
多彩な魅力を家族で満喫!北海道の親子旅行にお勧めの観光スポット19選
日本の総面積の20%以上を占める広大な北の大地「北海道」。
雄大な自然景観や絶品グルメ、多彩なレジャー施設など、様々な観光スポットが揃っており、親子での観光にもピッタリだ。
この記事では、親子で観光を満喫するためのポイントや人気観光スポット、お勧めの宿泊施設など、北海道観光に役立つ情報をご紹介。
この記事を参考に観光プランを立てれば、家族全員で素晴らしい思い出を作れるだろう。
親子で北海道観光を満喫する3つのポイント
親子で北海道を楽しむために押さえておきたい3つのポイントをご紹介。
子供と一緒に観光する負担を減らし、より北海道を満喫するために、ぜひ参考にしてほしい。
1. 観光するエリアを絞り移動時間を減らす
北海道には魅力的な観光地やスポットは多いが、観光地間・観光スポット間の距離は予想以上に離れている。
そのため、様々な観光地やスポットを巡ると移動時間が長くなるケースが多い。
子供連れでの観光では、移動時間が長くなると親も子供も疲れてしまうため、観光するエリアを絞ろう。
移動時間をなるべく減らしたいなら、多くの観光スポットが集まる「札幌」と「函館」がお勧めだ。

2. 最低でも3日間の滞在日数を確保する
前述したとおり、北海道の観光では移動する時間が長くなりやすい。
また、観光スポットも多いため、1泊2日で満喫しようと考えるとかなりタイトなスケジュールとなる。
充分な休憩の時間や準備などの時間を考えると、2泊3日以上の日程を確保しておきたい。
2泊3日以上あれば、ゆとりを持った観光プランを立てられるはずだ。

3. レンタカーを利用する
観光スポットが広範囲に点在している北海道では、公共交通機関を利用すると待ち時間や移動時間が長くなることも。
そのため、レンタカーを利用した方が貴重な観光時間を有意義に使える。
小さな子供と一緒に観光する場合は、プライベートな空間で移動できるため、気を使うことが減るのも大きなメリットだ。
また、重い荷物による負担や制限がなくなるのも嬉しいポイント。
レンタカーが利用できない場合は、札幌・函館といった公共交通機関だけでも移動しやすい観光地を選ぼう。

子供も大人も楽しめる北海道の観光スポット19選
北海道に数ある観光スポットの中から、親子で楽しめるスポットを厳選してご紹介。絶景スポットやテーマパーク、動物と触れ合えるレジャー施設など、大人も子供も夢中になれる魅力的な場所ばかりだ。
紹介する観光スポットを巡れば、思い出に残る素晴らしい体験ができるだろう。
1. 【旭川】旭川市 旭山動物園
日本最北の動物園「旭川市 旭山動物園」は、動物の生態に合わせて快適な空間を作り、動物本来の行動を引き出して見てもらう行動展示で知られる人気の動物園。
水中トンネルをペンギンが自由に泳ぎまわる「ぺんぎん館」をはじめ、円柱水槽を上下に行き来する「あざらし館」、ホッキョクグマがプールにダイブする様子が見られる「ほっきょくぐま館」など、動物が生き生きと生活する様子を見ることができる。

2. 【札幌】モエレ沼公園
札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園。
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
モエレ沼公園を象徴する建築物のひとつに「ガラスのピラミッド」がある。

3. 【札幌】白い恋人パーク
札幌を代表する銘菓として知られる「白い恋人」。白い恋人パークは、「白い恋人」などの製造ラインが見学できるのはもちろんのこと、チョコレートの歴史を学べるコンテンツや、自分だけの白い恋人作りが楽しめるお菓子のテーマパーク。
チョコレートの四大革命をプロジェクションマッピングで紹介する「チョコトピアハウス」や、チョコレートのテイスティング方法を学べる「スタディベース・カカオポッド」など、チョコレート好き必見のコンテンツが盛りだくさん。

4. 【小樽】おたる水族館
JR小樽駅からバスや観光船で約20分、自然豊かなニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある水族館。
北海道および寒帯に生息するものを中心に、約250種5,000点の生物が展示されている。
迫力満点のイルカショーや豪快なトドショーをはじめ、北海道の海に生息する生き物に触れられるタッチエリアなど、充実したパフォーマンスやふれあいの数々が人気。
トレーナーのサインを無視し、それぞれが自由気ままに行動するペンギンのショーも必見だ。

5. 【札幌】北海道市円山動物園
1950年に東京の上野動物園の移動動物園が札幌で開催され、その好評を得て翌年北海道で初めて開園したのがこの「円山動物園」。
目玉になっているひとつは、水中トンネルからホッキョクグマの泳ぐ姿を観察できる「ホッキョクグマ館」。
プールはホッキョクグマとアザラシに分かれており、タイミングが良ければアザラシを狙うホッキョクグマの様子を見ることができる。

6. 【紋別】ちゃちゃワールド
温かみあふれる木のおもちゃをテーマにしたミュージアム。
お城のような外観が目を引く建物の中には、世界約40か国から集めたおもちゃ約1万点を展示・収蔵。
本当に走り出しそうなビッグサイズのSL(蒸気機関車)をはじめ、からくり仕掛けのものやさまざまな種類のくるみ割り人形など、館内にはバラエティに富んだ木のおもちゃがズラリ。

7. 【札幌】北海道開拓の村
広大かつ自然豊かな野幌森林公園に隣接する野外博物館。
その名の通り、明治から昭和初期という北海道開拓の時代に建てられた各地の建造物を移築復元・再現し展示している。
54.2haの敷地内では市街地・漁村・農村・山村の4エリアに分かれており、52棟の建造物が建ち並ぶ。
体験学習棟での伝統遊具作りをはじめ、染物店や新聞社など建物にちなんだ数々の体験も好評。

8. 【富良野】ファーム富田
大スケールで広がる優美なラベンダー畑で有名な北海道中富良野町にある観光農園。
壮大なラベンダー畑のほか、紫のラベンダーに白のカスミソウに赤のポピーなど、鮮やかな花の帯がなだらかな斜面のキャンバスに描かれる「彩りの畑」が代表的存在。
ほかにも、ビオラやマリーゴールドなど色とりどりの花が咲く「花人の畑」や、小さな庭の中に120種類近くの植物が共存している「花人ガーデン」など、園内にはさまざまな花畑があり、訪れる人の目を楽しませている。

9. 【美瑛】ファームズ千代田ふれあい牧場
北海道の大自然を体感するのに最適なスポット、「ファームズ千代田ふれあい牧場」。
寒さに強い北海道の馬“どさんこ”をはじめ、ポニー、ジャージー牛、やぎ、ひつじ、ラマ、うさぎなど、愛嬌いっぱいの動物たちが暮らしている。入場料は無料。
100円でエサを購入すれば、動物たちに直接エサをあげることができる。事前に申し込めば、牛の乳しぼり、ポニー乗馬、仔牛へのミルクやりなどの牧場体験も可能だ。

10. 【函館】函館公園 こどものくに
広い函館公園の一角にある、小さな遊園地「こどものくに」。
1956年開園の歴史ある遊園地で、飛行機、観覧車、メリーゴーランド、おばけ屋敷といった遊園地の定番の乗り物があり、すべて1回350円で利用できる。レトロなムードを楽しんだり、小さな子どもと一緒に家族でほのぼの楽しむのにおすすめだ。「こどものくに」開園以前特に人気なのが「観覧車」。現存する日本最古の観覧車として、2019年には国の有形文化財に登録されている。

11. 【札幌】さっぽろ羊ヶ丘展望台
200万都市札幌にありながら、大自然の絶景を楽しめるのが魅力の羊ヶ丘展望台。
春には若草色の牧草、夏にはラベンダー畑がお出迎え。秋には紅葉を楽しめ、冬には真っ白な雪の絨毯が広がる。四季折々の雄大な風景が広がる、絶好のフォトスポットとなっている。
「少年よ、大志を抱け」の名言で知られる北海道開拓の父「ウィリアム・スミス・クラーク博士」をモデルにした「クラーク博士像」も、人気の撮影スポットの一つ。

12. 【小樽】小樽運河
北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽港。取り扱う荷物量が年々増加し、その運搬作業を効率化するため、大正12年(1923)に完成したのが「小樽運河」だ。
海岸の沖合を埋め立てることによって造られたため、直線ではなくゆるやかなカーブを描いているのが特徴。
戦後に運河としての役割を終え、現在は散策路や街園が整備され、小樽を代表する観光スポットへと生まれ変わった。

13. 【小樽】小樽運河クルーズ
小樽運河をクルーズ船に乗って約40分で巡るツアーが人気だ。
デイクルーズでは倉庫群をはじめ、貴重な歴史的建造物の数々を水面から目の当たりに。
ガイド付きでスポットごとに丁寧な説明を聞けるほか、写真撮影もバッチリ。
日没後に出航するナイトクルーズはガス灯や建物の明かりが水面に輝き、実にロマンチック。

14. 【千歳】支笏湖
「支笏湖」は、北海道千歳市の「支笏洞爺国立公園」の中に存在する。
「支笏洞爺国立公園」は「支笏湖」や「洞爺湖」に加え、多くの火山によって構成されている世界的にも貴重な地質遺産でもあり、火山群が織りなす他では類を見ない景観を堪能できる。
そんな地質遺産の貴重さが認められ、洞爺湖地域の「洞爺湖有珠山ジオパーク」は、日本で初めてユネスコの「世界ジオパーク」にも認定されている。
豊かな自然に囲まれている「支笏湖」の最大の魅力は支笏湖ブルーと呼ばれる、青く輝く美しい湖面の色にある。

15. 【札幌】さとらんど
「人と農業・自然とのふれあい」、「都市と農業の共存」をテーマとした農業体験交流施設。札幌ドーム14個分・74.3ヘクタールの広大な敷地で、さまざま農業体験ができる。
5月~11月上旬には、さとらんど体験農園でトマト、きゅうり、アスパラなど、季節ごとの野菜の収穫体験を開催。また、バターやミニパフェ作りのほか、夏期限定のアイスクリーム作り、冬期限定のみそ作りなど、多彩な手作り体験が用意されている。

16. 【登別】登別伊達時代村
江戸時代の街並みや文化を再現したテーマパーク。
勇壮な武家屋敷や商家、忍者屋敷が軒を連ねる村を歩けば、タイムトリップした気分が味わえる。
劇場では、迫力満点の忍者アクションショーや絢爛豪華な花魁の舞、笑いあり涙ありの時代劇コメディといったさまざまなショーを毎日開催。
射的や輪投げができる「遊戯館」、からくり屋敷「忍者怪々迷路」などのアクティビティも充実している。

17. 【登別】登別マリンパークニクス
デンマークに実在する「イーエスコー城」をモデルに造られた、「ニクス城」を中心とする水族館。
約400種・20,000点の生き物を展示。レンガ造り風の美しいお城の内部は、すべて水族館として利用されている。
エントランスでは「クリスタルタワー」という高さ8mの柱状の大きな水槽を泳ぐナポレオンフィッシュがお出迎え。また、大水槽の底にあるアクアトンネルでは、頭上をサメやエイが優雅に泳ぐ。

18. 【上川】大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ
北海道中央部に位置し「神々の遊ぶ庭」と呼ばれ、8つの火山群からなる大雪山。
そのうちの一つが標高1,984mの黒岳である。
春・夏は高山植物、エゾシマリスなどの自然観察や登山に、秋は美しい紅葉、冬はスキーやスノーシューハイキングと、一年を通じて楽しむことができる。
層雲峡の温泉街の山麓にある「層雲峡・黒岳ロープウェイ」と「黒岳ペアリフト」を利用すれば、黒岳の7合目まで一気に登ることが可能。

19. 【函館】函館山ロープウェイ
国内外の技術を集結させて作られた定員125名の搭乗が可能な大型ゴンドラを導入している「函館山ロープウェイ」。
函館山の山麓と山頂を結び、秒速7mの速度で山頂まで約3分で到着することができる。
眼下には函館の大パノラマが広がり、四季ごとに変化する木々の様子や、冬の雪化粧など北海道ならでは見事な景観を鑑賞することができる。

快適な客室と充実した設備が揃う!北海道のお勧め宿泊施設3選
子供連れでも快適に過ごせる客室はもちろん、ホテル内やホテルの敷地内に子供と遊べる施設が点在するリゾートホテルを紹介しよう。
これから紹介するホテルなら、敷地内だけで子供も大人も楽しめ、充実したホテルステイが叶うはずだ。
1. シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ
札幌市の郊外にあるリゾートホテル。スパやプールなど充実したファミリー向け設備で人気があり、温泉が楽しめる露天風呂のほか、大浴場では7つの浴槽や3つのサウナを用意。
1年を通して利用できる屋内プールに加え、夏には屋外プールもオープンする。
客室は家族揃って眠れるワイドベッドのファミリールームやスタイリッシュなデザイナーズルームなど多彩なタイプから選択が可能。

2. 星野リゾート リゾナーレトマム
新千歳空港から電車を乗り継ぎ、約90分で到着する占冠村に位置するリゾートホテル。
大自然に囲まれた高台にそびえる宿泊棟は、全室スイートルームで構成されている。
さらに、広大な敷地には四季折々の絶景とアクティビティを楽しめる施設が点在。
冬には、標高1,088mの地点から雪山と霧氷を一望できる「霧氷テラス」、氷と雪で造られた11棟の建物が連なる「アイスヴィレッジ」など、多彩な楽しみ方ができる。
もちろん、インドアビーチやファームエリアなど、冬以外の季節も満喫できる。

3. ルスツリゾートホテル&コンベンション
新千歳空港や札幌からシャトルバスを利用して約1時間20分でアクセスできる、北海道最大の遊園地とスキー場が直結したリゾートホテル。
スキーや遊園地で遊んだ後、すぐにホテルで休憩できるのは嬉しい。
ファミリー向けの客室はジュニアスイートをはじめ、ゆったり寛げる洋室や和室など、子ども連れには嬉しいラインナップだ。
施設内の「保育園」に子供を預けて、天然温泉を楽しめる露天風呂やドライサウナ、リラクゼーションルームで育児の疲れを癒せる点も魅力のひとつ。
ホテル内に点在する21のレストランやカフェでは、自社農園で収穫される野菜やルスツ高原豚など、地元の食材を使った多彩なグルメを味わえる。

親子で札幌観光するなら参考にすべき3Dayモデルコース
ここからはレンタカーを利用せず、公共交通機関だけで北海道を巡るモデルコースを紹介しよう。
レンタカーを利用しなくても移動しやすい札幌・小樽・函館の、滞在時間が長くても楽しめる観光スポットを中心に巡るプランとなっている。
- 1日目
- 新千歳空港→北海道市円山動物園→モエレ沼公園→シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ
- 2日目
- 小樽運河クルーズ→おたる水族館→函館山ロープウェイ→函館国際ホテル
- 3日目
- 函館公園 こどものくに→新千歳空港
親子で北海道を観光する際によくある質問
Q
子供と北海道を観光するならどの時期がお勧め?
レンタカーを利用する前提なら、降雪が少ない10月から5月がお勧めです。
Q
北海道に室内で子供が遊べるスポットはある?
白い恋人パークやおたる水族館など、室内のレジャー施設は多いです。
まとめ
北海道を親子で楽しむためのポイントや人気観光スポット、お勧めの宿泊施設を紹介してきた。
四季折々の絶景、多彩な体験ができるレジャー施設など、魅力盛りだくさんの北海道を親子で満喫しよう。
北海道の人気観光スポットや飲食店などを紹介しているこちらの記事も、親子旅の参考にしてほしい。