活版工房 丹

奈良の印刷・デザイン会社、実業印刷株式会社が営む活版印刷工房。同社が創業時からノウハウを積み重ねてきた活版印刷の技術。その匠のワザを改めて復活させると共に、デジタルに囲まれた現代だからこそ新鮮な紙製品作りへの温かな思いを感じられる一軒だ。

店名の「丹」は、赤土の古語であり、水銀の錆の色のこと。日本の中心であった古代の奈良において、その価値を象徴する色でもあることから店名に掲げたとか。

ショップでは、正倉院に伝わる宝物『麟鹿草木夾纈屏風』の絵葉書やメッセージカードなど、この地ならではの図案を用いたペーパーアイテムが購入できる。どれも活版印刷独特の味わい深いディティールで、ぜひ手に取って確かめてほしいものばかり。他にも、活字ブロックを集めたペーパーウェイトといった、印刷工房ならではのアイテムと出合うことができる。