
琉球王国の歴史と文化を感じる世界遺産・首里城の観光ガイド
世界文化遺産に登録されている、沖縄のシンボル「首里城」。 沖縄観光なら観光プランに必ず入るほど、人気の観光スポットでもある。 美しい建造物を眺めるだけでも楽しいが、歴史的背景をしっかり理解しておくことで、「首里城」をより楽しめるようになる。 この記事では「首里城」を満喫するために、知っておきたい情報と見どころ、琉球王国の歴史・文化が残る周辺観光スポットをご紹介。 琉球王国の歴史や雰囲気を、思う存分楽しもう。
写真提供:那覇市文化財課
琉球王国第二尚氏王統、第15代尚温王代の1799年に完成した、琉球王家最大の別邸。王族の保養をはじめ、中国皇帝の使者である冊封使の接待などに利用された。
1941年、国の名勝に指定されたが、第二次世界大戦末期の沖縄戦で壊滅的に被災。戦後の復興を経て1976年に国の名勝に再指定され、2000年には国の特別名勝の指定を受けた。また同年、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。
日本庭園の様式である池泉回遊式を取り入れた庭園は、心の文字を崩した形の心字池を中心に構成され、御殿、六角堂、勧耕台などの建物や琉球石灰岩の石橋、碑文等を配置。琉球独自の意匠と、日本や中国の文化を巧みに織り交ぜた庭園様式は、海洋貿易国家として繫栄した琉球王国ならではのものだ。往時の王国に思いを馳せ、国王の気分でゆったりと散策を楽しみたい。
琉球王国の迎賓館的役割を果たした美しい庭園 写真提供:那覇市文化財課
池に浮かぶ小島に建てられた六角堂。中国の建築様式が見てとれる 写真提供:那覇市文化財課
王国時代の高位者が暮らした住居の建築様式が用いられ、15の部屋からなる御殿 写真提供:那覇市文化財課
亜熱帯の植物と琉球石灰岩の石畳が南国の風情を醸し出す 写真提供:那覇市文化財課
今なお清冽な水を湛える井戸、育徳泉。立派な石組が印象的 写真提供:那覇市文化財課
欣賞著日中建築的美景,已經被列入為世界文化遺產。