葉山町(はやままち)

三浦半島の西部、相模湾に面した丘陵の町。晴れた日には伊豆半島や富士山までを望める絶景の地だ。海岸線は南北4kmにわたって美しい渚と岩礁が交互に連なる「葉山海岸」で、夏には海水浴場として賑わう。また、「日本ヨット発祥の地」として多くの大会が開催される。

一方、内陸部には棚田もあり、古き良き里山の風景の中で、稲作や特産の「葉山野菜」作り、希少なブランド牛「葉山牛」の肥育が行われている。

古くから別荘地として知られ、海岸には明治27年（1894年）から続く皇族がご静養される「葉山御用邸」があり、各界著名人の自宅や別荘も数多い。源頼朝創建の神社「森戸神社」や、大正３年建造の旧東伏見宮葉山別邸の洋館「イエズス孝女会修道院旧館」など、古代から近代までの歴史遺産も豊かで、芸術の発信基地「神奈川県立近代美術館葉山館」もある。近年はグルメの町として人気。クオリティの高いレストラン、スイーツ店やパン屋が多いことで注目されている。