なにわ食いしんぼ横丁

お好み焼き、たこ焼き、串かつなど、大阪を代表するメニューが取り揃えられているのが「なにわ食いしんぼ横丁」。70年以上の歴史があるお好み焼き屋の「ぼてぢゅう」、昭和35（1960）年創業の「串かつ料理 活」、西成区玉出の元祖たこ焼き「会津屋」、桃谷商店街にある元祖イカ焼き「桃谷いかやき屋」、なにわ名物カレーの「自由軒」、オムライス発祥の老舗洋食店「北極星」など、関西の老舗・有名店約15軒が勢ぞろい。大阪市内を回らずとも、ここ１か所で大阪グルメを味わえる。

お店選びに迷ったら、ぐるりと施設内を回ってみるのもおすすめ。昭和40（1965）年前後の大阪の下町をイメージした街並みが再現されている「なにわ食いしんぼ横丁」なら、施設内をぶらりと周遊するだけでも楽しめること間違いなし。入口にある三輪トラックを横目に歩みを進めていくと、背の高い赤ポストや木の電柱、壁にホーロー看板が取り付けられていたり、細部に至るまで作り込まれている。

子どもたちが通りで「けんけんぱ」をして遊んでいる雰囲気が漂っている場所、昔の映画館を彷彿とさせるようなエリアも。歩みを進めていくにつれ、すっかり昭和の大阪に来たような気分に浸ることができる。

昭和の街並みを堪能しながら、お腹も満たせる一度で2度楽しめる施設だ。入場は無料。すぐ近くには、世界最大級を誇る水族館「海遊館」や、直径100mの「天保山大観覧車」などアクティビティもあるので、あわせておでかけプランに取り入れよう。