照国神社

鹿児島を代表する氏神様として市民に親しまれている神社。日本の近代化の礎となった「集成館事業」を推進した島津家28代、薩摩藩第11代藩主島津斉彬を祀る。元治元（1864）年に創建され、明治10 (1877)年に発生した西南戦争や太平洋戦争末期の空襲により焼失し、再建・拡張された。

毎年7/15、7/16に開催されるにぎやかな夏祭り「六月燈」が行われることでも知られる照国神社。この六月燈の始まりは、島津家初代の忠久、中興の祖である29代忠良、薩摩の英主と謳われた15代貴久の命日が旧暦の6月（現在の7月）だったため、それぞれの菩提寺や檀家が慰霊のための灯籠を掲げたのが始まり。祭りの期間中は、境内へと続く階段や境内に100を超える灯籠が灯され、いけばな展、打ち上げ花火、奉納演芸などの行事が催される。

「照国神社の熊手」はアニメ『妖怪ウォッチ』のオープニングテーマ曲で歌われたことで話題になった。