JR小倉駅から歩いて10分ほどの場所にある、北九州市民の台所「旦過市場」。「昭和」の時代にタイムスリップしたような、どことなく懐かしい雰囲気が漂う。
全長180mの通りを中心に、鮮魚や野菜はもちろん、惣菜や加工品の店など、約120店舗が軒を連ね、小倉名物として有名な「ぬかだき」の店も。「ぬかだき」とは、煮汁にぬか床を入れてイワシやサバを甘辛く炊いた(煮た)小倉の郷土料理。代々受け継いできた百年床が自慢の店などもあるので、チェックしてみよう。
また、通りの中ほどにある「大學堂」は、北九州市立大学の学生が中心となって運営するカフェスペース。ここでは、ほかほかのごはんだけをよそった「大學丼」を販売していて、それを持って市場内の好きな店で刺身や肉やぬかだきなどの好きな具材を購入してトッピングするというユニークなシステムがある。もちろん作った丼は、「大學堂」内で食べられる。
市場内には、ビール、ワイン、日本酒など、全国から厳選した醸造酒を楽しめ、店内にもビール醸造施設を持つ珍しいカフェ&バルも人気を集めている。
ポイント
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懐かしい雰囲気の市場。
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生鮮食品だけでなく、おみやげも見つかる。
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その場で市場の味を楽しめるユニークなシステムも。
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地元の人たちとの交流が楽しめる。