅沢に楽しむ2泊3日のうきは・阿蘇の旅を紹介しよう。
Day1 情緒溢れる街並みと絶景に触れる
旅の始まりは利便性抜群の福岡空港。
空港でレンタカーを借りて2泊3日の旅に出発!
1日目は福岡県うきは市の美しい街並みや、フォトジェニックなスポットを楽しもう。

12:00 米屋厳選!こだわりおにぎりと米粉スイーツのランチを味わう
まず向かったのは明治創業の米屋が営む「おにぎり屋COMECO」。うきは産のもっちりとした食感のお米を使った、手作りおにぎりが人気のお店だ。
おすすめはハンバーグをメインにした「ランチプレート」。おにぎりは店内に並ぶものから選ぶことができる。
シンプルな「塩むすび」から「焼きおにぎりチーズ」などの珍しいものまで種類豊富。
デザートにふんわりと軽い口どけの「米粉のヨーグルトスフレケーキ」までついた、お米の美味しさが詰まったプレートだ。
おにぎりはテイクアウトもできるので、ドライブのお供にもぴったり。


13:00 「一の瀬焼」の自然から生まれる美しい色と出合う
400年の歴史を持つ一ノ瀬焼。窯元ごとに違った作風が見られるが、その中でも「田中窯元」の田中さんが手掛ける作品は穏やかな優しい色合いが特徴だ。
木や藁など自然の素材でつくる釉薬を先祖から受け継ぎ、現在も自身で調合をしてその色を生み出している。
最近では釉薬をかけない焼き締めの器も人気。その両方で大切にしているのは、日常で安心して使えること。カップのくびれや飲み口の厚さなど、細やかなところまで丈夫さと使いやすさを追求された器で日々を彩るのはいかがだろうか。



14:00 商人の街として栄えた「白壁の街並み」をゆったり散策
大正時代(1912〜1926年)頃につくられたといわれる白壁の伝統的な建物が今も残る「吉井町」エリア。
無料で見学可能な日本家屋や静かに流れる水路のある古き良き街並みに情緒を感じる。
さらに、歩けば歩くほど新しい魅力に出会う散策しがいのある街だ。
古民家をリノベーションしたカフェや本屋にギャラリーなど個性豊かなショップが並び、ふと目に入る小さな看板についつい足をとめたくなる。
新旧、両方の良さを感じながらの散策で、自分だけのお気に入りを見つけたい。


15:00 「浮羽稲荷神社」で鳥居が並ぶドラマチックな風景を楽しむ
商売繁盛、五穀豊穣、酒造と健康、長命長寿、学問の神様が祀られ、多くのご利益があるとされるパワースポット「浮羽稲荷神社」。さらにここから見える景色は圧巻だ。
山肌の階段に鳥居が立ち並び、その数なんと92基!
真っ赤な鳥居と青空のコントラストが美しい。
眼下には筑後川が流れ、タイミングが良ければ赤や黄色の列車が筑後平野を走る姿が見られる。


17:00 「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」にチェックイン
現在、全国29カ所でホテルを展開している「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクト」。
地域の魅力を発信する道の駅に近接し、日本を探索する旅の拠点にしたいホテルだ。
今回はそのひとつ「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」に宿泊。
こちらも「道の駅うきは」に隣接し、旅先をより身近に感じることができる。
シンプルかつ機能的にまとめられた客室で、旅の合間のゆったりとした時間を過ごそう。



18:00「さしみんば」で新鮮以上に食べごろの海鮮丼をいただく
海の幸は新鮮なのが一番!というイメージを覆される「さしみんば」の海鮮丼。
仕入れは毎日九州の台所「長浜鮮魚市場」で行い、その後それぞれの魚が一番美味しいタイミングになるまで追熟させる。
「うきはの湊海鮮御膳」ではその食べごろの魚介類が12種類楽しめる。
鰤は程よい弾力で、トロは濃厚ながらすっと溶けていく口当たり。魚の味わい深さを感じる一品だ。
セットのフライも3種から選べ、どれもさっくりとした薄い衣に魚介の旨味が詰まっている。


Day2 うきはで新鮮なフルーツを楽しみ、阿蘇の大自然を満喫しよう
2日目はうきはで旬の味覚を堪能してから、次の目的地「熊本県阿蘇」の絶景を目指してドライブ!
7:00 オリジナル朝食ボックスでエネルギーチャージ
朝ごはんは「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」と地域の店とのコラボでつくられる朝食ボックス(要事前予約)。
地元の新鮮な食材がふんだんに使用されており朝から大満足の内容だ。
キッチンスペースにあるセルフサービスのコーヒーや味噌汁のフリードリンクと共にいただこう。
一日の始まりをロビーラウンジやテラスなど、思い思いの場所で過ごそう。



9:00 「道の駅うきは」で季節のフルーツとお土産探し
いちごや桃、葡萄、柿など季節ごとに様々なフルーツを楽しめるうきはは、その豊かさから「フルーツ王国」と呼ばれている。
「道の駅うきは」には、旬の食材や特産品が並び、お土産にもしたくなる充実の品揃えだ。和から洋まで取り扱う総菜や弁当にも地元野菜が使われている。
フルーツは殆どが朝採れなのでオープンと同時に立ち寄って、その新鮮さを味わいたい。



10:00 摘みたていちごで「オリジナルいちごミルク」づくり!
完全予約制のいちご農園「よかもんいちご」では全部で12品種のいちご狩りが楽しめる。
ハウスに入った瞬間から、いちごの甘い香りに包まれる幸せな空間だ。
ここでぜひ体験してもらいたいのが、「世界でひとつだけのいちごミルク」づくり!


専用のカップにいちごを摘み、牛乳の量や特製いちごシロップの種類、いちごの果肉感など全てを自分好みにカスタマイズすることができる。
摘みたてのいちごを贅沢に楽しもう。

11:30 おしゃれ古民家でいただく蕎麦ランチ
築150年以上の古民家をリノベーションしたお店「きふね」。店内で挽いた蕎麦を味わえる。
つるりとしたのど越しの良い蕎麦に九州ならではの少し甘めの出汁がよく合う。
一緒にいただくのは「季節のフルーツの天ぷら」。
さくさくの衣とほんのり温かいフルーツは甘さやジューシーさが増して驚きの食感だ。
前菜にも、うきは産のフルーツや野菜が使われ、遊び心溢れる食事を堪能できる。
蕎麦打ち歴40年の大将から教わる蕎麦打ち体験もぜひ。


14:00-16:00 「道の駅阿蘇」から、ここでしか体験できないサイクリングに出発!
うきはから車を走らせ熊本県阿蘇市へ。
到着したら早速、阿蘇の雄大な自然を体感しに行こう。
JR阿蘇駅の目の前に位置する「道の駅阿蘇」には特産品などが並び、充実した観光情報も手に入る。
ここで楽しめるのが「牧野ライド」だ。
「牧野」とは阿蘇の象徴的な風景である山肌に広がる草原の事。
普段は入ることのできない特別なエリアを専属の牧野ガイドと共にサイクリングで駆け抜ける。電動アシスト付きのE-bikeもレンタルでき、アプリを使用して英語・中国語でも対応してもらえるため初心者も安心だ。
事前予約すれば別途料金で通訳をつけることも可能。
コース内容や時間をアレンジしてくれるので、プライベート感もたっぷり。
自分だけの阿蘇の景色を探しに行こう。


16:00 阿蘇を代表する景勝地「草千里ヶ浜」へ
標高1,100mの位置にある人気の絶景スポット。雄大な山と馬がのんびりと歩く癒しの風景を一緒に見ることができる。

夏には青々とした牧野が広がり、例年2月下旬から3月頃にはそれを維持するための「野焼き」が行われ、山の様子は一変する。
野焼き後の大地は黒く染まり水墨画のような美しさだ。春になればまた新しい芽が出始め鮮やかな風景が楽しめる。

18:00 「フェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇」にチェックイン
2日目は「道の駅阿蘇」のすぐそばに位置する「フェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇」に宿泊。
「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」はどの地域のホテルでも客室の内装が統一されているのが特徴で、2日目の宿泊でその魅力を最大限に感じられる。
扉を開けた瞬間に1日目の「フェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」と同じ設えが広がり、まるで帰ってきたかのような感覚。
それと同時に窓からは阿蘇の山が見え、旅気分もしっかり味わえる。日本を巡る楽しさと、安心感を兼ね備えた空間だ。



19:00 「まかない家MATSU」であか牛を堪能
阿蘇の名物といえば、和牛「あか牛」だ。
「まかない家MATSU」ではあか牛を使った限定の「カルデラプレート」が人気。
阿蘇のカルデラを象ったご飯の上にスライスしたあか牛のステーキが隙間なく並ぶ。
まずはそのまま。滑らかな質感と柔らかさ、肉の旨味がダイレクトに伝わってくる。
別添えの自家製ハヤシソースには阿蘇産のトマトをたっぷりと使用。
まろやかなコクの中にほんのりとした酸味がきき、後引く美味しさに驚く。

あか牛と阿蘇で育った豚の合い挽き肉でつくるハンバーグもおすすめで、肉汁が溢れるジューシーさを味わえる一品だ。

1日の終わりにロビーラウンジで過ごすくつろぎ時間
ホテル1階にある「マーケットプレイス」では、ドリンクやアルコール、軽食などを購入できる。
ロビーラウンジでご当地の味を楽しみながら、旅の振り返りをしてゆったりと過ごしたい。


Day3 早朝ならではの景色を展望台から一望!
最終日は福岡空港へレンタカーを返しに行く前に、絶景を見に早朝ドライブへでかけよう。
早朝 絶景の宝庫の阿蘇山展望台へドライブ
阿蘇山には展望台が数多くあり、日の出を目指して出発すれば、時間と共に刻々と移り変わる景色を堪能できる。
運が良ければ目の前に広がる雲海に出会えることも。
朝日を浴びて浮かび上がる雲海は、神々しい美しさだ。
標高や角度で見える景色が変わるのでドライブしながらお気に入りのビューポイントを探してみよう。


9:00 阿蘇食材たっぷりのパンモーニングBOX
「フェアフィールド・バイ・マリオット・熊本阿蘇」の朝食ボックスは種類豊富なパンやサラダなどがたっぷりと詰まっている。
プレッツェルサンドには阿蘇のブランド豚のしっとり柔らかなジャンボンブランがサンドされ、瑞々しい野菜との相性抜群。パンは全3種。熊本小麦が配合されており、どれも香り豊かだ。
キッチンスペースのトースターでリベイクができるので、焼きたて気分を味わえる。
地元チョコレートショップの人気スイーツもセットになった充実の内容。
食べきれなかった分を持ち帰るための袋がついているのも嬉しい心づかい。
これから福岡空港へ帰る道中の楽しみにするのも良さそうだ。


ドライブ旅を満喫した方必見!次回は観光列車で九州旅へ
九州エリアはドライブ旅だけでなく観光列車の旅もおすすめだ。
目的地へお急ぎの方も、こだわりの内装の中で車窓からの景色や食事、楽しみながら移動時間を満喫できる。
限られた日数で家族や友人などと移動時間も余すことなく楽しみたい方にぴったりだ。
次回は新幹線や観光列車を利用した九州列車旅へと出かけよう!

まとめ
歴史やグルメ、絶景など、その土地の恵みを存分に満喫できる2泊3日のドライブ旅。
福岡県のうきはと熊本県の阿蘇を一緒に巡ることで地域ごとの違いも楽しめる充実のコースとなった。
場所はもちろん季節が変われば出合える風景も変わる。
家のようにくつろげる「フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅ホテル」を拠点にして、九州地方の魅力を探る旅へとでかけよう。