713年の創建とされる、海童神(わだつみのかみ)を祀った八代海に臨む神社。海童神を乗せた巨大なエイが山を乗り越えようと上がってきたが果たせず、ここに鎮座したという神社創建の言い伝えがある。そのエイの尾のとげの部分に神社が位置するため、とげを剣に見立てて「剱神社」といわれている。
潮が満ちると海中に立つ神秘的な鳥居(干潮時は歩いて行ける)と、珍しいエイの絵馬を奉納することで知られる。また胃腸病にご利益があるということから、村社ながら多くの参拝者を集めている。
さらに、ある期間のみ真夜中の沖合いに現れるという不思議な光の列「不知火」の出現時期に合わせて八朔祭(旧暦8月1日)が行われ、境内は多くの信者や見物客で夜通しにぎわう。ただし「不知火」が見られるのは気象・海洋の好条件が重なったときのみなので、近年は干拓や電灯などで空が明るくなったせいで、よりレアな現象になっているようだ。
ポイント
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海の中に立つ鳥居がフォトジェニック
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八朔の日には、近くの松合新港で「不知火海の火まつり」が開催される。
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旧暦8月1日前後は不知火海(有明海)沖合に蜃気楼「不知火」が見られるかも。
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干潮時は神の使いとされる、エイの形をした折り紙に願いを込め、海中鳥居前にお供えもできる。※紙は純植物性の無公害のエコペーパーを使用しています。
写真
口コミ
基本情報
- 日本語名称
- 永尾剱神社
- 郵便番号
- 869-3471
- 住所
- 熊本県宇城市不知火町永尾
- 電話
- 0964-32-1111(宇城市商工観光課)
- 営業時間
- 参拝自由
- アクセス
- JR「松橋」駅からタクシーで10分
- 公式サイト
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