高知が誇る景勝地を満喫！桂浜の観光ガイド

高知観光の拠点となる「高知駅」から、桂浜へのアクセスは以下の表にまとめたので、参考にしてほしい。
高知市内から桂浜への移動は基本的にバスを利用するが、桂浜と一口に言っても広く、様々な施設があるため、目的地に最も近いバス停を選ぶ必要がある。
龍馬記念館や桂浜水族館に向かう場合は、バス停「龍馬記念館前」を目指そう。
岬や海岸を目指す場合は、バス停「桂浜」へ向かうのがお勧めだ。

桂浜を観光するのに適した季節は春か秋。
気候がちょうど良く、散策に適しているのはもちろんだが、毎年、春と秋に「龍馬に大接近」と題したイベントがあることもお勧めする理由。
龍馬像の横に高さ約13mの特設展望台が立てられるので、そこから坂本龍馬と同じ視点で太平洋を見たり、間近に龍馬の横顔を眺めたりできる。
桂浜を代表する偉人「坂本龍馬」の隣に立てる機会を逃さないように。

19世紀後半、日本の近代化に大きく貢献した「坂本龍馬」は高知県の出身。
先進的な発想と大胆な行動力、ユニークな人柄も含め、21世紀になっても未だにファンが多い偉人だ。
龍馬の功績を後世に伝えるべく、地元の有志の若者が資金調達し、1928年に作ったのが桂浜の「坂本龍馬像」。
小高い丘の上に立ち、台座も含めると13m以上もの高さがあるので、迫力満点だ。
堂々とした佇まいで太平洋を見渡す龍馬の姿は、日本の未来を見つめていた近代化のヒーローとしての威厳に満ちている。
龍馬像の服装に着目すると、和服にブーツ。
海外の文化を積極的に吸収しつつ、日本を発展させようとした龍馬の信条が垣間見える。

太平洋を一望できる高知県の名勝「桂浜」の浜辺に建つ水族館。
エサやり体験が豊富で、生きものたちのリアルを間近で鑑賞し、五感を使って楽しみながら学びを得られる施設として幅広い世代に人気を博している。
施設は小規模ながら、土佐湾に生息する魚を中心に、ウミガメ・ペンギン・トド・アシカなど飼育動物は約220種4,000点と見ごたえたっぷり。

薩長同盟の斡旋や大政奉還実現への尽力など幕末に活躍し、明治政府による新しい国家形成にも大きな影響を与えた幕末の志士・坂本龍馬。
こちらの記念館では龍馬の生涯や幕末の歴史について、音声やアニメーションなどを通し楽しく学べる。
太平洋を一望できる「海の見える・ぎゃらりい」でも、さまざまな展示を開催。
また、屋上に出れば海からの風を浴びながら、絶景を眺められる。

桂浜の南端の岬は「龍王岬」と呼ばれ、桂浜と太平洋が望める絶景スポットになっている。
浜を歩いて行くと「龍宮橋」があり、渡って岩山を登ると、そこに「海津見神社」と「早高神社」という２つの神社がある。
いずれも桂浜のパワースポットとして名高い神社だ。
さらに先に行くと、「龍王岬展望台」があり、広々と桂浜と太平洋が展望でき、日中はもちろん日の入りや月夜はさらに美しい風景が広がる。

「龍王岬」にある小さな祠が「海津見（わたつみ）神社」だ。
海と断崖絶壁の迫力溢れる風景の中、祠がポツンと立つ姿は人智を超えた神秘的な雰囲気を醸し出している。
祀られているのは神社の名前の通り「大綿津見神」で、海の守り神と言われている。
海上安全、豊漁、商売繁盛、良縁成就にご利益があると言われおり、「桂浜のパワースポット」と名高い。

国の史跡・天然記念物にも指定されている巨大な鍾乳洞。
2019年にリニューアルされ、光と音による演出が加わるなどより魅力が増した。
高さ11mの「記念の滝」や小さい鍾乳石が集まり花のように見える「石花殿」など、洞窟内には自然の神秘を感じさせるスポットがたくさん。

高知城は、土佐藩初代藩主、山内一豊により創建。
江戸時代から天守が現存する、「現存12天守」の一つであり、天守と本丸御殿（懐徳館）が現存するのは高知城だけ。
合計15棟の建造物が国の重要文化財に指定されている。日本100名城にも選定されている。

日本の植物分類学の父とも呼ばれている高知県出身の牧野富太郎博士の業績を顕彰するため、博士の逝去翌年、1958年4月に開園された。
約8haの園内には、博士ゆかりの野生植物など約3,000種類が四季折々の姿を見せてくれる。中には日本特有の植物もある。