沖縄市音楽資料館おんがく村

沖縄で独自に発展した、民謡やジャズ、ロック、フォークなどの沖縄の音楽にまつわる資料を所蔵する資料館。コザゲート通りから内に入った通りの商店街「一番街」にある。

館内では、今では入手困難なレコード盤や音楽イベントのパンフレット、写真などを展示しており、視聴できる音源はなんと約3,000曲。沖縄の音楽は、独自の音階や言葉、時代背景が盛り込まれ進化したと言われている。

また、アメリカ人客で賑わう戦後沖縄市でジャズバンドの需要が高まり、その後ロックが流行、ベトナム戦争時代にはアメリカ人を相手に演奏するロックバンドが多数現れた。戦後の動乱期を生き抜くためにコザではアメリカ文化を受け入れつつ、沖縄独自の文化を大切に守り抜いてきたのだ。

資料館は、貴重な文化資源を活用して地域を盛り上げることを目的に、2014年にオープン。沖縄市だけでなく沖縄県全域の沖縄音楽の資料を保存しており、タブレット端末で資料を検索・閲覧できる。おんがく村スタッフから沖縄音楽の歴史にまつわる解説を聞くこともできる。