日本情緒あふれる風景が魅力!岡山の厳選観光スポット22選
歴史ある神社やお城、古き良き時代の風情が残る街並みなど、岡山には日本ならではの雰囲気を感じられる観光スポットが数多く残る。 瀬戸内海と瀬戸大橋が生み出す絶景も岡山を観光するなら外せない。 岡山を最大限楽しむために知っておきたい、日本ならではの雰囲気と絶景が楽しめる観光スポット、お腹も心も満たされる飲食店、名産品が並ぶショッピングエリア、絶景が楽しめる宿泊施設をご紹介しよう。
鬼城山は総社平野の北部にある標高約400mの山で、この山頂あたりに鬼ノ城が築かれていた。『日本書紀』などの文献に記述がないため、建造年は不明だが、発掘調査の結果から7世紀後半に造られた可能性が高いとされている。朝鮮半島に派遣した倭軍が663年に白村江で大敗した後、唐・新羅の連合軍が襲ってくることを恐れて、山城をいくつか造ったという。そのうちのひとつが鬼ノ城ではないかという説が有力。
山頂よりやや下側を2.8kmあまりの城壁が取り囲んでおり、4つの門と6つの水門が設けられている。内部からは、建物や倉庫、水場、狼煙台、鍛治工房などが見つかっており、完成された山城があったとみられている。整備、復元された角楼跡や城門跡を訪れることができ、西門は岡山市街や瀬戸内まで360度望むことができる抜群の眺望。
鬼ノ城には、吉備津彦命に退治された百済の王子「温羅」が住んでいたとされ、温羅(鬼)伝説発祥の地でもある。城壁を巡るウオーキングコースも用意されているので、周辺の「鬼の差し上げ岩」「鬼の餅つき岩」など、鬼にまつわる名前がつけられた奇岩や巨石を巡るトレッキングも楽しめる。