1878年創業の森秀織物(株)が営む見学・体験施設、「織物参考館・紫」。織物の歴史と文化にまつわる貴重な資料が1200点以上展示されている。
桐生織は桐生の名産品の一つ。1000年以上の歴史があり、1977年には伝統的工芸品として認められた。柔らかな感触と光沢があり、高級着物からネクタイやストールなど服飾品に至るまで広く愛用されているのが特長だ。
織物参考館・紫は1975年頃まで桐生織の工場として使われていた建物を活用しており、2006年に国の登録有形文化財にも指定されている。
まず館内に入る前、「ノコギリ屋根」と呼ばれる屋根に注目しよう。建物が建てられたときの形がほぼそのまま残されており、桐生市内でも特筆される規模のものなのでお見逃しなく。
広い館内で注目すべきはさまざまな手織り機。原始的なものから近代まで稼働していたものまで、多数展示されている。たとえばその大きさで目を引くジャンボ高機は幅3.2m、奥行き5.5m、高さ2mもある、日本に現存する高機の中では一番大きな手織り機だ。こうした珍しい織り機を間近で見られるのは本当に貴重な機会と言える。
これらの織り機は希望すれば実際に織ることができるので、体験してみたいものがあれば施設の係員に声をかけてみよう(無料)。コースターなど作品を作りたい場合は、事前予約が必要。料金は作るものによって変わるので予約とあわせて確認しよう。藍染め体験もできるので、染め物に関心があればそちらもおすすめだ(要事前予約)。
同じ敷地内に森秀織物の工場があり、そこでは自動で織り上げられていく現代の織機を見学できる。併設されたミュージアムショップではさまざまな桐生織の商品を取り扱っているので、来館記念にお気に入りの一品を見つけよう!
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基本情報
- 住所
- 群馬県桐生市東4-2-24
- 電話番号
- 0277-45-3111
- 営業時間
- 10:00-16:00
- 定休日
- 月曜
- 料金
- 入場料(大人)¥700
- 使用可能カード
- Visa, JCB, MasterCard, 銀聯
- アクセス方法
- JR 両毛線「桐生駅」より徒歩20分。東武赤城線「新桐生駅」よりタクシーで10分。
- 公式サイトURL
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