シーサイドももち地区の中心に位置する博物館。北側に福岡タワー、川を挟んだ東側に福岡PayPayドームなどもあり、観光スポットとなっている。その誕生は平成2(1990)年。地域の歴史と民俗を研究・展示する博物館として開館した。
常設展示では「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」をテーマに、福岡の歴史と民俗を紹介。11のコーナーに分かれており、その一番初めに国宝 金印「漢委奴国王」の金印を展示。中国の史書「後漢書」に、西暦57年に「倭の奴国」の使いに、後漢の光武帝が「印」と「綬」を授けたとあり、その奴国とは、現在、福岡市が位置する博多湾沿岸に存在した国といわれている。以降、10のカテゴリーで時代別の福岡の歴史と人びとのくらしをわかりやすく展示している。
最後の11番目のテーマは「博多祇園山笠」。博物館のために特別につくられた舁き山「軍師官兵衛之勲」を中心に、江戸時代の絵画、明治時代の様子がわかるジオラマなどを見ることができる。
また、アジア各地のおもちゃや楽器、衣服、生活道具などを見て楽しめる「体験学習室(みたいけんラボ)」や、ショップ、カフェなどもある。
ポイント
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シーサイドももち地区の主要な観光スポット。
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福岡の歴史を楽しく、わかりやすく学べる。
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国宝「金印」は必見。
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ここでしか見られない博多祇園山笠の舁き山も。