灘五郷の酒造である櫻正宗の八代目当主・山邑太左衛門の別邸として、1924年に建てられた近代建築。1947年から淀川製鋼所が所有し、現在は「ヨドコウ迎賓館」として一般公開されている。
設計したのは、20世紀を代表する近代建築の巨匠であり、主要作品が世界遺産にも登録されている、アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライト。日本では「帝国ホテル」の設計で知られるが、現在も建築当初の姿をとどめているライトの住宅建築日本ではこのヨドコウ迎賓館のみ。1974年には、大正時代以降に建てられた鉄筋コンクリート造の住宅建築で初めて、国指定重要文化財となった。
芦屋市街を見下ろす高台に建てられ、幾何学的な彫刻や複雑な木組み装飾、飾り銅板など、自然との融和を目指したライトの建築思想を随所に感じることができる。20世紀前半に阪神エリアで花開いた、いわゆる“阪神間モダニズム”文化の象徴的作品である。
ポイント
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近代建築の巨匠・フランク・ロイド・ライトの設計。
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阪神間モダニズムの代表的建築。
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鉄筋コンクリート造の住宅建築では初の国指定重要文化財。
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ライトの思想を体現した建築スタイル。
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ライトの建築ならではの幾何学的装飾デザイン。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- ヨドコウ迎賓館
- 郵便番号
- 659-0096
- 住所
- 兵庫県芦屋市山手町3-10
- 電話
- 0797-38-1720
- 開館日
- 水、土、日曜、祝日
- 開館時間
- 10:00~16:00(入館は15:30まで)
- 入館料
- 大人 500円、小・中・高校生200円
- アクセス
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1) 阪急「芦屋川」駅から徒歩10分
2) JR「芦屋」駅から徒歩15分 - クレジットカード
- 使用不可
- 公式サイト
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