東天王 岡﨑神社

延暦13年（794）、桓武天皇が長岡京から平安京へ都を遷される際に、王城鎮護のため平安京の四方角に建てた社のひとつ。陽が上る東の方角（卯の方位）に鎮座することにより“東天王”と称される。

御祭神は素戔嗚尊（すさのおのみこと）と奇稲田姫命（くしいなだひめのみこと）と、三男五女八柱の御子神。御祭神はたくさんの御子神をもうけたことにより、子授けの神様として知られる。また、古来より境内や地域一帯が野兎の生息地だったことから、御祭神の使いとされているうさぎも多産の象徴。安産の神、子授けや子宝の神、縁結びの神として、古くより厚い信仰を集めている。

境内には、拝殿の前にある狛犬ならぬ“狛うさぎ”や、縁を招く“招きうさぎ”など、うさぎモチーフがたくさん。手水舎には、水をかけて祈願しながらおなかをさすると子宝に恵まれ安産になるとされる“子授けうさぎ”も。コロンと丸いフォルムが愛らしいうさぎみくじもぜひ。