ちりめん街道

公式情報 掲載施設による公式確認を経た情報です。

ちりめん街道

どこか懐かしさを感じる町には丹後ちりめんを織る音が今も響く。

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正絹(しょうけん)といえば必ずその名があがる丹後ちりめん。
和装絹織物の大生産地として、ちりめん街道も繁栄を謳歌していた。江戸時代から明治、大正、昭和初期に建築された、主屋や土蔵、縮緬工場などがそのまま残っており、町そのものがひとつのオープンエアミュージアムといってもいい雰囲気。

代々ちりめん問屋を営み、丹後の政財界にも大きく関わった旧尾藤家住宅は一般公開されており、往時の豊かな暮らしぶりを今に伝えている。昔に比べて数は減ってはいるものの、今もなお縮緬工場では織物の生産が続いており、見学ができるところもある。

昭和4(1929)年に建てられたモダンな旧加悦町役場庁舎は、令和元(2019)年、建築から初めて大規模な修理がなされ、2階の旧議場も復原され建築当初の雰囲気がよみがえった。建物には与謝野町観光協会が入っており、コースターの手織りや組み紐といった体験もできる。各縮緬工場(ちりめん工房)をめぐる見学ツアーや、丹後ちりめんの着付け体験の予約もここで行う。

ポイント

  • 日本遺産にもなっているフォトジェニックな町並み。
  • ガイドツアーに参加すればちりめん工房への訪問もできる(要予約)。
  • 近代の和風、洋風建築が地方に導入されていった歴史を感じることができる旧尾藤家住宅。
  • 昭和初期の建築技術を見ることができる旧加悦町役場庁舎。

写真

  • ちりめん街道内の杉本家住宅前には「縮緬発祥之地」の石碑がある

    ちりめん街道内の杉本家住宅前には「縮緬発祥之地」の石碑がある

  • 屋内の見学ができる旧尾藤家住宅

    屋内の見学ができる旧尾藤家住宅

  • 旧尾藤家住宅では、季節展や企画展を楽しむこともできる

    旧尾藤家住宅では、季節展や企画展を楽しむこともできる

  • 敵の侵入を防ぐため街道がLの字型に折れ曲がっている。城下町であった名残りだ

    敵の侵入を防ぐため街道がLの字型に折れ曲がっている。城下町であった名残りだ

  • 天神山から眺めた冬のちりめん街道

    天神山から眺めた冬のちりめん街道

  • 与謝野町観光協会で申し込めばガイドと一緒にちりめん街道を歩くこともできる

    与謝野町観光協会で申し込めばガイドと一緒にちりめん街道を歩くこともできる

口コミ

基本情報

日本語名称
ちりめん街道
郵便番号
629-2403
住所
京都府与謝郡与謝野町加悦
電話
0772-43-0155(与謝野町観光協会)
営業時間
入館・見学は自由(与謝野町観光協会は9:00~17:00)
※ちりめん工房ツアーは予約制(2人以上から催行)。出発は9:30~または13:00~。プランは3つあり、1社の場合5,000円/人、2社の場合6,000円/人、5社の場合12,000円/人
アクセス
1) 京都丹後鉄道「与謝野」駅から丹後海陸交通バス30番または32番で所要約20分、「ちりめん街道」または「加悦庁舎」下車
2) JR福知山線「福知山」駅から丹後海陸交通バス32番(1日3便)で所要約1時間、「ちりめん街道」または「加悦庁舎」下車
公式サイト
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