島の人々と触れ合い、心が豊かになる島時間。 ゆめしま海道の島々と生口島をアクティブに巡る2泊3日の旅
広島と愛媛のほぼ中央、しまなみ海道の東側にある上島町は、瀬戸内海に浮かぶ25の離島が集まった町だ。船でしか訪れることができないため、ゆったりした島時間が流れ、島の人々は素朴で温かい。そんな雰囲気に惹かれて、日本はもちろん海外から移住した人もいるという。
大将の砂川温尋さんは大阪の料亭 (伝統的な日本式レストラン) で修行し、料理がおいしいと評判の岩城島の民宿。宿には居酒屋が併設し、島の人々も砂川さんの料理をよく食べに来るという。
店内には魚が泳ぐ大きな水槽を備え、島の漁師が釣ったとびきり新鮮な魚介を楽しめる。岩城島特産の香り高い「青いレモン」で、味わいの良さをさらに引き立てている。島には魚介以外にも、レモンポークや地鶏、野菜などおいしい食材がたくさんあり、魚や刺身が苦手な人も事前に相談すれば変更できる。
夕食は部屋でゆっくり食べても、日本のローカルな雰囲気を味わえる居酒屋で食べてもいい。
部屋はベッドを備えた洋室と布団で寝る和室が計8室。和モダンのシンプルな雰囲気で、2021年春の改装で各部屋にトイレと洗面台が付いた。さらに最上階には、海を望む展望露天風呂があり、浴槽に浮かぶレモンが爽やかな香りを立てている。
体験型の民宿を目指し、海水浴やキャンプができる無人島の津波島へチャーター船も出向。BBQの食材なども用意してくれる。また、宿の遊魚船で釣りに行けば、船上で砂川さんが刺身を作ってくれる。