鹿児島天文館周辺

鹿児島最大の繁華街で、天文館本通のアーケード街を中心に広がる。雨の日や桜島の降灰がある日でもアーケードが守ってくれ、快適に買い物や散策ができるのがうれしい。鹿児島みやげのさつま揚げやかるかん、しろくまや芋焼酎と鹿児島グルメがなんでも揃い、鹿児島散策には欠かせないエリアだ。

アーケードは天文館通電停を中心に南北に通り、市電が通る電車通り北側周辺はデパートやショップ、南側は飲食店が多く、特に千日・山之口は居酒屋やバーなどが並び、夜ににぎわいを見せる。

天文館の名前はヨーロッパ文明を取り入れた、25代島津重豪が1779年に天文観測や暦の作成などを行う施設「明時館(別名天文館)」をここに建てたことに由来し、天文館本通の一角にその石碑がある。ここで作成された暦はさつま暦と呼ばれ、適時適作により農産物の増産をはかるものだった。