富山県南西端、5つの谷間に点在する40の小さな集落からなる五箇山。険しい山々に囲まれ、冬には2mを超える雪が降り積もる。そんな豪雪地帯ならではの建築様式、急勾配の茅葺・切妻屋根が特徴の合掌造り家屋が今も多く残っている。
なかでも村上家は、約350年前に建てられた、五箇山で最も古い合掌家屋のひとつで、国の重要文化財に指定されている。当時の建築様式がそのまま残されており、屋内外を巡って独特の建築構造を見学することができる。また、昔ながらの囲炉裏を囲んで五箇山の暮らしや民俗文化について当主からお話を聞ける。
事前予約すれば、この地に伝わる古代民謡「こきりこ踊り」も鑑賞できる。「こきりこ」とは小さく切った小竹のことで、横笛、太鼓などとともにこの竹を打ち鳴らしながら唄うことから名付けられた。田楽の流れを汲む日本最古の民謡ともいわれ、直垂衣装で踊る優雅な踊りには平安・鎌倉・室町時代の雅な雰囲気が漂う。
ポイント
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約350年前の貴重な合掌造りの内部を見学できる。
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事前予約で古代民謡「こきりこ」を鑑賞できる。
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囲炉裏を囲みながら五箇山の暮らしや文化を学べる。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 国定指定重要文化財 村上家
- 郵便番号
- 939-1914
- 住所
- 富山県南砺市上梨742
- 電話番号
- 0763-66-2711
- 定休日
- 火・水曜、12/15~2月末
- 営業時間
- 9:00~16:00(入館は15:40まで、季節により時間変更あり)
- 料金
- 高校生以上300円、小中学生150円
- アクセス
- JR「新高岡」駅または「城端」駅から世界遺産バスで「上梨」下車、徒歩すぐ
- クレジットカード
- 使用不可
- 公式サイト
- 公式サイト