鉄道の近代化にともない姿を消した蒸気機関車（SL）が昭和54（1979）年山口線に復活。観光用の臨時快速列車として運行中だ。
新山口駅を出発、湯田温泉、長門峡などを通り、「山陰の小京都」と呼ばれる島根県の津和野駅まで見どころいっぱいの62.9kmを約2時間、汽笛を響かせながらロマンあふれる旅へ誘ってくれる。
実際に運転しているSLは、その美しいフォルムから「貴婦人」の愛称で親しまれているC57型1号機と通称「デゴイチ」と呼ばれるD51型200号機の2種類（検査・修繕の為に、変更の可能性あり） 。
また、平成29（2017）年に客車をリニューアル。SL全盛期に活躍した旧型客車を復刻、昭和初期を感じるレトロな雰囲気を満喫できるようになっている。車内にはSLの仕組みや歴史を紹介するパネル展示もあり、SLファンから子供連れまで楽しめるコーナーも設置されている。
昭和13（1938）年に製造されたD51 200号機
力強く山間を走るSLやまぐち号
篠目駅ではかつて使用されていた給水塔があり、撮影ポイントとしても人気
レトロムード満載の車内はSL全盛期に活躍した旧型客車を復刻。5号車はオハ31の復刻モデル
2～4号車はオハ35の復刻モデル
展望室もあるグリーン車の1号車はマイテ49の復刻モデル。各号車でレトロな雰囲気を満喫できます
