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【クアパーク長湯完全ガイド】大分空港から車で90分!世界に注目される秘境の温泉施設
「クアオルト」という言葉を聞いたことがあるだろうか。 クアオルトとは、厳格な基準を満たしたドイツの温泉療養地のことで、ドイツでは医療の一環として社会保険制度に組み込まれている。 クアオルトを日本で唯一体験できるのが、大分県竹田市にある温泉療養複合施設「クアパーク長湯」だ。
長湯温泉の名を知らしめているのは、何といってもその炭酸泉。源泉に含まれる炭酸ガス濃度、湧出量、温度を総合して「日本一の炭酸泉」と評されている。
泉質は炭酸水素塩泉と単純二酸化炭素泉の二系統で、炭酸ガスを多く含むため入浴すると肌に気泡が纏わり付く。炭酸ガスは毛細血管を拡張し血液の循環をよくするという性質があり、神経痛や筋肉痛、疲労回復などさまざまな症状に効能がある。また「飲んで効き、長湯して利く長湯のお湯は、心臓胃腸に血の薬」と古くから歌われたように、飲泉にも効能が認められている。
くじゅう連山の麓に位置し、すがすがしい空気にみちあふれている
温泉宿が並ぶ芹川の河原に湧くガニ湯は無料で開放されている
夜のガニ湯は星空を見ながら楽しめる
建築家・藤森照信氏による設計のラムネ温泉館。世界屈指の高濃度炭酸泉が湧く
ドイツとの国際交流によって整備された無料の飲泉場、コロナダ(KOLONADA)