十和田八幡平国立公園

青森県、岩手県、秋田県の3県の山岳地帯にまたがって広がる雄大な国立公園。有名な景勝地・奥入瀬渓流や十和田湖、八甲田山などから成る十和田・八甲田エリアと、岩手山や秋田駒ヶ岳などが含まれる八幡平エリアと、大きく2つのエリアから構成されている。

十和田・八甲田エリアには、清らかな渓流沿いの散策が気軽に楽しめる奥入瀬渓流や、神秘的な表情に目を奪われる日本唯一の二重カルデラ湖である十和田湖、樹氷の美しさで知られる八甲田山など、日本屈指の景勝地が集まる。

八幡平エリアは日本でも有数の火山地域。岩手と秋田をまたがるように走る雪の回廊アスピーテラインが有名で、ドライブウェイが通行可能になる4月下旬から5月中旬まで、高いところでは約8ｍにもおよぶ雪の壁が鑑賞可能。南部富士とも呼ばれ、地域の人びとや全国の登山ファンに愛される岩手山や、標高1,637mの活火山、秋田駒ヶ岳に群生する希少な高山植物も見どころのひとつ。

両エリアとも、春の新緑や初夏のお花畑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の素晴らしい景観が広がり、どの季節に訪れても新しい感動に出合える。火山の恵みである多彩な温泉も魅力。