【埼玉旅行ガイド】東京から日帰りで奥深い自然と歴史文化を堪能!
歴史情緒漂う街並み、奥深い自然、伝統文化・工芸など、多彩な魅力を持つ「埼玉」。 東京から1時間でアクセスできるため、日帰り旅行先に選ばれることも多い。 せっかく埼玉に訪れるなら、その多彩な魅力を満喫できる旅行プランを立ててほしい。 この記事では埼玉へ旅行予定の方に役立つ情報とモデルコースをご紹介。 記事を参考にすれば、埼玉を遊び尽くせるだろう。
江戸時代末期の文政10(1827)年創業。秩父三十四カ所札所巡り4番金昌寺の近くにあり、お遍路を癒やす門前宿として古くから営業している。
現在も創業からの建物を使用しており、黒光りする梁や手すりに民芸の趣を感じ取ることができる。昔ながらの風情を失わないよう、あえてエレベーターは設置していない。磨き込まれた鶯張りの廊下はミシミシと音をたて、ときおり別客の話し声も聞こえるが、その古き良き遍路宿の雰囲気が現代人の心をほっとさせる。
秩父七湯の御代の湯として9代にわたり大切に守られてきた温泉は、ph9.5のアルカリ硫黄泉。まるで美容液に浸かっているかのようななめらかなお湯で、赤ちゃんの初温泉浴にもおすすめ。泉質のよさに定評があり、リピーターも多い。
客室はすべて和室で、露天風呂付き(1階)、バス・トイレ掘りごたつ付き12畳(2階)、トイレ・洗面共同8畳(2階)の3種類。文政十年より残るトイレ・洗面共同の8畳の部屋は、宿の歴史を感じられ旅好きにおすすめの客室だが、防音設備がないので、おしゃべりを楽しみたい場合やプライベート感を重視する人は1階の露天風呂付き客室を選ぶといいだろう。
料理は秩父の特産品を交えた、心のこもった山のごちそう。朝食後の鉱泉水で入れたまろやかなコーヒーもおいしい。