
大阪市内から日帰り観光可能!箕面の人気観光スポット9選
北部には国定公園が広がる、四季折々の自然景観が魅力の「箕面(みのお)市」。
大阪市内からアクセスしやすく、日帰りで観光する方も多い地域だ。
長い歴史を持つ寺院なども点在しており、日本の歴史文化も楽しめるだろう。
この記事では、箕面の人気観光スポットやアクセス、お勧めの観光シーズンなどを紹介する。
記事を参考に、箕面の魅力を心ゆくまで満喫してほしい。
箕面ってどんなところ?
大阪府北部に位置し、大阪市内から電車で約40分の距離にある箕面。
都市部からのアクセスが良好でありながら、広大な森林と美しい滝、歴史ある寺院が点在し、静かで落ち着いた雰囲気が広がる。
なかでも「箕面公園」にある「箕面大滝」は有名。
日本の滝100選に選ばれた名瀑で、四季折々の美しい風景が楽しめる人気の観光スポットだ。
特に秋の紅葉シーズンには、鮮やかに色づく景色が多くの観光客を魅了する。
また、箕面ならではの味覚も楽しみのひとつ。
名物の「もみじの天ぷら」は、食用のもみじの葉をカリッと揚げた伝統的なお菓子。
さらに、箕面川沿いでは、川のほとりに設けられた座敷で日本料理を味わう「川床」を楽しめる。

箕面のおすすめの観光シーズンは?
四季折々の魅力がある箕面だが、特におすすめのシーズンは秋。
紅葉が彩る美しい景観が広がり、箕面の自然が最も輝く季節だ。
特に「箕面大滝」の鮮やかな紅葉と滝が織りなす絶景は美しい。
また、公園内に点在する歴史ある寺院と紅葉が調和する、趣ある景観も見逃せない。
紅葉狩りを楽しみながら、静かな秋の風情を感じてほしい。
箕面の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月):薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
箕面への移動方法は?
大阪観光の拠点となる「大阪駅」と「関西国際空港」からのアクセスを下記の表にまとめたので、参考にしてほしい。
関西国際空港からは「特急はるか12号」ではなく、「有料特急ラピートβ52号」を利用するルートの方が安く、所要時間も短いが、乗り換えが多い。
そのため、ここでは乗り換えの少ないルートを紹介する。
出発地点 | 経路 | 所要時間 |
---|---|---|
大阪駅 |
1. 大阪駅より歩いて大阪梅田駅へ 2. 阪急宝塚線急行に乗車し、「石橋阪大前駅」にて「阪急箕面線」に乗り換え、箕面駅へ到着 |
約45分 |
関西国際空港 |
1. JR関西空港線 特急はるか12号に乗車 2.JR「大阪駅」で下車し、徒歩で阪急 3.「大阪梅田駅」へ 4.阪急宝塚線急行に乗車し、「石橋阪大前駅」にて「阪急箕面線」に乗り換え、箕面駅へ到着 |
約1時間50分 |
箕面観光の主要交通手段
箕面の観光スポット巡りの主な交通手段は、路線バスやシャトルバスだ。
また、レンタサイクルで電動アシスト付自転車を借りて、ゆっくり観光するのもお勧め。
ただ、大滝や寺が点在する「箕面公園」は、一般車両(バイク・自転車含む)の進入禁止区域なので、注意してほしい。
四季折々の風景と歴史文化を満喫!箕面の人気観光スポット9選
箕面を観光するなら外せない、人気観光スポットをご紹介。
四季折々の美しい自然景観を楽しめるスポットや歴史ある寺院を巡り、その魅力を満喫しよう。
紅葉シーズンが特に人気だが、その他の季節でも楽しめること間違いなしだ。
1. 箕面の滝
流れ落ちる滝の姿が、農具の「箕」に似ていることが、箕面大滝の名前の由来。
「日本の滝百選」に選定されており、年間を通じて美しい景色を楽しめるのが魅力。また、箕面大滝がある箕面公園は1986年に、「森林浴の森100選」にも選ばれている。
秋には紅葉を楽しめる人気のスポットでもある。そして、大阪市内から電車に乗れば、30分程度行ける、アクセスの良さもポイント。

2. 勝尾寺
周辺一帯を国定公園に囲まれた箕面の勝尾寺は、奈良時代に創建された約1,300年の歴史を持つ古刹。
かつて天皇の病気平癒を祈願し、それが叶ったことから「王に勝った寺」と呼ばれ、歴代の武将から崇敬されてきた。
現在も「勝ち運」のご利益を求めて、「勝ちダルマ」に受験やスポーツ、商売などの勝利を祈願する参拝客が後を絶たない。

3. 箕面山 瀧安寺
箕面国定公園内にある「箕面山 瀧安寺」は、日本初・日本最古の弁財天を本尊とする寺院だ。
歴史ある山門や、登録有形文化財の瑞雲橋・鳳凰閣など、多くの文化財が点在。
寺の起源は西暦658年。修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が箕面大滝で修行を行い、弁財天像を祀ったことが始まりとされる。
また、日本最古の宝くじ発祥地としても知られ、400年以上にわたり「箕面富」と呼ばれる宝くじを実施している。

4. 明治の森箕面国定公園
箕面市北部に位置する「明治の森箕面国定公園」。
標高約100〜600mの山地に広がる自然豊かな公園で、約1,100種の植物と3,000種を超える昆虫が生息している。
箕面大滝に続く滝道では、四季折々の風景を楽しみながら、ハイキングや森林浴を満喫できる。特に晩秋の紅葉は美しく、多くの観光客を魅了する。
また、公園一帯は古くから山岳仏教の聖地とされ、修験道の「根本道場」や「瀧安寺」などの古刹も見どころだ。

5. 箕面公園昆虫館
「日本三大昆虫宝庫」と称された箕面公園内に位置する昆虫館。
「昆虫を知ることから見える世界」をコンセプトに、日本国内の昆虫から海外の珍しい昆虫まで、多彩な標本や生体展示を通じて昆虫の世界を紹介している。
特に、色鮮やかな蝶が1年中舞う「放蝶園」は見どころのひとつ。常時10種以上の蝶が放たれ、優雅に舞う姿を間近で観察できる。
また、ガラス越しに幼虫の飼育や羽化の瞬間を観察できる飼育室も魅力的。
蝶の美しさや昆虫の生命の神秘に触れ、自然への理解を深める貴重な体験ができる。

6. 聖天宮 西江寺
修験道の開祖・役行者によって658年に建立された、大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)を祀る日本初の根本道場(修行の中心地)だ。
長い歴史を誇る境内は自然豊かで、春の新緑から秋の紅葉まで、多彩なモミジに彩られる。
また、12月から5月にかけて咲き誇る椿も見どころのひとつ。
縁結びや商売繁盛など、様々な願いを叶える「懸想文」と呼ばれるお札でも有名だ。

7. 箕面ビジターセンター
「箕面ビジターセンター」は、明治の森箕面国定公園内に位置し、園内の生物の情報提供やハイキング案内を行う施設。
展示室では、園内に生息する昆虫や鳥類、哺乳類などの標本や剥製が展示され、園内の文化財も紹介している。
周辺には、駐車場やトイレが整備された「もみじ広場」や散策路がある。
明治の森箕面国定公園を散策する前に立ち寄りたい施設だ。

8. 中政園
「中政園」は箕面市北部、止々呂美(とどろみ)の里山に位置する農園。
周囲には山々と豊かな森林、清流が広がり、四季折々の味覚狩りや農業体験が楽しめる。
冬には原木伐採体験、春から夏には椎茸の植菌や収穫体験、秋には芋掘りや栗拾いが体験可能。
施設内では、園内で採れる椎茸や栗を使ったバーベキューや、名物の五兵鍋(猪鍋)を堪能できるのも魅力的だ。

9. 帝釈寺
592年から628年の間に聖徳太子によって創立されたと伝わる、長い歴史を持つ真言宗の寺院。
毎年2月に開催される「福護摩祭り」は、多くの人々が訪れる伝統行事となっている。
火を焚きながら祈りを捧げ、参加者の家内安全や商売繁盛、健康祈願を行う。
また、瞑想や写経などの簡単な修行とお茶を楽しむ「修行体験カフェ」では、仏教の教えに触れつつ、日常の喧騒から離れて心を落ち着ける貴重な体験ができる。

日本の食材と料理を堪能!箕面の人気飲食店3選
観光の合間に足を運んでほしい、日本の食材と日本料理を味わえる人気の飲食店をご紹介。
なかには箕面の豊かな自然を眺めながら、絶品グルメを味わえるお店も。
これから紹介するお店も観光プランに組み込もう。
1. 音羽山荘
明治の森箕面国定公園内で、1926年から日本料理と心通うおもてなしを提供し続けている「音羽山荘」。
大正時代(1912年〜1926年)から変わらず佇む屋敷には、食事処だけでなく旅館や婚礼の場もある。
大正硝子が特徴的な日本風情が漂う屋敷内で、職人が作る寿司や懐石料理を味わえる。こだわりの出汁と素材を生かした四季折々の味が特徴。
4月から6月には、箕面川沿いの座敷で川床料理を楽しめる。

2. 牛とろ焼しゃぶ専門店 十二松六左衛門
野菜巻きという独自のスタイルを開発した、日本初の焼しゃぶ専門店。
高級感あふれる落ち着いた空間には、テラス席を含め58席を用意。
焼しゃぶに最適な脂肪と赤身のバランスが良い黒毛和牛の肉を厳選し、1枚ずつ丁寧に焼き上げることで、最大限に引き出した旨味を堪能できる。丁寧に炊き上げた釜戸炊きご飯も魅力のひとつ。
メニューも豊富で、黒毛和牛の旨味を生かした「特選黒毛和牛のユッケ風」や銘柄豚を使用した「縁松豚肉コース」も見逃せない。

- 住所
- 〒562-0034 大阪府箕面市西宿1丁目5-43
- 営業時間
-
月曜日〜金曜日:11:30〜15:00、17:00〜22:00
土曜日・日曜日・祝日:11:30〜15:00、16:00〜22:00 - 定休日
- 無
3. 一汁二菜 うえの 箕面店
箕面駅から徒歩約8分にある、豊かな緑に囲まれた料亭。
旬の食材と丁寧に作られた出汁を使用した日本料理を、四季折々の景観を楽しめる個室で味わえる。
日本各地から厳選した食材を化学調味料は使わず、職人が調理し、食材そのものの味を楽しめる一皿に。さらに、季節の花や葉をあしらい、目でも楽しめる一品となる。
職人が目の前で調理する「お座敷天ぷら」は特に人気が高い。
また、子供用のお弁当が用意されているのも、子連れには嬉しい。

箕面観光に関するよくある質問
Q
短い時間で箕面を満喫するためには、どこに行けば良い?
滝道を歩いて箕面大滝へ向かい、そのまま明治の森箕面国定公園内を散策するのがお勧めです。
Q
箕面の紅葉の見頃は?
箕面の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月初旬です。
Q
箕面の桜の見頃は?
箕面の桜の見頃は、例年4月上旬から4月下旬です。
Q
箕面のお土産でお勧めは?
「もみじの天ぷら」や「MINOH BEER(箕面ビール)」がお勧めです。
まとめ
大阪市内から日帰り観光できる地域でありながら、豊かな自然景観を楽しめる箕面。
記事の内容を参考に観光すれば、箕面の魅力を満喫できるはずだ。
大阪観光を計画している方は、大阪の定番観光スポットや人気飲食店などを紹介している、こちらの記事も要チェックだ。