入船山記念館

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

入船山記念館

映画のロケ地としてもたびたび登場する、旧呉鎮守府司令長官官舎を公開。

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更新 :

明治22年(1889)、呉鎮守府が開庁。その際、司令長官官舎として建てられた建物を保存、公開するのが「入船山記念館」だ。2016年には日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴〜日本近代化の躍動を体感できるまち〜」の構成要素のひとつとして認定されている。

明治38年(1905)年の芸予地震で被害を受け、再建。設計したのは、日本で初めてイギリスの王立建築協会建築士に弱冠18歳という若さで公認された、櫻井小太郎。現在は、この2代目の建物を復原して公開している。

建物は和洋折衷で、洋館部分が司令長官の執務室兼迎賓館、和室部分が居住区となっており、1998年には国の重要文化財に指定された。司令長官が執務を行った英国風の洋館には、執務室のほか、応接室や広々とした食堂など、豪奢な内装がみどころ。日本の伝統工芸品、金唐紙の壁紙が貼られているのにも注目したい。この金唐紙は革に似せた擬革紙で、わずかに残っていた壁紙の模様から版木を起こし、制作したもの。館内には5つの異なる模様の金唐紙が貼られているので、じっくりと観賞しよう。

ほかにも、企画展を開催する歴史民俗資料館や、旧海軍工廠塔時計、東郷平八郎が呉在任中に暮らしていた家の離れを移築した建物などもあり、ゆっくり見て回りたい。

ポイント

  • 旧呉鎮守府司令長官官舎をミュージアムとして公開。
  • 和洋折衷の現在の建物は2代目を復原したもので、1998年に国の重要文化財に指定。
  • 洋館の壁紙には、日本の伝統工芸品である金唐紙を使用。
  • さまざまな企画展を開催する歴史民俗資料館も併設。
  • 東郷平八郎が居住した建物の離れを移築した旧東郷家住宅離れもある。

写真

  • 旧呉鎮守府司令長官官舎。玄関前の車止めには市内電車の敷石が使用されている

    旧呉鎮守府司令長官官舎。玄関前の車止めには市内電車の敷石が使用されている

  • 玄関のステンドグラスはイギリス製のもの。内部からは外光を受け、彩りも鮮やかに!

    玄関のステンドグラスはイギリス製のもの。内部からは外光を受け、彩りも鮮やかに!

  • 応接所に貼られた金唐紙。こちらは長官官舎時代からのもの

    応接所に貼られた金唐紙。こちらは長官官舎時代からのもの

  • 広々とした客室。ここへ国内外の要人たちを出迎えた

    広々とした客室。ここへ国内外の要人たちを出迎えた

  • 歴代の長官が居住した和室部分。ここは家族の寝室とされていた部屋

    歴代の長官が居住した和室部分。ここは家族の寝室とされていた部屋

  • 2021年に100歳を迎えた、旧海軍工廠塔時計

    2021年に100歳を迎えた、旧海軍工廠塔時計

公式FAQ

よくある質問に対する掲載施設の公式回答です。

Q

再入場(再入園)は可能でしょうか。

A

可能です。

Q

施設内で利用可能な無料Wi-Fiはありますか?

A

あります。

Q

コインロッカーはありますか?

A

ありません。

口コミ

1
  • Tim Hung

    是以舊日本海軍吳鎮守府司令官官邸為中心,被指定為國家重要文化財產。

基本情報

施設名称
入船山記念館
郵便番号
737-0028
住所
広島県呉市幸町4-6
電話
0823-21-1037
定休日
火曜(祝日の場合は翌日休)
時間
9:00〜17:00
料金
入館料250円、高校生150円、小中学生100円
アクセス
JR呉線「呉」駅から徒歩13分
クレジットカード
不可
公式サイト
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