
京都駅から徒歩圏内! 自然も楽しめる抜群のロケーションが魅力の「京都水族館」完全ガイド
春の桜、秋の紅葉など、自然豊かな木々が生い茂る梅小路公園内に位置する「京都水族館」。最寄りのJR山陰本線「梅小路京都西」駅からは徒歩約7分、各線「京都」駅からも徒歩圏内というアクセス良好なロケーションが魅力のスポットは、いきいきと生活する海のいきものを観察できるのはもちろん、イルカやペンギンのごはんの時間や飼育スタッフとあそぶようすがみられるプログラム&工作をしながらいきものを学ぶことができるワークショップを毎日開催中! 多彩ないきものにふれて、体験に参加して、大人も子どもも楽しく学べるスポットをチェック。
京都水族館へのアクセスは?
「京都水族館」の最寄り駅は、JR山陰本線「梅小路京都西」駅。京都をはじめ、大阪からのアクセス方法はこちら!
京都駅からのアクセス
- 各線「京都」駅中央口から徒歩約15分。
- またはJR山陰本線「京都」駅から約2分、「梅小路京都西」駅下車。
大阪駅からのアクセス
- JR各線「大阪」駅から京都線新快速で約29分、「京都」駅で乗り換え。
- JR山陰本線「京都」駅から約2分、「梅小路京都西」駅下車。
関西空港からのアクセス
- JR「関西空港」駅から特急はるかで約80分、「京都」駅で乗り換え。
- JR山陰本線「京都」駅から約2分、「梅小路京都西」駅下車。

事前に知ってより深く楽しむ京都水族館の10のエリア
館内は、京都の豊かな自然や生態系をテーマにした10のエリアで構成。悠久の時を刻む鴨川の源流から、神秘的な海の世界まで、多彩ないきものたちが織りなす生命のドラマを体感できる。
1.オオサンショウウオを展示する京のせせらぎ「京の川」エリア
世界最大級の両生類、オオサンショウウオのリアルな生態を間近で鑑賞できる大型展示エリア。国の特別天然記念物の在来種のオオサンショウウオをはじめ、チュウゴクオオサンショウウオや在来種とチュウゴクとの交雑個体も展示。さらに、由良川の上・中・下流をひとつの水槽で表現したコーナーもあり、各水域にはイワナやヤマメ、オイカワ、コイなどが泳いでいる。



2.ふれあう視線、心弾む海獣たちの楽園「オットセイ」エリア
オットセイが元気に活動する水槽はユニークなデザイン。コの字型のくぼんだ箇所に入るとまるでオットセイと一緒に泳いでいるような感覚が味わえる。

3.愛らしい姿で自由に泳ぐ「アザラシ」エリア
オットセイが泳ぐ水槽のほか、ゴマフアザラシが自由自在に往来するチューブ型水槽も人気。

4.豊かな京都の海を感じる「京の海」エリア
約500トンの人工海水で満たされた水族館内でもっとも大きな水槽を完備。コブダイ、サメ・エイの仲間をはじめ約50種類のいきものと出会うことができる。近くで鑑賞してもよし、少し離れて神秘的な空間を体感するのもおすすめ。

5.歩いて、泳いで、大はしゃぎ! ペンギンの魅力を間近で「ペンギン」エリア
丘でのんびり過ごすかわいらしい姿と、水中のダイナミックな泳ぎで来場者を魅了するケープペンギン。ペンギンが実際に暮らす自然環境を考慮して、あえてあがりにくいよう丘の部分に起伏を表現する工夫のおかげで、野生的なようすも垣間見ることができる。



6. ふわり、ゆらり、時間を忘れる幻想世界へ「クラゲワンダー」
サイズだけでなく、色も動きも異なるさまざまな種類のクラゲをおよそ30種5,000匹展示。水中を浮遊したり、水底に佇んだり。360度パノラマの水槽「GURURI」でも、その不思議な生態を観察しよう。併設の「京都クラゲ研究部」では、クラゲの繁殖や研究を行う飼育スタッフの作業のようすをオープンスペースで公開中。



7.チンアナゴ&日本に生息するクマノミがお出迎え「ミテッテ」
ゆらゆらと体を揺らすチンアナゴ、日本近海で見られる6種類のクマノミなど、あたたかい海でサンゴ礁に寄り添って暮らすいきものがずらり。またロッカー型の扉のついた仕掛け棚「STAFF STATION」には、飼育スタッフの必須アイテムが収納されており、扉を開けるごとに水族館の一員に近づけるような気分になれる、ユニークな仕掛けが随所に。



8.水しぶきと笑顔があふれるイルカのステージ「イルカスタジアム」
好奇心旺盛なハンドウイルカたちがのびのびと生活するスタジアム。スピーディーに泳ぐようすだけでなく、時にはイルカ同志で鳴き声を交わし合うシーンに遭遇することも! ごはんを食べたり、飼育スタッフとコミュニケーションをとってあそんだり。時間帯や開催日によって、さまざまなイルカのようすを鑑賞することができる。

9. 古都が育んだ、豊かな生態系「山紫水明」
水に恵まれたエリア・京都ならではの水辺のいきものがラインナップ。中にはオヤニラミ、ホトケドジョウといった絶滅の危機に瀕するいきものも展示していて、京都の自然環境保全に向けた情報発信の役割も果たしている。


10. 水辺のいきものと里山のせせらぎ「京の里山」
お米や野菜の栽培を行なうエリアで、田んぼに水が張られる田植えのシーズンには、水路で小魚たちが元気に泳ぐようすを目にできることもあり。陽光が心地いい自然豊かな屋外エリアをのんびり散策しながら、人と水辺のいきものとのつながりを体感しよう。


館内設備が充実! 小さな子どもと一緒でも安心!
ベビールーム(授乳室)は1階に2ヶ所、2階に1ヶ所あり。またオムツ台は館内に計8台用意されているうえ、ミルク用の給湯シンクも備えており、小さな子どもと一緒に訪れても安心して過ごすことができる。さらに館内はスロープ、エレベータ完備のバリアフリー設計で、ベビーカー移動ストレスフリーなのが嬉しい。


いきものたちがもっと好きになる、多彩な体験プログラム&イベント
大人も子どもも夢中になれる体験プログラム&イベントに注目! 開催時間は10時30分〜15時30分(受付は15時)で、予約不要、参加費無料なのが嬉しい。※開催時間が変更になることもあり。事前に公式サイトを要確認。
1. 水の世界をもっと身近に!体験する楽しさを
2階「ミテッテ」のワークショップスペースでは、体験プログラムを毎日実施中。この日は、クラゲの赤ちゃん「エフィラ」が水中に浮遊しているようにみえる「エフィラのランプシェード」を期間限定で工作できるワークショップを開催しており、ほかにも「魚面づくり」や「クラゲモビールづくり」など、ここでしか体験できない興味深いプログラムが勢ぞろい(内容は季節により異なる)。


2. キーンコーンカーンコーンのチャイムの合図とともに始まるイルカのがっこう
「体育の時間」では、イルカの健康チェックをするために、飼育スタッフと体を動かすようすをわかりやすい解説とともに楽しむことができる。ほかにはイルカへごはんをあげるシーンを見学できる「給食の時間」も。


「日替わり授業」は、「イルカスタジアム」に集まっているお客さまの中から飼育スタッフが指名して参加するプログラム!バックステージでイルカを近くで観察しながら、飼育スタッフの解説を聞くことができるプログラム。コミュニケーションの取り方やイルカ同士の関係性などを聞きながら、飼育スタッフに質問もできる時間。

※イルカプログラムは内容変更や休止の可能性もあり。来館日のプログラム内容は公式サイトで要確認。
水の世界を眺めながらホッと一息。水族館限定の個性派メニューがずらり
水族館内には休憩やランチに最適な3つのカフェがスタンバイする。
「オオサンショウウオアイス」は、成体のフォルムをそのまま生かしたアイスバー。前肢と後肢の本数まで忠実に再現するディテールの細かさがSNSでも話題に。

愛らしいアザラシがモチーフのボックスで提供される「アザラシホットドッグ」もおすすめ。ソーセージをサンドしたメニューは食べ応え十分で、トマトソースとチーズソースの2種類から選べる。それぞれソフトドリンクやマドラードリンクが付くセットが好評。

おうちでも水族館気分! オリジナルアイテムが多数
水族館をぐるりと巡った後の締めくくりはミュージアムショップへ。ショップ内にはここでしか買えないオリジナルアイテムが豊富にそろっていて、京都の老舗ブランドと共同開発したアイテムはおみやげに一押し。

数あるアイテムの中でも、飼育スタッフが監修したぬいぐるみのレパートリーは特に注目。ケープペンギン、ミナミアメリカオットセイに加えて、オオサンショウウオは圧倒的な人気を誇る。
手頃なタイプから約155cmの超ビッグな抱き枕仕様まで、サイズは計5種類。愛嬌のある表情、柔らかい毛並みが評判の京都水族館のアイドル・オオサンショウウオぬいぐるみを自宅に持ち帰ろう。




まとめ
いかがでしたか? 川も海も、里山も、京都の自然をまるごと体感できる「京都水族館」には、癒しと発見が詰まったいきものたちの素顔がぎっしり。立地する梅小路公園内の「京都鉄道博物館」や「日本庭園」などにも立ち寄って、ここでしか出会えない心ときめく魅力を満喫しよう。
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