
古くから続く食文化を堪能!奈良のカテゴリー別人気飲食店27選
日本の歴史と文化が息づき、国内で最も多い3つの世界遺産がある古都・奈良。 「法隆寺」や「東大寺」といった建造物が注目されがちだが、古代から受け継がれる伝統的な食文化も観光客を魅了する。 この記事では、奈良のご当地グルメをカテゴリーごとに分けて、お勧めのお店と一緒に紹介していく。 奈良の食文化に詳しくなくても魅力が伝わるようにまとめたので、ぜひ最後まで読んでほしい。
醤油ベーススープに、白菜、にんにくが入り、ピリ辛味が特徴の「天理ラーメン」。1968年に奈良県天理市の屋台から始まった「彩華ラーメン」がその発祥店だ。中華料理店で働く創業者が、夜遅くにも元気になれるものを食べてもらえるようにと屋台を開いたのがきっかけだそう。今では、奈良県民のソウルフードとして人気を獲得し、近畿圏を中心に14店舗を構えている。
秘伝の自家製醤油ダレとニンニクが利いたスープに、炒めた白菜、豚肉、ニラ、ニンジンなどの具材を入れる。大量に入った具は器を覆い隠し、麺が見えないほど。食べ応えもスタミナもたっぷりな一杯だ。使用する縮れ麺は、スープにしっかり絡んで相性抜群。
初代が考案した自家製醤油ダレのレシピは、2代目が受け継ぎ、全店舗分を自ら作成。正に一子相伝。さらに、中国四川省から直輸入した「辣醤(ラージャン)」の辛みが、ほかにはないオリジナリティあふれるラーメンに仕上げている。チャーシュー、温泉玉子、メンマなどトッピングもそろうのでお好みで付け加えよう。チャーハンなどのご飯類、餃子、唐揚げなどの一品もおすすめ。
店内は90席以上あり、テーブルが広く配されているのでゆったりと食事が楽しめる。
屋台からスタートしたこともあり、同じ天理市内では屋台も営業。提灯が揺れる屋台にもぜひ訪れたい。
赤い文字が目を引く「彩華ラーメン本店」
白菜中心に大量の具が入ったピリ辛味が特徴
同じ天理市内で屋台も営業している